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カリタスジャパンでは、今年1月から「いのちを守るための緊急募金・援助」の取組を実施しました。募金いただいた皆様、ご協力いただいた各教区のカリタスジャパン教区担当者ならびに支援活動を行なう団体の関係者の方々に、厚く御礼申し上げます。
以下、7月末現在での募金・援助実績のまとめを行ないましたので、ご報告申し上げます。
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(1) 募金実績
* 集まった募金金額:
7月31 日現在 30,832,877 円
* 募金は、7月末にて受付を終了しました。
(2) 援助実績
* 援助実施した金額:
7月31 日現在 17,468,796 円
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* 援助実施内容:7月末現在で17 件の援助を実施。援助は今後も継続します。
(個々のプログラムの内容は、都度援助金交付先一覧のページで報告しております。)
(3) 総括
2008 年9月以降の経済危機の影響で、国内で約22 万人の非正規労働者が雇い止めや解雇の影響を受けていると言われています。カリタスジャパンに寄せられた援助申請書にも、仕事や住む所を失って、路上生活を余儀なくされる人が増え、各地の炊き出しに並ぶ人の数が急激に増えてきている現実が報告されています。また、派遣切りなどの影響は日本に住む外国人にも及んでおり、仕事を失って生活のための蓄えが無くなると、一気に生活困窮におちいってしまう実態が報告されています。こういった人たちのいのちを守るために各地で取組んだ支援活動に対して、カリタスジャパンから援助した案件は7月末現在で17
件(内6件は、主に外国人への支援活動)にのぼりました。今回の取組が単なるその場しのぎではなく、日本社会で周辺に追いやられている人々との連帯として、今後も深められていくよう、取組みを続けて参りたいと思います。 |
皆様からお送りいただいた「いのちを守るための緊急募金」を基に、全国から寄せられた援助申請に対して、5月13日現在で以下の援助実施を決定しましたのでご報告申し上げます。
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| [援助金支出決定実績] 単位:円 |
| 1 |
自立生活サポートセンター・もやい 東京 |
炊き出し・医療支援 |
1,000,000
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| 2 |
NPO越冬友の会 新潟 |
シェルターの家賃 |
305,500
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| 3 |
飯能土曜教会学校グループ
さいたま |
食事支援、医薬品代支援 |
900,000
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| 4 |
深谷教会信徒会 さいたま |
炊き出しの食材費 |
200,000
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| 5 |
栃木南ブロック・ブラジル人司牧グループ 栃木 |
食事支援 |
300,000
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| 6 |
日曜カレーパトロール 神奈川 |
炊き出し支援 |
346,059
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| 7 |
外国人医療相談会 群馬 |
医療支援(健康診断) |
200,000
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| 8 |
カトリック正義と平和仙台協議会 仙台 |
炊き出し支援 |
147,237
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| 9 |
カトリック東京国際センター 東京 |
外国人相談会 |
1,540,000
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| 10 |
市川ガンバの会 千葉 |
生活困窮者相談支援 |
1,500,000
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| 11 |
盛岡市ホームレスの冬を支える会 岩手 |
炊き出し支援 |
300,000
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| 12 |
路上脱出ガイド作成委員会 東京 |
ガイドブック作成 |
230,000
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| 13 |
和歌山ホームレス支援機構 和歌山 |
シェルター支援 |
2,000,000
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| 14 |
浜松教会ベタニアグループ 静岡 |
外国人子弟就学支援 |
1,500,000
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| 15 |
渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合
(のじれん)東京 |
野宿者支援 |
1,000,000
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合計 |
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11,468,796
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なお、いのちを守るための緊急募金、ならびに援助申請の受付は、7月末までを予定しています。 |
<表紙の写真>
和歌山ホームレス支援機構は、ホームレス状態にある人の自立に向けた支援を行なっています。ホームレスあるいは自立途上にある人で、結核にかかっている人の割合は高く、早期発見と治療が必要です。和歌山ホームレス支援機構は、同市の保健所と合同で定期的に結核検診を行なっています。 |
援助団体:飯能土曜教会学校グループ
援助金額:90万円
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| 埼玉県南西部には、南米からの移住者(主にペルー人)約300世帯が暮らしている。飯能土曜教会学校グループでは、この地域の外国人移住者が、08年からカトリック飯能教会を活動の拠点として、子ども達の教会学校、子ども達のスペイン語教室、スペイン語と日本語によるカウンセリングを行なってきている。月に2回、土曜日に約40名の子どもとその家族が参加している。 |
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昨年9月の世界同時不況以降、この地域の外国人にも深刻な影響が出てきた。近隣の自動車関連会社などで働く多くの移住労働者が、解雇または労働時間を短縮され、グループのメンバーやメンバーと交流のある移住労働者の家族が経済的困難に陥った。そこで、グループでは、お互い助け合って生活に困窮する家族を支援していこうと、12月から生活支援にも取組むことを決定した。活動は、影響を受けた家族を、主に「食」の面から支援する内容になっている。
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土曜学校やスペイン語ミサの後に炊き出しを行なったり、地元の農家・商店やボランティア団体から提供された食料を家庭に届けたり、食料を共同購入して各家庭の食料費を安くおさえる努力もしている。支援先は当初128家族だったが、3月には152家族にまで拡大した。年度末(3月末)には、さらに約20人が仕事を失うことがほぼ決まっているという。 |

*3月22日、大阪泉北教会の方々が、「いのちを守るための緊急募金」のために街頭募金を実施して下さいました。ご協力に感謝申しあげます。 |
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東京教区:越年食糧・医療支援(CJ:08-004)
援助団体:自立生活サポートセンター・もやい
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¥
1,000,000
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| 急激な経済危機の影響で、職を失ったり、住む所を追い出されたりする人が増えています。当該団体では、路上での生活を余儀なくされ生命の危険にさらされている人々が、安全に年末・年始をすごせるよう、食事の支援や医療サービスの提供を行ないました。カリタスジャパンはその経費の一部を緊急支援しました。 |
新潟教区:野宿者のためのシェルター支援(CJ:08-005)
援助団体:新潟NPO越冬友の会
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¥
305,500
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| 当該団体は、毎年新潟市内で野宿者に越冬のためのシェルター(緊急一時避難所)を提供しています。今年はシェルターを必要とする人の数が例年以上になることが予想されたため、シェルターの収容能力の増強を行ないました。カリタスジャパンはその為の資金を援助しました。 |
さいたま教区:職と家を失った困窮者のための緊急支援(CJ:08-007)
援助団体:カリタスさいたま
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¥
1,400,000
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| 経済危機の影響で生活に困窮する人々に対して、さいたま教区(埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県)でも各地で支援の活動が始まっています。カリタスさいたまは、教区内の活動団体に問合せを行ない、援助の必要性の検討を行いました。その結果以下の3つの活動団体への援助要請が、カリタスさいたまからカリタスジャパンに寄せられました。カリタスジャパンは、委員会で審査を行ない援助を決定しました。 |
| (1) 飯能土曜教会学校グループ(埼玉県) 食事支援、医療支援活動 |
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| (2) 深谷教会信徒会(埼玉県) 炊き出し支援活動 |
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| (3) 栃木南ブロック・ブラジル人司牧グループ(栃木県) 食事支援活動 |
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| 援助団体: |
NPO自立生活サポートセンター・もやい (東京) |
| 援助金額: |
100万円 |
経済危機の影響で、突然解雇され生活の糧や住む所を失う人が増えています。そういった人たちのために、年末・年始に上記団体が実施した、医療サービスと食事の提供活動に対して、カリタスジャパンは支援を行ないました。援助金は、医薬品、食材、テントの購入資金に活用されました。 |
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| ボランティアによる炊き出し準備風景 |
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宿泊用にテントも準備されました |

日本のカトリック教会の皆様へ
2008年の後半、アメリカのサブプライムローン問題に端を発した金融危機は、世界的な経済危機に発展してしまいました。日本でも自動車工場をはじめとする多くの工場や企業で経営状態の悪化による減産・事業縮小が進められ、従業員削減、特に大量の派遣労働者の派遣切りや期間労働者の雇い止めが、連日テレビや新聞で報じられるようになっています。今回の失業者は若い世代の人が多く、短期雇用で失業保険の対象にもならない場合もあり、非常に厳しい状況に陥ってしまう人が少なくありません。また、状況が日々、急激に悪化しているのも特徴的です。日本各地の野宿者の数は2008年秋以降、増加していますが、この事態は2009年に入りさらに深刻化すると予想されます。また日本の自死者は1998年3月以降、急増しましたが、それはまさに多くの企業が経営破たんした1997年度の年度末のことでした。今回の危機はそのとき以上ではないかと危惧されています。これらの現実はわたしたちキリスト信者にとっても決して他人事ではないはずです。
この緊急事態にあたり、日本カトリック司教協議会社会司教委員会は、多くの人がいのちの危機に直面しているということを訴え、今、特にその最悪の結果である「路上死」と「自死」を出さないためにわたしたちに何ができるか、教区・小教区・修道会・信徒の団体で考えていただきたくこのアピールを出すことにしました。
残念ながらいまだに失業者や路上生活者に対する差別偏見は根強く残っています。今回の派遣切りなどによる失業者の問題が顕在化する以前から、働きたくとも職がなく路上生活を余儀なくされていた人々を「怠け者の自己責任」として切り捨てる風潮がありました。しかし、野宿せざるを得なくなった状況はどちらも同じであり、合わせて支援しなければなりません。
去る12月、世界人権宣言発布60周年にあたって、日本の司教団は人権メッセージを発表しました。「(人権についての)今日の危機的局面を打開するためには、そのすべての要因を一つ一つ根気強く取り除いていく必要があります。そのためにわたしたちは、貧しく弱い立場に追いやられ、大切な人間関係を断たれてしまっている人々、人間らしい生活が損なわれ、あるいは妨げられている人々の側に立って、この世界を見ていかなければなりません。」との司教団の呼びかけに今こそ応えていきましょう。
すでに各地で、雇用停止となった外国人労働者への支援や、野宿を余儀なくされた人々のための炊き出し、夜回り、医療・法律相談活動など、また派遣切りによって仕事も住まいも失い、路頭に迷った人への緊急避難所提供等々の対応をしている方が大勢おられることを知っています。その働きに感謝するとともに、さらにより多くの方々がその活動に参加・協力されるよう願っています。
今回の事態は、わたしたちカトリック信者だけで解決できる事柄ではありません。本来、貧しい人々の最低限の生活を守る責任は政府や行政機関にあります。行政が本来対応すべきことを速やかに施策するように市民として求め、働きかけることは支援のひとつとなるでしょう。しかし同時に、行政の対応を待ちきれずに、各地でさまざまな市民団体がこの問題に対して取り組みを始めています。それらの団体と連携を取り、それらの団体に協力することも大切な働きです。また、どこに行けば相談でき、適切な支援が受けられるかという正確な情報をできるだけ得ておくことも役に立ちます。たとえば、自死に至る要因としての「うつ病」「経済的行き詰まり」「孤立」などの問題に対して、本当は対応できる機関や窓口があるのに、追い詰められた人にはなかなかそれが見えないからです。
カリタスジャパンとしては、今回の事態のために募金を行い、これらの支援活動を後押しする援助を予定しています。
どうかすべてのカトリック信者が、祈り、献金、活動など、どのような形であれ、いのちを守るための働きに参加してくださいますよう、切にお願い申し上げます。
2009年1月13日
日本カトリック司教協議会社会司教委員会
委員長 高見三明(長崎教区大司教)
副委員長・日本カトリック正義と平和協議会担当司教
松浦悟郎(大阪教区補佐司教)
日本カトリック難民移住移動者委員会委員長
谷 大二(さいたま教区司教)
カリタスジャパン責任司教 菊地 功(新潟教区司教)
カリタスジャパン担当司教 幸田和生(東京教区補佐司教)
日本カトリック部落差別人権委員会委員長
平賀徹夫(仙台教区司教)
ご参考までに各地で活動している支援団体とその他の情報をご紹介いたします。
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2009年1月13日 |
教区事務局長 各位殿
カリタスジャパン教区担当者 各位殿
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カリタスジャパン責任司教 菊地 功
担当司教 幸田和生 |
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2009年1月13日、日本カトリック司教協議会・社会司教委員会から、「2009いのちを守るための緊急アピール」が出されました。2008年後半からの急激な経済危機の影響で、日本でも多くの人が仕事や住む所を失い、これからさらに生活に困窮し生命の危機に追い込まれる人が増えてくることが予想されます。社会司教委員会は、このアピールをとおして、このような状況下での各教区・小教区・修道会・信徒の緊急の取組を呼びかけています。
カリタスジャパンでは、日本各地で行なわれるこれらの緊急の取組を後押しする援助を行ないます。つきましては、そのための募金を貴教区にて呼びかけていただきたくお願い申し上げます。
皆様からの募金によって実施される援助活動については詳細がまとまり次第、ホームページ、カリタスジャパンニュース等でお知らせしてまいります。
よろしく ご協力をお願い申し上げます。 |
振替票の通信欄に“いのちを守る緊急募金”とご明記ください。
郵便振替番号:00170-5-95979
加入者名:カリタスジャパン
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