カリタスジャパン公式サイト
 

 


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カリタスジャパン援助部会秘書 成井大介

 震災から半年が経とうとしています。被災地では避難所から仮設住宅への引っ越しが最終局面に入り、次々と避難所が閉じられていっています。私たちの活動の場も仮設住宅へと移りつつありますが、今回はこれまでの活動を振り返ってみたいと思います。

物資支援
 震災直後の、炊き出しを含む食糧支援、避難所でのお湯の提供、毛布、薬、生活用品の提供。各地から多くの支援物資をいただきました。刻々と変わるニーズに応えて支援を続けてきました。

泥かき
 個人宅や事務所、工場、公園、海辺、道路、側溝にたまったヘドロ、がれきの除去、壊れた家具の搬出、使える家具や食器の清掃作業。こうした作業は震災後一番最初に始められたものですが、地域によっては今も続けられています。

写真洗浄
 津波で汚れ、散らばってしまった写真をとりまとめ、洗浄し、展示し、持ち主が判明した場合には連絡。現在も釜石ではこの作業が続けられています。写真を被災地から取り寄せて、洗浄して送り返すボランティアをしてくださっている団体もあります。

学校、教育支援
 無料カフェや集会所での勉強会、学用品の提供、校舎改修工事の補助と、幅広い支援を通して子どもたちの教育環境を整えるお手伝いをしています。

地域の活性化
 夏祭り、縁日、炊き出しを通した仮設入居者と地域住民との交流。夏祭りは死者の鎮魂のために非常に大きな役割を果たします。その準備から地元の人々とともに取り組むことで、地域全体を元気にする手伝いをすることができます。

経済活動の復興
 かきの養殖施設復旧、仮設商店街設立。こうした経済活動の支援は、ただお金を出せばいいようなものではなく、その計画に何ヶ月もかけて参加することが重要です。
釜石での傾聴カフェ
釜石での傾聴カフェ

傾聴
 教会無料カフェや仮設集会所における出張無料カフェサービスによる憩いの場の提供、足湯、傾聴。津波は、家だけでなく、人が集うことができる場も破壊しました。人が出会い、語れる場はこれからますます重要になってきます。



ボランティアベースの運営
 ボランティアの生活、計画、振り返りの場の提供、近隣住民の憩いの場の提供。すべての活動が、ベースから始まります。地元信徒をはじめとする多くの方々の協力で成り立っています。
 その他、多くの活動を行ってきましたが、それらはすべて「地域に寄り添って生きる」ための手段です。こうした、地域に密着した復興への歩みは、多くの人々に支えられてはじめて実現します。まず誰よりも、被災者本人。被災教区で、震災後自らの仕事を後回しにしてこの活動のために奔走してきたスタッフ。そして、全世界から募金や寄せ書きなどを贈って下さる支援者。日本全国から集まってくるボランティア。様々な教区や修道会からの、または一般の長期スタッフ。海外のカリタス。挙げたらきりがありませんが、ここでは特に、シスターズリレーについて紹介したいと思います。

北仙台教会での炊き出しの様子
左から、司教・ベース長・シスター:米川ベース

 4月1日に第1陣が到着してから、9月6日現在まで、実に27グループのシスターたちが四つのベースに来て下さっています。一グループ約5人として、約135人の様々な修道会のシスターがベースに入って下さったことになります。シスターたちが担ってきたのは、ボランティアのためのボランティア。具体的には料理や掃除などですが、シスターがベースにいる、というそのことが、ベース全体の雰囲気を良いものにしています。はじめて足を踏み入れる教会にやってくるボランティアを笑顔で迎え、活動に出かけるときは笑顔で送り出し、つらい経験をしたボランティアの話に耳を傾けます。そんなシスターの存在は、「カリタスボランティアさん」全体のおおらかな雰囲気と、笑顔と、チームワークの精神を作ってきてくれています。
 これからの半年もまた、多くの人々とともに一歩一歩歩みを進めて行きたいと思います。



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1)募金状況 (8月23日現在)
556,783,828円

 東日本大震災に際してカリタスジャパンに寄せられた募金は、被災者全般を対象として幅広く実施される救援活動および長期にわたって行われる復興支援のために数年かけて活用されます。

2)仙台教区サポートセンター関連支出 (7月31日現在)
78,515,458円

 被災地での幅広い救援・復興支援活動を行う拠点として、仙台教区サポートセンターが3月16日仙台市に設置されました。カリタスジャパンからスタッフ2名が常駐しサポートセンターの事務局を担当しています。
 仙台教区サポートセンター関連支出には、仙台教区サポートセンターと4つのボランティアベース(塩竈市、石巻市、登米市、釜石市)の運営に関する費用、ならびにこれらの活動拠点が実施する救援・復興支援活動のための費用などが含まれます。

3))国内で行われる援助活動への支援 (8月29日現在)
68,267,507円

援助項目
地域
金額(円)
被災者救援活動
(炊き出し、救援物資など)
仙台、新潟(柏崎、長岡)
山形、南相馬など

10,800,560

町の復興支援活動 いわき、塩竈

29,968,451

心のケア活動 仙台、南三陸、札幌

5,473,756

被災した生徒・学生支援など 福島、郡山など
22,024,740


大阪聖母女学院の皆さんから
石巻市大川小学校の皆さんへ
卒業式前日に届いた桜のメッセージツリー
東日本大震災後には、募金、献金だけではなく、たくさんの想いを形にした品々がカリタスジャパンに届きました。
また支援先の皆さんからも、お礼の電話、メール、書状などが届いています。
紙面の関係上、全てを紹介できないことが残念ですが、カリタスジャパンブログにも紹介しておりますので、ご覧下さい。
http://caritasjapan.jugem.jp


中国四川大地震でカリタスジャパンが支援した子どもたちからの折り鶴

     


介護支援用ベッド
宮城県 気仙沼支援学校 西脇校長先生

 


サッカーゴール
宮城県 高浜小学校6年生14名の皆さん

東日本大震災から4ヶ月が過ぎ、1学期がもうすぐ終わろうとしています。おかげさまで、本校の児童生徒も落ち着いて学校生活を送ることができるようになってきました。6月18日には、約1ヶ月遅れで運動会を行なうことができ、児童生徒が元気に取り組む姿に、保護者の方も私たちも元気をもらうことができました。現在もまだ、避難所から登校している児童生徒もおり、これからまだまだ、この地域の復興はかかるかと思いますが、みんなで前を向いて歩んでいきたいと思います。ご支援やご声援をありがとうございました。   津波が来た日からサッカーができなくてすごくたいくつでした。約3ヶ月たってから、サッカーゴールが来たのですごくうれしかったです。休み時間にはサッカーをしています。カリタスジャパンのみなさん、ありがとうございました。
(村上くん)

カリタスジャパンのみなさん、高浜小学校にサッカーゴールを送って下さり、ありがとうございます。私はあまり使っていませんが、クラスの男子が使っています。男子は、サッカーゴールがなかったころ、教室で遊んでいたけど、今は外で元気にサッカーをしています。(阿部さん)


お礼状は、仙台市立六郷小学校、(社)塩釜市社会福祉協議会、(社)キングス・ガーデン宮城、会津若松市長の皆さんからも届いています。



2011年8月3


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地域に根ざすカリタスの活動

塩竈市浦戸諸島での養殖産業、気仙沼市での仮設商店街など、地域復興のプロジェクトへの支援が徐々に具現化しています。また、カトリック石巻教会より場所を提供していただいていた「石巻ベース」は教会近隣の建物へと移り、その活動をさらに幅広く展開していこうとしています。

浦戸諸島(塩竈市)
塩釜ベースは浦戸諸島での泥出しや住宅清掃のボランティアを通して、住民の方々との信頼関係を築き、地元の水産業復興プロジェクトへと動き出しています。8月に行われる夏祭り花火大会への支援も決定しました。

新石巻ベース
石巻ベースは石巻教会から徒歩10分ほどの所に位置する3階建てのビルに引っ越します。1階を総合窓口とコミュニティスペース、2階をボランティアの宿泊所、3階をスタッフ居室とし、近隣の人たちが自由に立ち寄れる、地域活性化の拠点を目指しています。
北仙台教会での炊き出しの様子
釜石教会で行われた、こころのケア講習会

こころのケア
釜石ベースでは、地域も巻き込んだ心のケア活動を進めています。ボランティアだけでなく、釜石市の市民に開かれたこころのケア講演会を実施しました。また、米川ベースは避難所での傾聴活動のほか、仮設住宅への「出張傾聴カフェ」を実施し、好評を得ています。



被災者救援募金にご協力をお願い致します!

■募金受付先■
郵便振替番号:00170-5-95979
加入者名:カリタスジャパン
※ 通信欄に「東北地方太平洋沖地震(または東日本大震災)」とご明記下さい。



 


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カリタスジャパン援助部会秘書 成井大介

被災地の現状
 震災から4カ月が経ち、被災地はずいぶんと様子が変わってきました。外から見て全く普通通りに見える塩釜でも、町中のがれきが撤去されてビルの3階以上だけがぽつぽつと残り、荒れ野のようになってしまった大槌でも、人々は懸命に現実と向かい合いながら生きています。未だに、個人宅泥かきの最初のステップである、ぬれた畳を搬出する作業を依頼してくる人。避難所から学校に通う子どもたち。仮設住宅に入った後、慣れない土地、知らない人と生きることがつらく、仮設に入る前に数カ月過ごした避難所に毎晩のように忍び込んで寝る高齢者。学校が終わり、ほとんどが更地となった町に転がっているコンクリートの塊に腰掛けて友達と話す中学生。皆、それぞれにこの時を生きています。私たちの展開する活動は、そうした人々と寄り添って歩いて行くことを様々な形で実践するものです。

浦戸諸島
 仙台教区サポートセンターが最初に立ち上げた活動拠点、塩釜ベースは、現在浦戸諸島で活動を展開しています。浦戸諸島は塩竃市に属し、塩釜の港から船で30分から1時間もあれば行くことのできる所にあります。日本三景の松島湾内にある美しい島ですが、今回の地震、津波でそこに住む人々は大きなダメージを受けました。
寒風沢(さぶさわ)島に到着したボランティア
寒風沢(さぶさわ)島に到着したボランティア

 まず何より、多くの家が津波により全壊、半壊の被害を受けました。離島での被災はすなわち、被災直後の物資の供給が他よりも非常に遅くなることを意味します。島民たちは自分たちで出かけていき、食糧や生活必需品を確保しなければなりませんでした。そして、道路や家は津波が持ってきたヘドロやがれきだらけとなりましたが、それらを片付けるボランティアがはじめて浦戸に入ったのは、震災から2カ月が経ってからでした。浦戸の人々は、21日間の期間を定め、その間は自分の家の片付けを一切行わず、必ずすべての世帯から人を出して道路の清掃を行うと決め、これを実施しました。高齢化が進んだ島において、こうした作業は困難を極めたと思われます。

桂島の牡蠣養殖業者
桂島の牡蠣養殖業者

 浦戸では牡蠣や海苔の養殖が盛んですが、これらの施設も流されました。養殖には様々な作業を行う時期があり、それを逃すと収穫が一年間何もないということになってしまうため、漁師の人々は養殖に必要な機器や備品を急いで手配しています。 ところで、地震の被害と違って、津波の被害はダメージを受けた家とそうでない家の違いが非常にはっきりしています。また、2階まで呑まれた家と1階だけ呑まれた家の違いも大きなものです。小さな島で全壊、半壊、無傷の世帯がともに復興の道を歩むというのは想像以上に難しいことで、微妙な心の狭間が生まれてしまいます。例えば、半壊世帯の人が全壊世帯の人の前で物資を受け取りにくいから我慢する、などという状況が生まれてきます。

復興に向けた取り組み
 仙台教区サポートセンターは震災から2カ月が経った頃塩釜市社協から連絡を受け、浦戸でのニーズ調査とボランティア活動の開始の依頼を受けました。それから、塩釜ベースは活動の軸足を浦戸諸島に移し、個人宅の泥出し清掃、がれきの撤去、側溝泥出し、地盤沈下による冠水を軽減するための土嚢作り、などのボランティア活動に取り組んできました。活動開始時は、「2カ月も経ってから、今更なんだ」という雰囲気が現地にはありましたが、それからの2カ月が経った今、「カリタスボランティア」は浦戸復興のパートナーとして地元の人々から認知され、ともに復興への道のりを歩んでいます。ボランティア活動を通した長期にわたる人々とのふれあいは、カリタスの方針である「寄り添いながら」の復興を実現しています。また、牡蠣の養殖に必要な備品を一緒に探したり、鎮魂のための夏祭りを企画したりと、地元に密着した活動を行っています。こうした地道なゆっくりとした「共に歩む」活動が、復興への近道だと信じ、これからの活動を続けていきたいと思います。

寒風沢島の道 桂島の民家
寒風沢島の道
桂島の民家


 
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カリタスジャパン援助部会秘書 成井大介

 まずはじめに、震災から3カ月が経った今も、日本のみならず世界の多くの国から毎日多くの方々から募金や支援の問い合わせ、祈り、応援を頂いていることに感謝申し上げます。こうした姿勢は、被災者への励ましになるとともに、行政や援助団体に対する良いプレッシャーになります。地震、津波、原発という3重の災害復興には、気の遠くなるような長い時間が必要になります。どうぞこれからも被災された方々をこころに留め続けて下さい。

地域に根ざした活動
 カリタスジャパンは引き続き仙台教区サポートセンター(仙台教区SC)に2名のスタッフを送り、援助活動をサポートしています。現在展開中の活動は、ボランティア活動を通した民家の泥出し、写真や位牌などの思い出の品の洗浄、避難所におけるお湯出し、救援ベースとしての教会や避難所における無料カフェ、物資の配布、引っ越し手伝い、傾聴、子どもとの交流など、多岐にわたります。こうした活動は、例えば泥出しが生活環境の改善に、無料カフェが被災地域の住民が安心して集える場の提供になるわけですが、それと同時に、地域の住民、また地元社会福祉協議会(社協)との信頼関係を作ってきています。
北仙台教会での炊き出しの様子
現地へと向かうカリタスボランティアチーム

 6月7日現在で、仙台教区SCを通して現地に送られたボランティアは1165名となりました。釜石、石巻、塩釜、南三陸で、毎日10名から25名の、腕にカリタスの腕章をつけたボランティアをずっと派遣し続けてきたことで、地域の人々からは「カリタスさんおはよう。今日はどこへ行くの?」と声をかけられ、社協からは、新たな地域で活動を始めるためのニーズ調査などを依頼されるようになりました。「援助活動」というと、支援する側とされる側がはっきり分かれていて、支援する側が一方的に助けてあげるというようなイメージがあります。しかし人を助けるという営みは、そもそも自立のために行われるものであり、自立は本人しかできません。本人が自立するプロセスに、支援者が寄り添うのです。そのためには、当たり前のことですが、地域の人々や、地域の社会との信頼関係が必ず必要になります。ボランティアの方々がよく話してくれるのですが、「泥出しに行ったらお茶を入れてくれた」「逆に心配され、励まされた」という経験をするそうです。それでボランティアは、「ああそうか、これは自分が何かをしてあげるということではなくて、一緒に生きていくということなのだ」と気づくのです。そうして、実に多くのボランティアがリピーターとして何度も来るようになり、「この街の復興を最後まで見守りたい」と言うようになるのです。ぜひこれからも、しっかりと地域に根ざした取り組みを人々との信頼関係のうちに続けていきたいと思います。

泥出しという作業

北仙台教会での炊き出しの様子
畳を取り除いた後の泥出し

 これまで、ボランティアの人々が一番長く行ってきた作業が「泥出し」です。津波が押し寄せた民家や小さな事務所、お店などにたまったヘドロやがれきをかき出す作業ですが、これは相当体力と、時間と、気力が必要になる作業です。まず、安全確認が必要です。柱がしっかりとしているか、天井が落ちてこないか、床板が腐っていないかどうかなど、しっかりと確認しなければなりません。そして、ヘドロを出すとともに畳を捨てます。水を吸っているので、ものすごく重くなっています。使えなくなった家具も捨てます。水をまいて、きれいに泥を出していきます。床下にたまったヘドロもかき出さなければなりません。床板をはがし、格子状に張り巡らされた角材の間にシャベルを入れての作業です。場合によっては、床下に潜って作業します。そうした作業をすべて終えてから、石灰をまいて消毒し、乾燥させ、また床板を張り、畳を入れ、家具を入れていくのです。こうした一連の作業を終えて人が住めるようになるためには時間がかかります。すべてが終わると、食器や写真、位牌などを洗ったりします。こうした作業を5人から10人のチームで、一軒一軒行っていくのです。
 作業は家主さんの立ち会いのもと行われます。ある方は津波をかぶった自宅の2階に住んでおられます。別の方は、避難所に避難しておられて、ボランティアが来るときに合わせて来られます。ご高齢の方が多く、体が弱い方もいらっしゃいます。ひょっとしたら、ご家族や友人を亡くされているかも知れません。
 泥出しという肉体労働はまた、家主の方との精神的な交わりの場となります。例えば、ヘドロに浸かってどう見ても使えないほど傷んでしまったちゃぶ台や箪笥を捨てるのにも、家主さんに相談します。ひょっとするとそれは、そのおばあさんが嫁入り道具で持ってきたものかも知れません。

北仙台教会での炊き出しの様子
床下の泥出し

使えなくても、そこにあるだけで心の支えになるものかも知れないのです。一つ一つの作業を、家主さんがどのような思いでいるのかを気遣いながら進めていきます。そうした中で、家主さんもまたボランティアを気遣って下さり、この作業は単に泥を出すだけでなく、何か大切なもの(それは家であり、思い出であり、生活そのものです)を一緒にきれいにしていくようなものになっていくのです。きっと、多くのボランティアが「また来よう」と考えるのは、こうしたふれあいを通して被災者と多くのものを共有するようになるからではないでしょうか。

こころのケアという取り組み
 地震や津波、またはそれによって引き起こされる家族や親しい人の喪失という経験は、こころに深い傷を残します。こうした傷は、被災地のただ中で必死になって生活を取り戻そうとしているときにはあまり目立って表に出てきませんが、むしろ仮設住宅やアパートに入ってから、突然喪失感や孤独感に襲われ、トラウマとなって現れてくることが多いと言われています。こうした心の動きは、誰よりも本人自身が理解できず、どうしていいのかわからないまま孤立感を深めたりします。また、例えば、子どもが地震ごっこをするようになったがどのように対応すればいいのか分からないなど、親として悩むことも増えます。
 釜石教会は今回の震災において、仙台教区の中で、唯一床上まで津波が到達した教会です。それはつまり、教会が被災地のまっただ中にあるということで、近隣住民の方々も床上浸水で、2階での生活や避難所生活を余儀なくされたということです。そんな中、仙台教区SCは釜石教会信徒の皆さんと協力して教会を活動拠点(ベース)とし、ボランティア活動を続けてきました。近隣のがれき撤去や民家の泥出しに加えて、教会のホールを物資配給所とし、援助物資を配ってきました。
釜石のような被災地に行って感じるのは、生活に必要な物がないということだけでなく、落ち着いて人と話をする場がないということです。レストランも、喫茶店も、スーパーもすべて閉まっており、道はがれきであふれています。そんな中、釜石教会の物資配給所は自然に近隣の人々が集い、物資を得るだけでなく、話をする場になりました。それで釜石ベースは物資配給所の一部を無料喫茶スペースとし、現在では一日50人から60人が利用するほどになりました。
 人が集まってくると、そこには自然にコミュニティーができあがります。例えば、ある方は、自宅で余っている食料を持ち寄るようになります。若いお母さんたちは子どもを連れてくるようになり、ボランティアが一緒に遊んだり、宿題をしたりするようになります。こうした共同体的な雰囲気の中で、人々は震災で自分が感じたことなどを言葉にしてはき出すことができるようになるのです。
こころにため込んでいる思いをはき出すことそのものがこころのケアになりますが、やはり、しっかりと話を聞いてくれる人が必要です。釜石ベースでは、スピリチュアルケアの専門家や、シスター、ボランティアが傾聴を行っています。すでに書いたとおり、こころの問題はこれからの時期、ますます深刻になっていくと思われますが、私たちはこれからもしっかりと地元に根ざし、コミュニティーを形成し、長く人々に寄り添って歩んでいきたいと考えています。

子どもと遊ぶボランティア
無料カフェでの一コマ


 
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2011年5月26


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現地でのボランティアがまだまだ必要です

震災から2カ月半が経ち、現地では津波で甚大な被害を受けた地域を除き、電気、水道、ガスなどのライフラインは概ね復旧し、仮設住宅への入居が始まっているところもあります。しかし現地ではまだまだボランティアを必要としています。
仙台教区サポートセンターのボランティアにも、これまで本当に多くの方が参加くださいました。一度ボランティアをされた方が、次回からはお友だちを連れて何度も来てくださることも多く、ピークを過ぎてからの、懸念していたボランティアの「激減」は免れましたが、ボランティアさんの数が被災地のニーズに追いついていないのが現状です。引き続き、ボランティア活動への参加や呼びかけにご協力いただければ幸いです。
北仙台教会での炊き出しの様子
傾聴カフェに立ち寄る地域の方々(釜石ベース)

各ベースの活動状況
【塩釜ベース】浦戸諸島(松島湾内)での被害状況調査と活動を依頼され、早速泥出しや住宅の清掃が始まりました。塩釜ベースからは毎日10人ほどのボランティアが船に乗って島へ向かい、住民の方々のお手伝いをしています。調査が入った段階では、現場はほとんど手つかずで、ひどい状態だったといいます。
【石巻ベース】引き続き、避難所の外でお湯だしサービスを行っています。お湯をもらいに外に出た時、ボランティアさんと話をするのも、避難者の方々の一つの息抜きになっているようです。
【釜石ベース】物資倉庫スペースを開放し、近所の方々に自由に必要なものを持ち帰っていただいています。また、同じ室内にお茶飲みスペース(傾聴カフェ)を設け、気軽に立ち寄っておしゃべりできる場を提供しています。「静かなところに来られてほっとする」と好評です。
【米川ベース】南三陸の避難所で物資の仕分けなどの作業を行っています。


被災者救援募金にご協力をお願い致します!

■募金受付先■
郵便振替番号:00170-5-95979
加入者名:カリタスジャパン
※ 通信欄に「東北地方太平洋沖地震(または東日本大震災)」とご明記下さい。




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カリタスジャパン援助部会秘書 成井大介
 
「仙台は地震に強い街だ」と、今回仙台に来てから何人もの人から聞きました。1978年に起きた宮城県沖地震によって、弱い構造の建物は壊れてしまい、新たに建てられた建物はきちんと耐震対策が取られているとのことでした。確かに、仙台を始め、様々な市町村に入って感じるのは、「本当にここでM9の地震があったのか?」と思うほど、建物が壊れていないということです。もちろん建物の中は、例えば家庭では食器や本をはじめとするありとあらゆる物が落ちてきて大変な状態になってしまったわけですが、外から見てわかる傷跡は、家電販売店大型店舗の壁に開いた穴や、ビルのタイルのがれぐらいです。
 ところが、津波をかぶった地域に行くとその様相は一転します。ヘドロによって覆い尽くされた地面。そのにおい。重機によって道路脇に寄せられた、延々と続く車の壁はまさに「車の墓地」。なにより、通っていく車以外には全く人の気配がないそのヘドロとがれきで埋まった街の雰囲気は、そこにいる者を何とも表現しがたい気持ちに陥れます。外からやって来た自分ですらそう感じるのだから、ここに住んできた人々の苦しみはいかほどでしょう。
 私たちがやろうとしているのは、ここに元々住んでいた人たちが、多くの人とのつながりのうちに自分の暮らしを取り戻し、豊かな人生を送るために寄り添い、手伝うことです。

仙台市内のビルと、隣の多賀城市の津波被災地区


仙台教区サポートセンターの発足

 震災5日後の3月16日、仙台教区長平賀司教、カリタスジャパン責任司教の菊地司教、今回やはり被害を受けたさいたま教区の谷司教、仙台教区事務局長の小松神父、カリタスジャパン援助部会秘書成井、カリタスジャパン事務局稲江が仙台教区事務局で会談し、その場で、「仙台教区サポートセンター」(以下、仙台教区SC)を立ち上げました。

北仙台教会での炊き出しの様子
今後の取り組みについて話し合う司教たち

 この仙台教区SCは、平賀司教をセンター長とする教区の枠組みで、センター長補佐を小松神父、事務局長を成井、事務局にカリタスジャパンスタッフ、また教区内外からのボランティアが詰め、運営しています。活動期間は3月16日か
ら9月15日とされましたが、これはあくまで区切りであって、活動は数年にわたるものと思われます。なお、仙台教区SC事務局担当として、カリタスジャパンがスタッフを派遣することが確認されました。


活動の目的と内容
 仙台教区SCは、カリタスジャパンにお寄せいただいた募金を基に、広く社会一般に対する支援活動を行います。教会をベースに活動を行いますが、その活動は公共性が高いものとなっています。

北仙台教会での炊き出しの様子
道路の清掃作業

ボランティアの受け入れと派遣
 仙台教区SCは、活動の初期段階において、ボランティアの受け入れと派遣を活動の一つの柱として設定しました。私たちが活動を始めた16日に、自衛隊が避難所における物資の配給を始め、少なくとも仙台市内の避難所における物資のニーズは急速に充足されていきました。18日には他の市でも自衛隊の配給が始まりました。

北仙台教会での炊き出しの様子
ボランティアの出動風景

そのような中、多くのNGOがやはり物資配布を中心とした活動を行いましたが、私たちはむしろ、人を現場に送ることを柱としました。震災直後に物資が必要なのは当然ですが、それと同時に、津波被害にあった人が一刻も早く生活を立て直すことで、今度はその人たちが周りの人を助けることができるようになるのです。また、仙台教区は沿岸部にいくつもの教会を持っていますが、幸いなことに地震や津波による被害は軽いものでした。そのため、教会をベース(ボランティアが生活拠点とする宿泊所)としてボランティアを現地に送り出すことが比較的容易に実現できたのです。
 ボランティア活動は、そのほとんどが一般家庭や小さな会社事務所に入ってきたヘドロのかき出しと壊れた家具の運び出しです。3月20日に受け入れを始め、4月10日現在で300人を超えるボランティアを受け入れ、送り出してきました。そのほとんどが県外からの方々です。今のところ、塩竃市、石巻市、釜石市にボランティアベースを設置しています。

物資の配布

北仙台教会での炊き出しの様子
物資を積んで出発
北仙台教会での炊き出しの様子
送られてきた物資
北仙台教会での炊き出しの様子
平賀司教に活動の報告

 もちろん、物資の配布も実施しています。しかし、自衛隊が大量に物資を投入する中での物資支援は実に難しく、半日単位でニーズ情報が変化していく中の対応となりました。例えば、初期の頃はおむつや生理用品、毛布が足りないという情報が出回りましたが、それ避難所で品薄となったのはほんの一時期で、後は倉庫に山積み状態となりました。お米やレトルト食品なども同じです。それで私たちは、1)教会を物資配給ベースとし、近隣の被災者の方々に、必要な ものを持っていってもらう、2)千人単位のニーズを満たせる分量を確保した上で、避難所でニーズに合うもの、例えば下着などを配布する、3)教会のネットワークを通じた支援、例えば今回の津波で多くの保育所が流されてしまいましたが、残った保育所には急に多くの子どもたちが預けられることになります。そうした施設で働く信徒の情報を基に、子ども用布団などの支援を行いました。
 こうした、迅速な対応が求められる物資の配布の成功のカギは、いかに情報を集め、素早く必要なものを手に入れるかにありますが、こういうときにこそカトリック教会のネットワークが生きてきます。小教区、信徒単位で物資のニーズ情報を交換し、仙台で手に入らないものについては山形教会の本間神父様が何度も山形仙台間を往復して届けてくださいました。また、多くの方が要請に応えて物資を直接仙台まで届けてくださいました。私たちは「つながっている」と実感する時です。


支援物資をありがとう
被災地を車で走っていると、町や村のいたるところで「支援物資をありがとう」という張り紙や垂れ幕を見かけます。仙台に来てよく聞くのは、「ただ信号待ちで隣に立っているだけで、『大丈夫でしたか?』と声をかけるのが自然になっている。普段ではあり得ないけど、こんな時だからこそ出てくる人間のつながりというものがある。でも、復興が進むと共にそんなこともなくなるんだろうなぁ」という話です。人は苦しいとき、弱いときに、より人間を大切にできるのだな、と実感します。


北仙台教会での炊き出しの様子
道路の清掃作業
地域のニーズに応えたプロジェクト
 人は、ただ屋根があって、がれきが片付いて、食べるものがあれば生きていける、というようなものではありません。毎日のように、寒い中配給される冷えたおにぎりやパンを食べていれば、当然暖かいものがほしくなります。仙台教区SCの石巻ベースでは、石巻教会の目の前にある避難所で、避難者のためのお湯提供サービスを続けています。避難所となっている中学校
には800人の避難者が生活していますが、それだけの人が必要なお湯を、家庭用ポットでまかなえるはずが無く、人々は配給されるカップラーメンの山を目の前に、ただ冷たいパンやご飯を食べていました。しかし私たちのお湯サービスが始まってからは、カップラーメン、味噌汁、コーヒー、お茶と、暖かいものが食べられるようになりました。避難所における人々の生活はそれだけで大きく変わります。

北仙台教会での炊き出しの様子
作業中のボランティア
(泥かきや壊れた家具の運び出し作業)
北仙台教会での炊き出しの様子
塩竈ベースでがんばるボランティア

他教区、他宗派、他宗教などとの連携
 仙台教区4県のうち、岩手、宮城、福島は非常に深刻なダメージを受けました。これだけ広い範囲で活動を展開するのは容易なことではありません。そのため、福島県南部の湯本教会にさいたま教区が、また岩手県の宮古教会に札幌教区が入り、支援活動を展開しています。逆に、新潟教区の長岡、柏崎、山形、新庄、そしてさいたま教区や東京教区でも各地で避難者支援が行われており、教区をまたいだ活動が展開されています。こうした、他教区との連携による活動を今後さらに進めていくことを計画しています。
 また、プロテスタントや仏教各派とも連携しており、釜石における心のケア活動、宮城におけるキリスト教連合との合同の支援活動など、協力のうちに活動を進めています。



展望

 震災から1カ月がたち、すでに仮設住宅への入居が始まりました。避難所は次々と閉鎖されており、避難所と仮設住宅の狭間で取り残される人も出てくることが予想されます。私たちは今後新たに発生してくるニーズに応え、何年もかかるであろう復興活動に地道に取り組んでいきたいと思います。今の緊急支援段階においてすでに、地元の人々は「今は大勢の人が来てくれているが、もう少ししたら津波が引いていくようにみんないなくなってしまうのではないか」と心配しています。私たちはできる限り、もとからその土地にある教会で、もとからそこに生きてきた人々を中心に活動を進め、長く人々と寄り添っていくことができるよう努めていきたいと考えています。

避難者への住居提供
3月16日に活動を始めて以来、日本中から30件以上の避難者受け入れの申し出をいただきました。しかし現状では、近所の親戚宅や近隣県に避難する方がほとんどで、遠くまで行かれる方の話はほとんど聞きません。実際、申し出をいただいた施設やお宅には、ほとんど利用者を紹介することができていません。困っている方を受け入れたい、という気持ちに感謝致しますと共に、被災者の方々の「家から近いところにいたい」という心情をご理解いただけたらと思います。


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2011年3月30


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北仙台教会での炊き出しの様子
作業中のボランティア
(泥かきや壊れた家具の運び出し作業)

3月29日現在、仙台教区サポートセンター経由で現場入りしているボランティアは40名を超えています。ボランティアを受け入れはじめて10日ですが、本当に多くの方々から問い合わせを頂き感謝ですが、現在私たちが立ち上げたボランティア宿泊所としての塩竃ベースと石巻ベースはもうこれ以上人が入らないような状況です。今日、30日は、新たなベース立ち上げのためにスタッフが視察に行きます。息の長い活動になりますので、地道に、確実に、地域の人々と共に歩む活動として続けていきたいと思います。(カリタスジャパンブログより)

■ブログを立ち上げました■
現地での活動の様子を報告させていただくために、ブログを立ち上げました。カリタスジャパンのホームページ(http://www.caritas.jp)、また、カトリック中央協議会「東北地方太平洋沖地震関連情報」(http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/)からご覧いただけます。

■カリタスジャパンの支援活動内容■
カリタスジャパンは、主に以下のような支援活動を実施、または計画しています。
・仙台教区サポートセンターの事務局運営協力
・地域のニーズに応えたボランティアの受け入れと派遣、受入れ拠点の運営
・必要な物資の分配、避難所や教会などにおける炊き出しやお茶サービス
・さまざまな教区、団体が実施する今回の震災に伴う活動の支援
・関係諸活動の情報の集約
・訪問ボランティアの組織
今後、避難所から仮設住宅に移る時期、また仮設住宅での生活が苦しくなる時期など、その時々のニーズに応えた活動を展開していきます。ご協力をお願い致します。

■募金受付先■
被災者救援募金にご協力をありがとうございます。
郵便事情等により、領収書のお届けに時間がかかる場合がございます。あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。

 

郵便振替番号:00170-5-95979  加入者名:カリタスジャパン
※通信欄に、ご意向「東北地方太平洋沖地震(または東日本大震災)」領収書発行の要、不要・献金者名簿掲載の有無(とくに匿名希望の場合)を御記入いただきますようお願い申し上げます。




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2011年3月24日

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ボランティア活動を開始しました


現地では塩竃と石巻の2カ所のボランティアベース(ボランティアの生活拠点となる教会)を開所し、被災地でのボランティア活動を開始しました。仙台サポートセンターのカリタスジャパンスタッフは、被災地を視察し場所を提供して下さる教会と連携して、ボランティアの皆さんが市町村の社会福祉協議会ボランティアセンターの斡旋する活動に参加する環境を整えています。

塩竃ベース(塩竃教会)
北仙台教会での炊き出しの様子
塩竃ベースのボランティアの皆さん ©JLMM
 
北仙台教会での炊き出しの様子
塩竃ボランティアセンターでの受付の様子 ©JLMM
第一号にオープンした塩竃ベースでは、多くの信徒の方がボランティアを全面的に応援し、支える活動に協力して下さっています。そういった方々に支えられ、ボランティアたちは塩竃ボランティアセンターから提供された作業に、日々取り組んでいます。現在ボランティアに割り当てられるのは、泥流で汚れてしまった家の片付けや掃除、道のがれきの除去などです。被災した方々が一日も早く生活を再建できるよう、文字通り泥まみれになって働いています。

石巻ベース(石巻教会)
24日にオープンした新しいベースです。現地視察後すぐに受け入れが決まりました。ちょうどその日に到着したボランティアが早速派遣され、自分たちの生活の拠点作りから取りかかります。ここでもボランティアセンターから斡旋される作業に就くことになります。

将来的には、長く避難所で生活する方々の不安やストレス、仮設住宅に移った後の孤独など、心のケアのニーズは必至であり、現在サポートセンターでは医療や心理ケアの専門家と連絡を取り合い、専門ボランティアについても検討しています。

 

ボランティアについてのお問い合わせは、仙台サポートセンターまで:
■電話:090-1217-3233/080-6003-8463 ■Eメール:sendaidsc@gmail.com

 



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2011年3月19日

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ニーズを調査し支援を開始しています


ボランティア
北仙台教会での炊き出しの様子
北仙台教会での炊き出しの様子
震災被災者の救援にあたる現地対策本部は、被災地の避難所などを訪問し、支援のニーズについて調査を行っています。また、18日にはボランティアの受付も開始しました。被災地では、日中は自宅に帰るものの、夜は食事と安心を求めて避難所で過ごす人も多く、ボランティアのニーズも高まっています。この他、がれき除去や一人暮らしのお年寄りなどの住宅の片付けのお手伝い、そして被災者の心のケアやストレス緩和のための傾聴ボランティアの派遣も考えています。また、こういったボランティアと共に行動する、土地勘のある現地人たちの協力も同時に募っています。

物資の提供
避難者を受け入れている教会や避難所に、食料や毛布を提供しています。また、仙台市内では炊き出しを行っている教会に対して米や肉、野菜を提供しています。公の避難所には物資が届き始めましたが、孤立している住民は窮乏しているのが現状で、こういった人々を見つけ出し、必要な支援を届けることも始める計画です。

避難者受け入れ
周辺の県のいくつかの教会では、地震、津波、そして原発事故によって避難を余儀なくされた人々の受け入れを開始しています。今後、隣接する地域に限らず全国で避難者を受け入れる教会の活動に対しても、支援を行っていきます。



被災者救援募金にご協力をお願い致します!

■募金受付先■

郵便振替番号:00170-5-95979
加入者名:カリタスジャパン
※ 通信欄に「東北地方太平洋沖地震(または東日本大震災)」とご明記下さい。
※ 「ゆうちょダイレクトインターネットサービス」ならびに「口座振替」で募金
 いただく場合は、「依頼人番号欄」に意向別固有番号〈11502〉を入力下さい。



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2011年3月17日

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仙台に救援本部を立ち上げました


3月11日、東北から関東に至る広範囲を襲い、沿岸部を中心に壊滅的な被害をもたらした巨大地震に対して、カリタスジャパンは16日仙台入りし、今後の対応について仙台教区と話し合いを持ちました。その結果、仙台教区平賀徹夫司教をセンター長とする「仙台教区サポートセンター」を立ち上げることに決定。センター長補佐を教区事務局長の小松史朗神父が務め、カリタスジャパンスタッフが事務局となります。このサポートセンターは、情報の集約をはじめ、救援活動およびボランティアの受け入れ調整を行います。

被災地周辺の小教区にはすでに避難者が到着しており、カリタスジャパンはその受け入れに必要な物資などの支援を始めます。

現地を訪れたカリタスジャパンスタッフは、「仙台市内は落ち着いていて、壊れた建物なども見られない。しかしガソリンや食料を手に入れるために、車や人が長い列を作っている。直接的に被災した沿岸部に行くと、そこら中が泥まみれで、悪臭を放っている。道路脇には、壊れた車と家のがれきが延々と続いていた」と語っています。



被災者救援募金にご協力をお願い致します!

■募金受付先■

郵便振替番号:00170-5-95979
加入者名:カリタスジャパン
振込用紙の通信欄 □呼びかけ中の募金(   )内に、
〈東北地方太平洋沖地震〉とご明記ください。



壊滅的被害を受けた町


仙台教区との話し合いの様子





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3月11日午後2時46分頃、国内観測史上最大のマグニチュード8.8を記録した巨大地震が発生しました。震源地は三陸沖で、震源の深さは10キロ、宮城県北部の栗原市では震度7を観測しました。この地震で、北海道から徳島に至る沿岸地域で最大10メートルを超える大津波が発生、地域を飲み込みました。

死者、行方不明者は12日午前5時現在で1,000人にのぼり、また宮城県警によるとこれとは別に仙台市若林区荒浜で、津波に流されて溺れたと見られる200〜300人の遺体が見つかっています。

カリタスジャパンは、被災した地域のカリタスジャパン担当者と連絡を取り合いながら、被害にあった方々の緊急支援、生活回復支援を行います。

皆様の募金へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

募金受付口座は次のとおりです。


郵便振替番号:00170-5-95979
加入者名:カリタスジャパン
振込用紙の通信欄 □呼びかけ中の募金(   )内に、
〈東北地方太平洋沖地震〉とご明記ください。




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