月間活動報告2025年9月

             月間活動報告2025年9月号ができました。

会議関係

第9回アフリカ開発会議(TICAD9)(8月20~22日)
横浜で開催された同会議にて、カリタスジャパンが2025年にアフリカで行った援助活動を紹介し、その中のプロジェクトについてパネル展示を行いました。また、国際カリタス「債務を希望に変えよう」キャンペーンについても紹介し、多くの来場者の方々からメッセージが寄せられました。

キャンペーンの展示を熱心に読む学生©カリタスジャパン

 

援助金交付先一覧(202581日〜3日)

■海外援助
カリタスミャンマー
ミャンマー地震救援募金2回目                      13,880,000円
3月に発生した地震によりこれまでに推定3800人が亡くなり、1720万人以上の生活に深刻な影響が出ています。カリタスミャンマーはアメリカ、イギリスのカリタスとともにキリスト教会による対応グループMERCIを立ち上げ、一体となって147村の2万3000世帯に食料、安全な水と衛生の提供、シェルター・住宅修理を行ってきました。人々の安心につながるよう今後の更なる支援の拡大に向け追加支援を行います。

マンダレーの村に設置した浅井戸 ©KMSS

 

■国内援助
特定非営利活動法人 地球対話ラボ
公立小中学校における多世代・異文化の居場所 アート小学校/中学校      991,910円
東日本大震災後の宮城県、福島県において2004年のスマトラ沖地震と津波被災地との交流イベントに取り組んできた当該団体は、別室登校をする子どもや教室での学習が合わない子どもの学習場所が特に十分でないことから、2022年にこの事業を開始しました。
プログラムへのオンライン参加はできるものの、子どもたちは日常的に誰とも話さずに一日を終えることがほとんどのため内面的な葛藤を抱えています。アートを通じた他者との出会いや交流の機会を提供することにより、自分を表現し、ありのままで居られる場所づくりを行っています。

 

特定非営利活動法人 ぱっぷす
ひつじサポート~若年女性が性的搾取にあわない権利~            725,000円
この団体は、AV出演被害等の性的搾取・デジタル性暴力被害の予防啓発、被害者に寄り添いながら、居場所の提供、電話やネットによる相談支援、デジタルコンテンツの削除、政策提言等に取り組んでいます。
被害者が自立へ向かう次の一歩としての支援は不可欠ですが、公的な補助金によって可能となる被害者自立への道すじは、「就労」「生活保護」のみに選択肢が限定され、専門学校等での「教育」へ運ぶサポートは対象外となっています。この支援により、被害者を教育機関へ運ぶ取組みを通じて自立につなげる選択肢を増やし、柔軟な道が開かれることが期待されています。