月間活動報告2025年12月号ができました。
会議関係
カリタスジャパン援助審査会(11月7日)
国内一般案件2件、海外一般案件3件が審議の結果、カリタスジャパン委員会に提案されることになりました。
援助金交付先一覧(2025年11月1日〜30日)
■海外案件
カリタスタンザニア
持続可能な食料システム強化プロジェクト 5,471,700円 タンザニアでは農村部では依然として世界経済や気候変動に起因するインパクトに対し脆弱であり、食料不足と低収入が問題となっています。そのために対象を絞った介入が必要で、農業生産性の向上と栽培品種の多角化と自給のみならず売れる農業への転換に向け、地域農民が自ら考えて方向性を導き出すことができるよう能力強化を図ります。
カリタスフィリピン
マスバテ州及びセブ州における熱帯低気圧と地震による
複合災害被災地に対する緊急・早期復興支援 1,789,000円
9月下旬にフィリピン南西部は3つの熱帯低気圧による暴風雨とそれに伴う広範囲にわたる洪水、地滑り、高潮に見舞われ、また、同月末にセブ州北部を震源とする大地震が発生したため、一般家庭のみならず地域の社会・経済インフラが破壊され、これら避難民の生活と生計を回復するための介入が必要とされています。
CAFOD
エリトリア脆弱世帯の強靭性構築と福祉向上 1,823,900円
「アフリカの角」地域にあるエリトリアは、近年干ばつ被害に繰り返し見舞われ、加えて農作物へのバッタ被害も発生しています。長年同国カトリック教会とともに社会活動を行っているCAFODからの支援要請を受け、緊急食糧支援に加えて、生計向上、保健サービス、衛生改善などを全土において展開することとしています。
カリタスアンティル諸島
ジャマイカにおけるハリケーン・メリッサ被害からの復旧 1,828,500円
10月下旬にジャマイカに上陸したハリケーンにより壊滅的な被害を受けた2教区に対し、避難者に対する多目的現金の給付、同国社会保険制度から漏れている人々の再登録、支援者・ボランティアの能力強化に必要な支援を行います。
■国内案件
みんなの居場所はぐ
フードパントリー・子どもだれでも食堂2/3年目 312, 000円
貧困が深刻化する一方、他の補助金がどんどん削減されていく現状の中、支援を受ける側、与える側という垣根ではなく、互いが手を取り合いながら、誰もが主体となっていくことを推進する活動です。主に母子世帯、高齢者独居世帯などを対象に、ともに食卓を囲みながら、安心な居場所づくりを実践する地域に根付いた活動が展開されています。地域のスーパー、教会などと連携した組織再編期における組織強化を目的とした3年間事業のうち、2年目の寄り添い支援です。
今月のお弁当と食育通信©カリタスジャパン