【2025年】
ガザの保健省は、2023年10月7日の戦争開始から2025年12月27日までの累計死亡者数を71,439人、負傷者は171,324人を記録し、160万人(人口の約77%)が依然として高いレベルの緊急食料危機に直面していることを発表しています。
医療システム、WASH(水と衛生)、深刻な冬の洪水は数万世帯、特に避難所に影響をもたらします。水、衛生、衛生キットの提供に向けた人道支援活動は継続されましたが、長期にわたる戦争によりインフラは依然として大きく損傷しました。そのような中でカリタスエルサレム、その他の支援団体は現在も活動しており、医療施設の運営、乳児用粉ミルク、医薬品、リスクの高い環境での心理社会的支援を行っています。

避難所の様子©Catholic Rerief Service (CRS)

ガザ地区での寝具の配布©Catholic Rerief Service (CRS)

WASH活動調整@Catholic Rerief Service (CRS)
直接受益者総数: 49,301人
間接受益者総数:156,989人
・保健分野の直接受益者数:39,911名(男性17,061名、女性22,850名)
・診察件数:49,831件
・メンタルヘルスおよび心理社会的支援:1,283名 (男性591名、女性692名)
・ヨルダン川西岸地区で88回の地域啓発セッション、ガザ地区で64回のグループセッションを実施
・多目的現金支援:1,400世帯7,980名(ガザ地区900世帯+ヨルダン川西岸地区500世帯)
・義肢支援:89名
・スタッフ能力開発:38名
保健・衛生についてはいずれも計画数を超える対象者に対して支援が行われました。
これらの支援は、攻撃による破壊、不安定な状況、そして喪失の中でいのちを救うケアの提供です。医療スタッフは、自らも避難民となっている場合が多い中、極度のプレッシャーの下で働き続けており、その不屈の精神は驚くべきものです。これらの数字は人道支援のニーズの大きさを示すだけでなく、甚大な破壊の環境下で命と尊厳を守ろうと奮闘するカリタスの医療従事者たちの献身、適応力、そして勇気の証でもあります。
ガザではすべての医療スタッフが、危機下におけるチームワークとチームマネジメント、メンタルヘルスおよび心理社会的支援、緊急事態における危機管理に焦点を当てた専門的な研修を受け、複雑で絶えず変化する状況のもとで意思決定を行ってきました。そして、継続的なニーズ評価に基づく綿密な計画と柔軟な実施の組み合わせにより、質が高く影響力の大きなサービスを可能にしました。カリタスの緊急医療チームは、必須医薬品の供給や臨床評価を優先して実施し、逼迫した公的医療施設への依存を軽減しました。
2025年の支援の多くはそれまでの活動の継続であり、すでに確立されたシステムや連携、過去の経験を基盤としていますが、加えて現地パートナーや地域組織との連携が、地域の文化や実情に即したサービスの効率的な提供を可能にし、過去から得られた教訓によってもプログラムの設計と実施が強化されています。