月間活動報告2025年8月

月間活動報告2025年8月号ができました。

会議関係

カリタスジャパン委員会(7月11日)
援助申請について、国内一般2件、海外一般3件(インド、カンボジア、ネパール)が承認されました。

 

援助金交付先一覧(2025年71日〜31日)

■海外援助

カリタスインド
オリッサ州コミュニティの災害強靭化プロジェクト(新規)          4,502,700
サイクロンや落雷、熱波などの自然災害に脆弱な西部オリッサ州では、村ごとに行う自然災害予防や発災時の情報伝達について平時から備えることを目指しています。モデル自治体として選ばれた4村の防災・減災モデルを構築し住民啓発を行うことを通じて災害管理能力を高め、ひいてはプロジェクト終了後に州内の他自治体に展開されることが期待されています。

 

カリタスカンボジア
弱者女性のための職業技能開発センター(3年目)              4,783,218円
国内外で人権侵害を受け弱い立場にある西部バッタンバン州出身の女性に対し、州内で再就職することにより自立した生活を営めるよう、州内で求められている職業技能を修得する訓練を行い、修了者に対しインターン実習や職業あっせんを行います。

 

カリタスネパール
安全な移住労働と持続的な地域再統合促進事業(延長)            4,628,175
コシ州カンカイ市役所内にヘルプデスクを設置し、他国に移住労働を希望する市民に対し安全な労働のための情報を提供し、帰国労働者に対し再就職支援を行います。こうした日常的なヘルプデスクの活動をともに実施することにより、将来カンカイ市役所が、独力で安全な海外移住労働に関する行政サービスを行うことができるようになることが期待されます。


高校生キャリアカウンセリングの様子
©カリタスネパール

 

カリタスベネズエラ
長期的危機の影響を受けている人々への継続的支援              881,400
政権に対する制裁の影響により経済が低迷し、国民の7割以上が貧困状態と言われる中、今年2月の新たな制裁により事態がさらに危機的になっています。まず、特に脆弱な立場に置かれている栄養失調による発育不全の子どもや妊産婦に食料を確保して栄養状態と衛生環境の改善を目指します。

 

カリタスブルキナファソ
脆弱な国内避難民とホストコミュニティ支援                1,722,800
2022年のクーデターや国境地帯における反政府活動などの暴力により、何も持たずに避難を余儀なくされ、国民の2割以上が国内避難民化しています。仕事にもつけず家族を養うことも難しい避難民とその受入れ先となるコミュニティに対し、食料配付や収入向上活動、栄養改善などの支援を行います。

 

■国内援助

輪島復興支援団体リガーレ
能登半島地震、奥能登豪雨からの復旧・復興支援活動と継続的なボランティア受け入れの為の宿泊場所の提供                             
1,544,760円
2024年秋に公費解体が終了し、大工など技術職のボランティアは減少しています。しかし、応急処置や小規模修繕のみで生活する人々も多く、技術、力作業による支援が必要とされています。家屋の修繕、庭木や塀の撤去、ブルーシートの張直し、除雪、農地の流木や土砂の撤去など、残された課題に対して支援するとともに、地元の団体を繋ぎ、ボランティア宿泊施設の管理運営も行います。