月間活動報告2019年3月

月間活動報告2019年03月分ができました。

排除ZEROキャンペーン

●難民移住移動者委員会 全国研修会福岡市・大名町教会/228日~32日)

排除ZEROキャンペーン動画紹介の様子

難民移住移動者委員会が主催の全国研修会に、カリタスジャパンも共催で参加しました。九州地方で働くベトナム人技能実習生の声を直接聞いた後、カリタスジャパンからは瀬戸高志神父による排除ZEROキャンペーンの解説があり、「私たちは皆寄留者である」が改めて強調されました。

2日目は3グループに分かれフィールドワーク、3日目は分かち合いの後、宮原司教と松浦司教による国際ミサでした。参加者は約130名でした。

 

●福岡教区 リレー写真展(127日~33日)

写真展をじっと見つめている参加者の方   大名町教会にて

福岡教区では、期間中、浄水通教会、茶山教会、大名町教会を巡りました。大名町教会では、上記研修会の会場に写真展を展示し、参加者の方が休憩時間などに写真をじっと見つめていらっしゃいました。

参加者からは「この展示を見て、いかに知らないか、また、知ろうとしなかったかを思います。」「自分にできることをしたい。」などの声が寄せられました。

 

●仙台教区 リレー写真展(1月27日~2月24日)

仙台教区リレー写真展  分かち合いの様子

仙台教区では、4県(青森、岩手、宮城、福島)の6教会にて写真展を開催しました。どの教会でも、ミサ後に多くの方が残り、キャンペーンのお話や写真を熱心に見聞きしてくれました。

若者や子どもたちが、祈りのカードを皆に配布したり、外国籍の信徒の方々が積極的に参加して下さったことが印象的でした。

 

 

援助金交付先一覧(2019年2月1日〜28日)
国際カリタス緊急支援要請

1.マラウィ:食糧危機対応プログラム(EA02/19・CJ009-19)

援助団体:カリタスマラウィ      ¥553,000

アフリカ南東部に位置するマラウィでは近年、乾季の長期化と作物の成長期における洪水が特に主食の穀物に影響を与えており、毎年多くの人々が食糧不足に陥り、貧困が深刻化しています。現地カリタスは食料、栄養改善のための支援を行います。

2.バングラデシュ:ロヒンギャ難民支援(EA03/19 CJ010-19

援助団体:カリタスバングラデシュ     ¥1,106,000 

2017年8月ミャンマー・ラカイン州の少数派イスラム教徒であるロヒンギャの人々は「民族浄化」に直面し、これまで90万人以上が隣国バングラデシュに避難しています。避難先は湾に面した丘陵地で洪水や地滑りなどの自然災害に弱く、人々はここでも苦しい生活を強いられています。この危機は長期化すると見られており、現地カリタスは引き続き住居、水や衛生環境、女性と子どもの擁護、生計手段などの総合的支援を行います。

3.南スーダン:紛争復興支援(EA04/19CJ011-19

援助団体:カリタス南スーダン     ¥1,258,000

2011年に独立を果たした同国ですが、それまで20年間続いた内戦で国内は荒廃し、食糧確保もままなりません。現地カリタスは食糧、生活環境、生計手段のほか、平和構築の支援を行います。

海外援助

1.カンボジア:若者職業訓練2/3年目(CJ049-18

援助団体:カリタスカンボジア    ¥1,659,000

同プロジェクトを通して、貧困世帯の若者が雇用に繋がるために、職業訓練を実施しています。約1年間のコースの前半は、授業中心、後半はインターンシップ活動を通して、実践的に学び、受講生は就労のためのスキルを習得し、その多くが就労の機会やその先の教育の機会など、人生を好転する進路へと進んでいます。

2.カンボジア:バッタンバンスキルトレーニングセンター支援(CJ001-19

援助団体:カリタスカンボジア    ¥2,212,000

同センターでは、移住労働から帰還した女性を対象に、心身ともに健康で生きるためのスキルトレーニングを軸とした社会再統合支援を実施しています。併せて、貧困コミュニティを対象に、人身売買につながるリスクの高い移住労働から身を守るための啓発トレーニングや若年層女子が同国内で就労の機会にできるための職業訓練を実施しています。

 3.ウガンダ:持続的農業プログラム2/3年目(CJ007-19

援助団体:カリタスウガンダ     ¥7,948,570 

同国西部の3地域を対象に実施されているこのプログラムは、貧困度合の高いコミュニティメンバーとともに「持続可能な農業(地元の資源を活用した資金のかからない有機農業)」を促進しながら、食料、衛生、ジェンダー、若者の参画、気候変動と多側面から貧困開発に向けて働きかけています。

国内援助

1.広島教区:西日本豪雨支援事業(CJ19-003)

援助団体:広島教区災害サポートセンター¥8.884,060

昨年7月の豪雨災害の後、当該団体が現地で活動する中で支援のニーズを発掘しカリタスジャパンに援助要請が寄せられました。被災者への支援活動や被災した地元団体の復興支援などが含まれています。

2.東京教区:福島県内外における被災避難者への支援システム構築8年次 2019年度(CJ19-004)

援助団体:カトリック東京ボランティアセンター¥33,644,068

東京教区が担当する宮城県南部と福島県での復興支援活動に関する活動費の支援です。当該団体ならびにカリタス南相馬の活動費が含まれています。

3.仙台教区:東日本大震災復興支援SDSC・石巻ベース活動費 2019年度(CJ19-005)

援助団体:仙台教区サポートセンター ¥26,953,330

被災地の仙台教区自らが取組む宮城県での復興支援活動に関する活動費の支援です。当該団体ならびに石巻ベースの活動費が含まれています。

4.福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業(CJ-REF19-006  

援助団体:熊本災害ボランティア支援団体ネットワーク  ¥439,824

熊本地震仮設住宅避難者への家電・備品配布2019年1月分の支援額です。