スーダン西部ダルフール地方で継続する紛争によって家を追われた国内避難民に対する人道支援活動のための募金を受け付けています。
世界最大の人道危機と言われるダルフール紛争。干ばつに起因する、アフリカ系農耕民とアラブ系遊牧民との水を巡る対立を背景に、2003年、反政府勢力とアラブ系民兵・政府との本格的な武力衝突が勃発しました。政府軍の支援を受けた民兵組織による、地域のアフリカ系住民の大規模な虐殺や村落の破壊で、30万人が殺され、200万人が難民や国内避難民となりました。
カリタスとACT(プロテスタント系援助組織)は共同で2004年から、この紛争によって家を追われた国内避難民の人々の支援を行っています。支援開始から14年目となる今でも(2016年)、ダルフールでは約200万人が人道支援を必要としています(国連人道問題調整事務所)。
当初の支援は食料や水の供給、シェルター(仮の住まい)やトイレの設置など緊急性の強いものでしたが、問題解決が長引くにつれ、コミュニティ形成や平和構築などにも重点が置かれるようになっています。
ダルフールの写真はこちらから。