月間活動報告2020年8月

月間活動報告2020年8月号ができました。

海外援助

■セネガル 農村食糧安全保障強化プロジェクト
 カリタスセネガル¥1,071,800
セントルイス、カオラック、ジガンショール、ダカール、タンバクンダの5つの教区で、リーンシーズン中(収穫期直前の飢餓に陥りやすい時期のこと)最も貧しい人々約2500世帯(2万5千人)を対象に資金援助を行います。現地では貧富の格差が拡大していて、対象となる人々は政府からの支援対象から外れ、日々苦しい生活を送っています。

■ニジェール 2019年の食糧危機/武力紛争の被害者とCOVID-19の緊急支援プロジェクト
 カリタスニジェール¥1,208,400
ディファ、マラディ、タウア、ティラベリにおいて、紛争によって行き場を失った避難民や、飢餓や新型コロナウイルス感染症に苦しむ人々のために感染症対策支援や飲料水を行う資金援助を行います。

■モーリタニア 食糧危機回避プロジェクト
 カリタスモーリタニア ¥1,208,400
モルゲルにて、リーンシーズンで苦しむ2,000世帯を対象に、食糧支援や農業・畜産保護のための資金援助を行います。モーリタニアも緑豊かだったサヘル地帯にありますが、近年の地球温暖化で砂漠化が進んでいます。

■ブルキナファソ 食糧の安全保障事業
 カリタスブルキナファソ ¥1,071,800
デドゥグー、ファダ、カヤ、ヌナの4つの教区で食料支援を行うための資金援助を行います。近隣国での紛争により、当該地域への避難民は急増し、現地での治安悪化や食料不足を招いています。

国内援助

■福島県浜通り地域および宮城県南部の生活困窮者、滞日外国人、技能実習生支援(仙台)
 カリタス南相馬 ¥500,000
当該団体の活動地域でも、新型コロナの影響を受け生活に困窮する人が増えています。中には、在住するフィリピン人や技能実習生として来日したベトナム人も含まれています。食料品や感染予防の衛生用品などの配布を行います。

■生活困窮者、DV被害者支援(東京)
 くにたち夢ファーム ¥2,000,000
新型コロナの影響で増加するDV(家庭内暴力)被害者から、家を出たいが行くところがないという相談が急増しています。当該団体が運営してきた緊急一時避難シェアハウスでは収容しきれないため、新たに住宅を借り上げて収容能力を増強します。

■コロナ禍子ども支援(広島)
    一般社団法人 震災復興子ども支援 ¥800,000
広島市西区にて、コロナ禍で困窮する子どもたちのための子ども食堂を実施しています。100食×100日で、一万食のお好み焼きを子どもたちに配っています。近所のボランティアさんもお好み焼き作りに参加して、地域の相互扶助を促進しています。

■緊急食糧支援(東京)
 CTIC(カトリック東京国際センター)¥2,000,000
コロナ禍で職を失い、日々の暮らしもままならない滞日外国人のために、5千円分の食料を400世帯に配布しています。少子高齢化が進み、労働人口が急激に減少する日本では、外国人労働者の存在は欠かせません。にもかかわらず、コロナ禍において滞日外国人を支援する枠組みは不十分なままです。

■難民移住者への生活・医療・自助活動(大阪)
 シナピス  ¥2,000,000
コロナ禍で職を失った滞日外国人や、行く場所のない難民のためのシェルター修繕費や医療提供を行っています。またシナピスでは、医療従事者が使うための医療ガウンを作成する「シナピス工房」のボランティア活動も行っています。

■ナザレットの家(入り口の手洗い設置)(東京)
 社会福祉法人慈生会  ¥300,000
様々な理由で行き場を失った子どもたちのためのシェルターを運営するナザレットの家ですが、そこで働く70名の職員さんたちの衛生管理のため、建物の入り口に手洗い場を設置しました。子どもたちを感染から守るためにも、職員の衛生管理は大切です。※なお子どもが暮らす施設には手洗い場があります。

■お米で緊急支援(フードバンク)(東京)
 一般社団法人あじいる ¥1,400,000
貧困家庭600世帯を対象に、5キロの米合計3トンを配布しました。

■困窮する外国人と孤立する母子への食糧・医療支援(東京)
 社会福祉法人 日本国際社会事業団 ¥1,000,000
生活に困窮する滞日外国人や妊産婦を対象に、食料配布や産前産後支援、医療支援などを行います。コロナ前は月に数ケースだった相談件数が、コロナ禍において、日に数ケースと急増しています。

■コロナ禍において生活に困窮している難民の集住地域へのアウトリーチ事業(東京)
 難民支援協会 ¥1,996,400
日本社会との関係が希薄とおもわれるアフリカ系難民への実態調査を行います。アウトリーチで調査を行うと同時に食料支援も行い、孤立しがちな難民の生活を支援します。

■生活困窮者の住居・食料支援(福岡)
 抱樸 ¥500,000
当該団体が中心となり、全国の関連団体と共同で、新型コロナによる影響で増加する生活困窮者への食糧支援や住居支援を行う仕組みを作るため、そのための資金の一部を支援しました。

■DV被害者のためのトラウマケア(東京)
 NPO法人レジリエンス ¥1,779,832
コロナ禍において、DV(家庭内暴力)、親から子どもへの虐待などの被害者が増大する傾向にありますが、当該団体がこれまで活動の収入源としてきた講演会や研修がほとんど開催できず、厳しい状況となっています。そうした中で、活動費の一部を支援しました。

■ホームレス支援(大阪)
 和歌山ホームレス支援機構 ¥1,300,000
和歌山でもコロナ禍で仕事や住むところを失う人が増えています。そうした人々のために運営してきた一時避難所も、感染症対策の観点から密をさけるために収容人員を減らす必要があり、それを補うために、新たな2居室を賃貸することになりました。

■東海地方に暮らす難民申請者の困窮及び孤立防止(名古屋)
  名古屋難民支援室 ¥1,000,000
東海地方の難民のべ600人を対象として、生活や難民認定に関する相談業務を行い、必要な団体や役所などへの橋渡しや、同行支援を行っています。コロナ禍での難民の孤立や貧困を防止します。

■首都圏で暮らす難民の孤立防止(さいたま)
 一般社団法人ミナー ¥1,000,000
首都圏に暮らす難民20人の自立支援を行うために、役所やハローワークなどへのブリッジングや同行支援を行っています。コロナ禍での難民の孤立や貧困を防止します。

■路上生活者等の食料支援(東京)
 ほしのいえ  ¥2,000,000
山谷の路上生活者のための炊き出しや、シェルターの運営を行います。感染拡大を恐れて、山谷で活動してきた炊き出しのための団体数は半減していますが、長く現地で活動している当該団体は、活動を続けています。こうしたことで、路上生活者の希望となり、さらなる困窮を防ぎます。

■野宿野宿生活を余儀なくされた人への緊急自立支援(名古屋)
 福信館炊き出しの会  ¥2,000,000
名古屋市の路上生活者を対象に、毎週200食の炊き出しや、アパート暮らしへの生活移行支援、路上死防止のための見回りを行っています。名古屋でもコロナ禍で職を失ったり、一時的に滞在していた場所から追い出されたりして、路上での生活を余儀なくされた人が増え続けています。

■虐待・DV被害者の電話メール相談及び保護手続きの同行支援(東京)
 社会福祉法人子供の家運営アフターケアゆずりは¥1,000,000
DV(家庭内暴力)に苦しむ女性や子どもたちのための相談窓口を運営しています。コロナ禍で「ステイホーム」が増える中、被害者たちも家に閉じこもるほかなく、逃げ場が無くなっています。また、加害者側のストレスも増え、相談件数が増えています。相談後は、適切なシェルターや役所、他の支援先を紹介し、被害者の孤立やさらなる被害を防ぎます。

■入管被収容者、生活困窮外国人の支援(さいたま)
 牛久友の会  ¥1,000,000
入国管理局から仮放免された外国人のためのシェルター運営を行っています。日本の入国管理局は、オーバーステイなどの外国人を長期間狭い部屋に収容し、実質的に無期限収容となった多くの外国人が、体調や心のバランスを崩しています。そうした厳しい収容から解かれた人々には、適切な保護施設が必要不可欠です。

■児童養護施設退所児童生活維持緊急プログラム(東京)
 社会福祉法人セント・ジョセフ会聖ヨゼフホーム¥1,000,000
当該児童養護施設を退所した若者たちは、もともと不安定な生活を強いられているため、コロナ禍で職や行き場を失い困窮しがちです。そうした若者を支援するため、家賃や光熱費の補助を行っています。また住む場所を失った若者のために、一時滞在先としてのシェルター運営も行っています。

■コロナ困りごとプロジェクト(東京)
 府中緊急派遣村  ¥2,000,000
派遣労働者が多い府中では、普段から当該団体への生活相談が後を絶ちません。しかし、コロナ禍で派遣労働者の雇い止めが増え、相談件数は倍増しています。そうした人々のために、コロナ相談会などを行っています。