月間活動報告2020年11月

月間活動報告2020年11月号ができました。

第2回コロナ支援報告会(10月31日/ウェブ会議)

テーマを「コロナ禍の滞日外国人の現状から、日本社会を見つめなおす」として、北関東医療相談会NGOアミーゴスの長澤正隆氏とカトリック大阪大司教区社会活動センターシナピスのビスカルド篤子氏による報告が行われました。日ごろから不自由な生活を強いられている滞日外国人の実状、新型コロナ感染症下でカリタスの支援によって行われた活動について語られました。参加者は約35名となり、活発な質疑応答や討議のうちに終了しました。

 

災害対応 高松教区トレーニング(10月05日/ウェブ会議)
災害対応 札幌教区トレーニング(10月20日/ウェブ会議)

今年2月に発行した災害対応マニュアルを各教区に配布しましたが、それを実際活用するためのトレーニングを高松教区と実施しました。マニュアルの説明の後、災害発生を想定したシミュレーショントㇾーニングも行いました。高松教区長諏訪司教はじめ教区内各地から約10名が参加しました。(高松教区)

前述の高松教区と同様のトレーニングを、札幌教区と実施しました。教区長の勝谷司教をはじめ教区内各地から約15名が参加しました。(札幌教区)

 

援助金交付先(2020年10月1日〜31日)

■国際カリタス緊急要請
脆弱な洪水被害家庭支援 カリタスニジェール ¥611,110
ニジェールは世界最貧国の一つです。今年は収穫期前の食糧危機もありましたが、7月からの大雨による洪水も深刻で、これまでに30万人近くが被災しています。カリタスでは、被害の深刻だった地域から1,500世帯を中心に支援を開始し、主に衛生改善のための消毒や、がれきの撤去、食糧や生活用品の配布、飲料水の配布などを開始しました。

 

エリトリアにおける干ばつレジリエンスと食の安全プログラム カリタスエリトリア  ¥523,250
エリトリアは数十年にわたるエチオピアからの独立闘争や国境紛争を経て社会が疲弊しています。そうした中、毎年のように起こる干ばつにより、人々は苦しんでいます。カリタスでは、食糧配布や医療支援はもちろん、家畜の提供や職能向上指導による世帯収入の持続的な改善を目指す包括的プログラムを開始しました。

 

■海外援助
南インドからの帰還家族及び、プランテーション女性のエンパワメント事業 カリタススリランカ   ¥4,219,994
スリランカでは2009年ごろまで続いた内戦により、85万人が南インドに難民として移住しましたが、現在はその多くが帰還しています。しかし、近年多発する洪水や新型コロナの拡大の影響により、人々の生活は厳しく、また帰還者のコミュニティへの再統合も課題となっています。カリタスでは住宅の提供を行うとともに、帰還者自らが持続的に生活の向上に取り組めるよう、自助組織の設立などを促す事業を行っています。

 

■国内援助
カリタス南相馬としての緊急支援 カリタス南相馬(仙台)¥1,200,000
南相馬ではコロナ禍で困窮する外国人技能実習生や高齢者など生活困窮者を対象に、カリタス南相馬を通じて2回目のとなる食糧支援を開始しました。1世帯5,000円分の食糧を、4ヶ月間のべ200世帯を対象に配布予定です。配布する食品は、レトルトパックや缶詰、お米を予定しています。