月間活動報告2025年3月

月間活動報告2025年3月号ができました。

 

モンゴル現地視察

2025年2月18日~2月22日にかけて、カリタスモンゴルを通じて行っているデイケアセンタープロジェクトの進捗確認のため、極寒の中モンゴル現地視察を行いました。

デイケアセンターでは、地方から就労機会と子どもの教育のため、ゲルと共に首都に移り住んできた家庭の収入向上に向け、共働きが可能になるよう子どもをセンターで預かり、小学生に対しては予習や宿題の指導をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

©カリタスジャパン

 

 

会議関係

援助部会(2月12日)

海外一般2件(ともにキルギスタン)が審議の結果、申請通り承認となりました。

 

援助金交付先一覧(202521日〜28日)

海外案件

カリタスアフリカ
南部アフリカの移住者と無国籍者対応プロジェクト              4,759,500
経済面での世界の国々の結びつきが強くなるに従い、社会における人々の多様性が増す中で、アフリカ域内では出生登録がなされない子どもが教育機会や公民権を与えられない事案が増えています。そのような無国籍者に法的地位を得られるよう、南部アフリカ地域の各国のカリタスの能力開発を行うものです。

 

カリタスムワンザ(タンザニア)
ヴィタンドゴ・プロジェクト                        7,518,500円
北部ムワンザ州で、家計を支えるため学校に通えない就学期児童に、通学困難な遠方の公立小学校ではなく、近隣の学習園で基礎学力を養うための機会を提供します。地域全体で子どもたちの学びを見守り、最終的には地方自治体が公教育として実施できることを目指します。

 

カリタスウクライナ
戦争被災者への緊急支援と緊急ニーズへの迅速な対応             7,932,500
ロシアの軍事侵攻を受けたウクライナ東部や南部の人々の緊急的な需要が満たされることにより、尊厳をもった生活を送ることができるよう、食料購入用現金の支給、衛生用品の配付、安全な水の確保、暖房用燃料の配付などを行い、さらにメンタルヘルスのカウンセリングや法律相談も行います。

 

カリタスアジア
スマトラ沖地震20周年記念イベント                       455,490円
2004年12月のスマトラ沖地震(インド洋大津波)により、インドネシアに次ぐ3.5万人の犠牲者を出したスリランカにおいて、発災20周年記念イベントを行い、被災者たちの回復力をたたえ、人道的な連帯と回復力に対する認識と社会参加を確実にすることを目指します。

 

カリタスバングラデシュ
チッタゴン丘陵地帯における少数民族のための
教育プロジェクト                              7,512,184円
先住少数民族コミュニティが点在するチッタゴン丘陵地帯は、その70%が山地や湿地、森林などのため、近隣に就学前および就学期児童のための学校がないことから、カリタスは各コミュニティにおける初等教育の支援活動を継続しています。

 

カリタスキルギスタン
組織強化支援プロジェクト                          2,109,135円
設立間もないカリタスキルギスタンですが、過去5年間で組織強化に向け多くの課題を達成することができました。カトリック教会が少数派である同国において各種活動を行えるよう、常勤雇用となったスタッフ人件費をさらに5年間支援することとしました。

 

カリタスキルギスタン
天文学を通じた教育・開発・平和推進支援プロジェクト            2,512,979
国際カリタスの正式メンバーになる以前から、多民族国家キルギスの課題である民族間の相互理解と融和の促進に向け、国内の高校生の交流を図る天体観測を中心としたキャンプの開催を行ってきました。自然科学に対する理解を深めるのみならず、他校・他州の同世代との交流経験を、平和学習の機会としています。

 

■国内案件

カリタス東京
カリタスのとサポートセンターへの協力事業としての季節ごとのイベント開催事業1,056,000円
日本のカトリック教会では、被災教区が中心となり行う支援活動にその他の教区が寄り添い、協力してきました。能登地震においても同様に、カリタス東京は、名古屋教区の現地本部であるカリタスのとサポートセンターが行う救援活動や復興支援活動に、ボランティア派遣チーム(ボラパック)を結成し、年4回を目途に現地に赴き協力します。

 

グローバルライフサポートセンター
ウクライナ避難民とその家族への支援事業                  2,376,000
日本国内におけるウクライナ避難民とその家族への支援のため、同センターは行政等と連携しながら体制を築いてきました。母国の家族も呼び寄せたものの避難が想定外に長期化して、日本の受入れ家族も生活費の負担が増し、疲労がでてきています。双方に寄り添い、現在、フードバンク活動、多様な相談対応、日本語教育支援、就労支援等に取り組んでいます。

 

地球対話ラボ
公立小中学校における多世代・異文化の居場所 アート小学校/中学校     1,084,000円
アート小学校/中学校国際交流活動は、被災地域の学校で、新たな人間関係の構築により、現状を改善しようとする事業です。学校や教室の既存の制度・文化の中で困難を抱え、心理的危機に直面している子どもたちが、他者や異文化と出合い対話し自己を表現することで、子どもたちにとってありのままでいられる居場所が生まれます。

©地球対話ラボ