月間活動報告2020年9月

月間活動報告2020年9月号ができました。

国際カリタス緊急要請

レバノン ベイルート爆発による被災者の救済
カリタスレバノン¥2,122,800
政治腐敗により、ハイパーインフレや15%以上の失業率が問題視されている中で起きた首都ベイルートでの爆発により、30万人が家を失い、爆心地付近の食糧倉庫の壊滅的な被害は、深刻な食糧難をも引き起こしています。カリタスレバノンは爆発直後から医療スタッフや炊き出しスタッフを現地に派遣し、命をつなぐための緊急支援を必死に続けています。

ルワンダ マハマキャンプにおけるブルンジ難民の経済支援
カリタスルワンダ ¥627,750
隣国ブルンジの情勢不安により、2015年より多くの難民が流入し、支援対象地のマハマ難民キャンプには6万人のブルンジ難民が滞在しています。一方、彼らの滞在が長期化するにつれ、地域への統合の動きが求められています。それには難民の経済的自立が必要不可欠になっており、当事業では、資金運用のための研修やホストコミュニティとの橋渡しなどを通じて、難民の自立と地域住民との摩擦軽減を目指しています。

ベネズエラ 人道危機による被災者の食料へのアクセス支援
カリタスベネズエラ ¥1,054,100
ベネズエラは世界でも有数の石油の埋蔵国であるため、大国からの内政干渉も絶えず、政治不安が長引いています。長引く人道危機は絶望的な状況を作り出しており、カリタスベネズエラは特に貧しい家庭を対象に、いのちに関わる食糧と医療の確保を促進しています。

海外援助

ネパール 安全な移住労働と地域再統合の促進事業
カリタスネパール  ¥4,886,120
年間500万人ともいわれる出稼ぎ労働者がコロナ禍で失職し、自国に50万人に上る人が戻ってきました。しかし、そうした人々はより危険を伴う出稼ぎ先に向かうようになり、命を失ったり、大けがをしたりするケースが後を絶ちません。カリタスネパールではこうした出稼ぎ労働者を対象に、帰国前後の研修を実施、より安全性の高い出稼ぎを支援するとともに、祖国でも働けるように農業支援や起業支援などを行っています。

国内援助

ペットとともに入居できる個室シェルター事業
つくろい東京ファンド(東京) ¥660,000
ペットとともに長年暮らしていた人が、新型コロナの影響で住まいを失うといった現象が散見されるようになりました。当該団体が現在保有するシェルターはペットを受け入れることができないため、新たにペットと一緒に入居できるアパート2室を確保します。

生活困窮家庭対策としての食料品提供事業
フードバンクTAMA(東京)     ¥1,800,000
新型コロナの影響で生活困窮世帯からの食糧提供のニーズは高まっています(前年の約2倍)。食品は生産者や食品メーカーなどからの寄贈を受けていますが、梱包費用や運送費用の増大が団体の収支を圧迫してきているため、これらの経費を支援します。

新型コロナウィルス感染症緊急支援 
名古屋カトリック難民移住移動者委員会/愛の実行運動事務局本部(名古屋) ¥1,287,480
新型コロナの影響で多くの外国籍の人が、仕事や住む所を失っています。名古屋教区として、女子修道院の建物を借用し、外国籍の女性用のシェルターを開設します。そのための内装、備品などを支援します。これまであったシェルターは男性用として継続使用します。

コロナ禍をのりこえる、働く女性の全国ホットライン
はたらく女性の全国センター(東京)  ¥840,000
コロナ禍によって多くのシングルマザーや非正規雇用の女性たちが厳しい貧困生活を強いられています。当該団体では、ホットラインを設置することにより、女性の生活の向上に必要情報を本人たちに提供するとともに、ストレス低減を行う活動をおこなっています。年間400人を目標としている。

あしたのいえプロジェクト(シェルタープロジェクト)
聖イグナチオ教会あしたのいえプロジェクト(東京) ¥650,970
本プロジェクトでは、提携先NPOから依頼を受ける形で、生活困窮者への一時滞在(14日程度)、あるいは長期滞在(半年以内)先として、部屋の無償提供を行っています。支援対象者の中には路上生活者、DV被害者なども含まれていますが、コロナ禍において貧困家庭が増え、こうしたニーズが急激に高まってきています。

依存症者の緊急避難場所の確保と相談支援の提供及び、回復支援の居場所及び住居確保
神戸ダルクヴィレッジ(大阪)  ¥1,650,000
感染予防の名目で、政府や自治体は人々に自粛を強いていますが、依存症患者にとっての自粛生活は、支援者との関係を断ち、ストレスを個人に強いることから、症状の再発を招く非常に危険な生活です。自治体の活動も自粛ムードで滞る中、相談者が激増し、当該施設では急遽患者の入居施設の拡充が必要不可欠となっています。共同生活を送ることで患者の孤立化を防ぎ、症状の再発も防ぐことが可能となります。