月間活動報告2025年10月

                                                   月間活動報告2025年10月号ができました。

 

現地視察

カリタスキルギス
本年8月にカリタスジャパン秘書と担当者が中央アジアのキルギス共和国を訪問しました。1991年に解体前のソ連から独立後、キルギスでは民族間の対立が激しくなります。こうした苦しみの歴史を背景に、6年前にカリタスキルギスタンが誕生し、カリタスジャパンはヤングカリタス支援として、他のカリタスから支援を得にくいスタッフ給与や事務所家賃、そして高校生を対象にした天文学キャンプへの資金援助を行ってきました。このキャンプでは単に天体観測を通じた知識を深めるだけではなく、民族や出身地の異なる他校生徒たちとの友情を育むことが目的です。

天体観測する高校生 ©カリタスジャパン

 

会議関係

カリタスジャパン委員会(9月30日)
9月より新任期となり、委員へのオリエンテーションを行い、今後取り組んでいきたいことなどについて話し合いました。また新メンバーにて援助申請の審査も行いました。

 

援助金交付先一覧(20251日〜30日)

海外案件
カリタスカンボジア
カンボジア-タイ国境における軍事衝突に対する緊急対応              2,964,400円

5月と7月に発生した軍事衝突により、国境地帯から10万人以上の国内避難民が発生しました。現在5州内の難民キャンプに仮設シェルターとトイレ、太陽光発電装置、給水ステーションを設置し、国内避難民となった人々に食料、衛生キットを支給します。

 

難民キャンプの様子(青テント(5mx6m)が仮設シェルター) ©Caritas Cambodia

 

 

 カリタスパキスタン
パキスタンのモンスーンによる洪水被害への緊急対応                     1,749,300円

6月に発生したモンスーンによる豪雨と洪水の発生によって被災した1000世帯に対し、食料パッケージや衛生キット、飲料水、台所用品セット、寝具を給付します。さらに、衛生啓発活動を通じ、下痢、コレラ等水系感染症を防ぐための衛生習慣を向上させます。また難民キャンプにおける無料医療相談を実施します。

 

■国内案件
名古屋教区カリタスのとサポートセンター
ボランティア予約システム環境整備                                      500,000円 

カリタスのとサポートセンターでは、能登地震で被災した輪島教会の新たな献堂にともない、2025年10月より同教会に輪島ベースを開設します。同時に新たなボランティア予約システムを導入し、スタッフの負担を減らすとともに円滑な宿泊込みのボランティア予約の調整が可能となります。