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●スーダン難民危機

2010年の第2四半期もダルフールでは、政府と反政府勢力、そして部族間での衝突が引き続き見られました。その結果、新たな死者や避難民を出し、各地での援助活動にも影響を与えました。そのような治安状況によって活動が制限を受ける中、水・衛生分野では新たな井戸を掘削し、保健分野では予定以上の人数を対象に支援することができました。ビレルキャンプでは、HIV/AIDSの自主的相談・検査の要請に応え、Sudanaid(カリタススーダン)が政府の保健省HIV/AIDS局と協力して移動サービスを開始しました。また、次期に始まる雨季に備え、必要な緊急支援物資の備蓄も完了しました。
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保健・栄養
Sudanaidが、移動診療からキャンプのクリニックでの活動に移行し、住民や同分野で活動するその他の団体とも協力した結果、この四半期では目標以上の人々を対象とすることができました。特に、住民動員や、妊婦セットの一つに蚊帳を導入した結果、出産前サービスの利用者数が増加しました。
水・衛生
治安の悪化という問題に直面したものの、ザリンゲイとニャラの村落地域で8つの井戸が掘削され、手押しポンプも設置されました。南ダルフールと西ダルフールでは太陽光を利用した揚水システムの設置が始まり、次四半期には完成する予定です。 |
医療サービスを受けるために列を作る女性たち (c)国際カリタス
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◆受益者の声/サビル(小学校2年生12歳)
サビルは両親と2005年にできたカムサダガイグキャンプに住んでいます。彼は衛生啓発センターで衛生指導員によって行われた、啓発ポスター配布活動に参加し、食事の前に手を洗うことの大切さを学びました。ある日、朝食の準備ができたので、彼は父親と兄弟姉妹を呼びました。遅れてきた父親が手を洗うのを忘れると、サビルは父親に「お父さん、食べる前には水と石けんで手を洗って下さい。」と言いました。
緊急事態対応
7,972世帯(うち4,438世帯は雨季に備えて、3,534世帯は新規避難民または火事やその他の災害被災者)へ物資を提供しました。
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初期復興支援
西ダルフールでは、2010年6月に予定されているコミュニティセンターの住民への引き渡しに備えて、収入創出活動に必要な製粉機などの機械の提供や、センター運営についての住民代表へのトレーニングなどを行いました。5つのセンターは常設用に建て替えられ、持続的に使用できるよう必要な設備が備え付けられました。
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◆草の根レベルの「平和委員会」の効果
デレイジの共存委員会は、2009年12月8〜10日に平和構築と紛争解決トレーニングを受けた委員会の一つです。当委員会は、農民と遊牧民間によく起こる問題や、家庭内問題を解決する役割を負っています。最近、委員会はアバラ族とミッセリヤ族(共にアアラブ系)の問題解決の道を探るのに専心していました。委員長は、仲裁についてワークショップで得た知識と、激しい対立のあったデレイジ村の内外で両者の立場に立って経験したことで、多くの恩恵を受けたと言います。委員会はデレイジキャンプでの殺人を含む事件の解決にも関わり、仲裁役となり被害者の家族に報償金を受け取るよう説得したりしました。プログラムが提供した自転車は、交渉に何度も行き来が必要となる活動に重宝しています(以前は適当な交通手段がなかったため、思うように仕事ができませんでした)。委員会は、地元の慣例的法廷の役割を果たしています。
教育
80人の若者と15人の女性を対象とした2カ月間の職業訓練が終了しました。また、4つの学校で計13の教室を建設しました。
◆受益者の声
ガラザヤはニャラの南西45kmにある人口6千人の小さな村で、人口の半数は子どもたちです。SCC(スーダン教会評議会)は2009年9月に同地を訪問し、教育サービスのレベルが低いと分かりました。教育施設はなく、子どもは質の高い教育を受ける機会を奪われており、木の下に座り地面に字を書いているような状況でした。校舎は地元の材料で作られており、毎年修繕や補修が必要でした。
住民はSCCに校舎建設への協力を要請し、SCCはこれに応え常設の教室を完成しました。譲渡式の日、PTAのメンバーであるアリ・モハメド氏はこう述べました。「私たちは地域の学齢児に教育を与えてほしいと教育省やNGOに働きかけましたが、何の返事もありませんでした。SCCの支援に感謝します。この学校おかげで子どもたちと若者の未来が保証されました。」
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「ダルフールプログラム」は、国際カリタスとACT(Action
by Churches Together:プロテスタント系国際援助連盟)が合同で2004年から行っている、スーダン西部ダルフール地方での国内避難民支援です。ダルフールでは、2003年の紛争勃発以降、同地域の3分の1が避難民となってキャンプ生活を強いられています。同プログラムでは、全体で280万人の避難民のうち、南西部の35万人を支援しています。代表団体はNCA(Norwegian
Church Aid:ノルウェー教会援助隊)、現地パートナーとしてSudanaid(カリタススーダン)、SCC(Sudan
Council of Churches:スーダン教会評議会)が活動しています。
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保健・栄養
Sudanaidが、これまで行っていた移動診療サービスから、キャンプのクリニックでの活動に移行するのに伴い、NCAは信頼できる医者を探し、ほとんど未整備だったクリニックを立て直す支援を行いました。その結果、この四半期で3,700人の患者を診察することができました。また、西ダルフールでのHIV/AIDS感染拡大を受け、SCCはカウンセリングや検査サービス、患者の収入創出活動支援を始めました。
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◆受益者の声/アシャ(20歳女性)ハッサヒッサキャンプ在住
| 「2009年6月に妊娠が分かった時、妊娠期間中と出産時に、どうやって産まれてくる子どもの安全を確保できるかが一番の心配事でした。幸い私は結婚する前に、このプログラムの実施する、出産前ケアの重要性についてのセミナーを受けていたので、妊娠が分かるとキャンプのクリニックにかかり、助産婦のアドバイスを受け、それに従いました。2010年2月の終わり、深夜2時頃陣痛が始まりました。キャンプのクリニックは閉まっているし、ザリンゲイ(市内)の病院には遠くて行けません。また、夜間の治安も心配でした。家族はすぐに近所に住む、このプログラムで訓練を受けた助産婦を呼んできてくれ、彼女は4時から翌朝8時半まで注意深く私を看てくれました。 |
クリニックの待合室での母子保健教育
(c)カリタスジャパン |
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私は分娩間近でしたが、胎児が疲れているので、クリニックでの診察が必要だと彼女は告げました。しかし、我が家には車を調達できるお金がありません。そこで、コミュニティ保健委員会が、無料でロバの荷車を出し、私をクリニックまで運んでくれたのでした。医療アシスタント(医者に準じる)の助けで、無事出産することができました。子どもは今2カ月です。このプログラムのしてくれたことに感謝しています。」
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水・衛生
掘削ドリルの修復が終わり、新しい圧縮機がニャラに到着しました。7つの井戸の掘削、トイレの増設と修繕を行いました。3月22日の「世界水の日」を祝いました。
◆受益者の声/ファイサル(男子高校教師) (同校へのトイレ10基贈呈時に)「以前は、生徒900人人のために、状態の良くないトイレがたった3つあるだけでした。そのため、生徒のほとんどは谷間に用を足し行っていましたが、これは水の汚染につながる危険性がありましたし、ひどい悪臭も放っていました。このプログラムによってきちんとした施設ができたので、現在ではそのようなことはなくなりました。」 |
衛生トレーニングを受ける教師
(c)ACT-Caritas |
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緊急事態対応
新規避難民、火事やその他の災害で家を追われた約4万世帯へ緊急支援物資を配給しました。今期初めに起こったジェベル・マラでの武力衝突に際しては、共同調査の後、物資配給および収集した情報の関係機関との共有を行いました。
初期復興支援
SCCが「ダルフールコミュニティ平和と安定基金」プロジェクトを開始し、今期はスタッフ採用とプロジェクト対象の村の事前調査を行いました。関係スタッフは平和構築コースを受講し、調査方法と紛争分析について理解を深めました。
◆受益者の声
「私の名前はイブティサム、デレイグキャンプに2003年から住む女性です。マルラ村出身です。夫はこの紛争で亡くなりました。Sudanaidの支援のおかげで、裁縫の技術を身に付けることができました。ずっと、裁縫は男性の仕事だと思っていましたが、女性の私でも自分の手で生計を立てています。今ではこのミシンを使って、2人の子どもの学費を払うことができています。」
「私はカルトゥム、コール・アバシから避難してきました。夫は無職です。私はSudanaidのコミュニティセンターでの職業訓練コース(針仕事)に参加し、これまで2枚のベッドシーツを仕上げました。4枚完成させて家族のために200スーダンポンド(約8千円)稼ぐつもりです。もうニャラへ家政婦の口を探しに行く必要はありません。」
教育
SCCがニャラの高等専門学校で、職業訓練を実施することに合意しました。すでにビレルキャンプでは45人の訓練生が溶接、レンガ工、裁縫のコースを開始しました。また、学校の校舎建設に際しては、住民の参加が目立ってみられるようになりました。机や椅子の搬入、窓や扉などの修繕が行われました。
◆受益者の声/モハメド(7年生)
9歳の時にデレイグ男子小学校に入学し、2年生から勉強を開始。「この学校での教育で、たくさんのことを学びました。2年後には試験を受け、合格して高校へ進みたいです。村から追われた僕たちに教育の機会を与えてくれたSudanaidに感謝しています。」 |
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水
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2,243 の浄化された水が毎日供給され、給水設備の整備も行われました。水の浄化、ジェネレーター、ポンプ、排水管の整備は、現地スタッフによって毎日実施されています。 |
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新しく4つの井戸が掘削され、水質検査の結果、人間の消費に適すると判定されました。これからポンプを設置します。 |
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コミュニティ住民と共に、46の既存のポンプの修繕が行われました。 |
衛生
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340世帯分のトイレが新しく設置され、さらに200が現在新規建設中です。156のトイレの修繕が行われました。79の学校トイレが修繕されました。新しい手洗い施設(学校)が2カ所できました。 |
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23,769世帯が衛生指導員の家庭訪問による指導を受けました。 |
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学校の教師やクラブに向けて、子どものための衛生トレーニングが4回行われました。手洗い励行促進のため、10,783個の石けんが配布されました。 |
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キャンプにおいて、485回の衛生教育セッションが実施されました。 |
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ビデオおよび演劇での啓発キャンペーンが29回行われました。衛生啓発のポスター1,000枚が配布されました。コミュニティの衛生啓発のため、58,339個の水タンクの洗浄を行いました。 |
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清掃キャンペーンが140回行われました。病原菌媒介害虫駆除キャンペーンが2回行われました。 |
保健医療・栄養
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9つの医療施設を運営し、62,105人が訪れました。季節(雨季)の関係で、下痢と呼吸器系の疾患の件数が増えました。 |
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7,555人の妊産婦が適切なケアを受けました。保健教育や、無料の出産キットの配布の結果、医院を訪れる妊産婦の数が増えました。訓練を受けた助産婦によるクリニックでの出産は前期とほぼ同数の299件でした。 |
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清掃キャンペーンが140回行われました。病原菌媒介害虫駆除キャンペーンが2回行われました。 |
保健医療・栄養
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9つの医療施設を運営し、62,105人が訪れました。季節(雨季)の関係で、下痢と呼吸器系の疾患の件数が増えました。 |
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7,555人の妊産婦が適切なケアを受けました。保健教育や、無料の出産キットの配布の結果、医院を訪れる妊産婦の数が増えました。訓練を受けた助産婦によるクリニックでの出産は前期とほぼ同数の299件でした。 |
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6月から10月にかけては、収穫前の食糧が底をつく時期で、栄養センターを訪れた人の数もピークとなりました。新規に1,862人の登録がありました。 |
緊急事態対応
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雨季に向けて、45,635世帯を対象に支援のニーズ調査と評価を実施しました。 |
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日用品の配布に加え、新規避難民と、予測できない緊急事態に備えて5千世帯分の物資の備蓄を行いました。 |
平和構築・保護・社会心理的支援
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成人教育や職業訓練(識字教育、大工、手工芸、裁縫など)、収入創出活動(食品加工、粉挽きなど)、保育園といった、コミュニティセンターの活動を支援しました。収入創出活動の資金となる、小規模貯蓄、融資制度を導入しました。 |
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コミュニティセンター運営委員会に対して、マネジメントについてのトレーニングを行いました。女性グループの結成、リーダーシップトレーニングを行いました。 |
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避難民および受け入れコミュニティ住民のために、集い、演劇、交流会、文化祭、サッカーの試合などの催しを行いました。子どものためのフリースペースをサポートしました。 |
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平和構築、心理ケア(家庭訪問やグループカウンセリングによって)、HIV/AIDSなどについての啓発セッションを実施しました。 |
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相互理解と平和的協力の醸成へ向けて、スポーツチームを結成しました(必要な用具が提供されました)。 |
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学校に「平和クラブ」を作りました。教師が生徒をサポートし、避難民キャンプや学校での演劇、ラジオ放送、学校参観日の実施、絵画、歌や踊りなどを通して、平和の促進活動を行っています。 |
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コミュニティ委員会メンバーが平和構築と紛争解決手法、将来的な紛争予防についてのトレーニングを受けました。 |
学校
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教室の建設や修繕を行いました。 |
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必要な備品(机、椅子、黒板、チョークなど)を提供しました。 |
この四半期の最初の1カ月間は、13の国際NGOおよびACT/国際カリタスの現地パートナーであるSUDOを含めた3つの国内NGOの国外退去・活動停止に伴い、様々な不確実な状況と混乱が起こった時期でした。ACTと国際カリタスの現地スタッフは、それらのNGOの抜けた穴を埋めつつ、国内避難民や受け入れコミュニティ住民への人道支援を継続して実施してきました。
衛生・水
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243,648人が安全な水にアクセスすることができました。 |
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42カ所のタンクからモーターで水を供給する設備の整備が行われました。 |
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1,850のトイレが新設、修復されました。 |
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18,409世帯が衛生指導を受け、衛生環境を改善し、基礎的な衛生習慣を身に付けることの重要性を理解しました。 |
保健医療・栄養
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このプログラムで運営されている医療施設に、57,468人が訪れました。 |
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クリニックでは病人や妊産婦が診療を受け、栄養センターでは栄養不良の子どもたちや、妊婦、授乳中の母親が栄養の補給を受けました。 |
緊急事態対応
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避難民が生活状況を向上させ、病気から身を守るため、1,530世帯に日用品が提供されました。 |
平和構築・保護・社会心理的支援
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紛争の被害を受けたコミュニティがトラウマに対処し、持続的な平和構築に向けて共に努力していくことができるよう、心理的ケア、保護のプログラムを継続しています。 |
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*Norwegian Church Aid(ノルウェイ教会援助隊)ダルフールプログラムにおけるカリタスのパートナー
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| 3月4日の国際刑事裁判所(ICC)によるスーダン大統領の起訴後、同国で活動していた13の国際NGO、および3つの現地NGOが国外退去を宣告されました。ACT/カリタスを含む残された国際NGOは、国連と共にそのギャップを埋めるようスーダン政府より要請を受けました。このような障害の中、以下の活動が実施されました。 |
基礎衛生・水
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182,877人の避難民、受け入れコミュニティ住民が適切な給水設備にアクセスできました。 |
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トイレの建設や修理によって、避難民に安全な衛生設備が提供されました。 |
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家庭訪問や子どもへの衛生教室などを通して12,025世帯が基礎衛生について学びました。 |
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この分野では、住民と自治体主導の水・衛生管理に重点を置いており、各給水ポイントに水管理委員会を組織し、メンバーへのトレーニングも実施しています。 |
保健医療・栄養
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ACT/カリタスの運営する医療施設で延べ5万人以上の患者、4,711人の妊産婦が診療を受けました。 |
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341回の健康教育セッションを行い、計20,828人が参加しました。 |
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プログラムの運営する栄養センターで6,025人の栄養失調者が処置を受けました。 |
緊急災害準備と対応
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昨年末から今年始めにかけて発生した部族間の政治的衝突により、南および西ダルフールで新たな避難民が生まれました。これを受け、同プログラムのEPRU(緊急事態対応部)は緊急物資支援を実施しました。 |
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生活の質向上と病気からの保護のため、避難民、受け入れコミュニティ、帰還民の2,203世帯へNFI(非食料物資)が配布されました。 |
教育
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校舎が修復され、1,256人の生徒が好ましい環境で学習することができました。 |
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学用品が用意でき、次の四半期に2つの学校で配布されます。 |
平和構築・保護・社会心理的支援
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技術トレーニングや人権啓発セッション、カウンセリング、識字教室などに、多数が参加しました。 |
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女性、若者の経済的自立を助けるため、マイクロクレジットプログラムが行われています。女性たちはグループを組織し、それぞれのグループで定期集会を持ちます。集会は、HIV/エイズや基礎衛生、平和構築などについて学ぶ機会でもあり、これは彼女たちのエンパワーメント(能力強化)にもつながっています。 |
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| カリタスの支援で水へのアクセスが容易になり喜ぶファティマ© NCA 2009 |
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ファティマ(11歳)は家族とダルフールにあるカムサダゲイグキャンプに住んでいます。2005年に創設されたこのキャンプは、ダルフールでは最も古いキャンプの一つで、1万9千人が住んでいます。カリタスはここで、水、公衆衛生設備、衛生教育などのプログラムを行っています。
5人きょうだいの長女であるファティマは、毎日母親の水汲みの手伝いをします。料理、洗濯その他の家事に使う水を2人で80 運ぶ仕事です。 |
あらゆる紛争でそうであるように、ダルフールでも最も弱い立場にあるのは子どもたちです。痛ましい死、喪失、虐待は、特に女性や少女にはよくあることなのです。このような人道危機的状況において、子どもたちの負う重荷を減らすため、カリタスは活動しています。
水・衛生に関する支援は、成功プログラム例の一つです。
カリタスの現地パートナーである「ノルウェイ教会援助隊(NCA)」は、西ダルフールのザリンゲイおよびその周辺のキャンプに住む13万人以上に、安全な水を供給しています。これは、子どもたちの日々の水汲みという重労働を軽減しました。
ファティマは、水場が近くなったことから水汲みが非常に楽になり、そのおかげで友だちと会える時間が増えたことを喜んでいます。学校には水や衛生設備が完備され、通学しやすくなりました。カリタスは水道水、男女別々のトイレ、手洗い場や清掃具を設置しました。
サハラ以南のアフリカでは、安全な水へアクセスできるのは人口の56%、公衆衛生設備を利用できるのは37%で、これは世界で最悪の数字となっています(UN
Department of Economic and Social Affairs, 2004)。
他の多くの文化と同様スーダンでも、家庭レベルでの水、衛生、保健に関することは女性の担当です(UN
Water for Life, 2005)。
ファティマは住んでいた村のことはほとんど覚えていませんが、村では水を得るために少なくとも1時間は歩かなければならず、ずっと大変だった、と彼女の母親は言います。 |
*Norwegian
Church Aid(ノルウェイ教会援助隊)ダルフールプログラムにおけるカリタスのパートナー
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ダルフール情勢には解決の見通しが立っていません。2008年も避難民は増加の一途を辿り、最初の9カ月間で29万人もが新たに避難民となりました。2008年10月現在で、避難民の累計数は269万人、この紛争で影響を受けた人々の数は472万人に上ります。これにより、2009年にはキャンプの拡大が見込まれています。
民兵の活動も活発で治安が安定せず、帰還がほとんど進まないため、今後も人道援助の継続が必要とされています。人々はここ数年、食料、医療サービス、シェルター、水、衛生などの生存に最低限必要なものを援助に頼って生きています。紛争は人々の生計基盤を破壊することも目的としているのです。現地では農耕で生計を立てるのが一般的ですが、キャンプの外は危険で、人々は生活費を稼ぐこともできません。よって、プログラムは現在、長期的な生活回復よりも、緊急の物資、サービス支援が中心となっています。今後は、生計手段に関する支援も進められる予定です。 |
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2009年は国際刑事裁判所(ICC)によるスーダン大統領オマル・ハッサン・アハメド・バシル氏の起訴、南スーダン独立を問う住民投票、懸案となっているアビエイ、青ナイル、南コルドファンの3地方の問題などが、避難民の人々の生活と援助機関の活動にどのような影響を与えるか、注意する必要があります。
2008年に実施した活動は以下の通りです:
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栄養・医療
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10の基礎医療施設をサポートしました。 |
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約20万人の患者を診療しました。 |
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アル・デインの2つのクリニックが保健省と現地コミュニティに引き継がれました。 |
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ザリンゲイにあるハッサ・ヒッサキャンプに新規クリニックが建設され、10月に開業しました。 |
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医療施設を訪れた妊婦の約半数が、母体の安全を守るのに必要な品々を受け取りました。 |
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5つの栄養センターのサポートを通して、3万人の栄養補給支援を実施しました。 |
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165人の助産婦へ、母体の健康と清潔な出産についてのリフレッシュトレーニングを行いました。 |
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医療施設や栄養センターで98,574人が保健、栄養、衛生教育を受けました。 |
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ガルシラ病院に栄養棟とキッチンを備えました。 |
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ニャラ看護病院の栄養訓練ホールの建設を支援しました。 |
基礎衛生・水
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25万8千人が給水、衛生習慣、公衆衛生促進、コミュニティの能力向上トレーニングに参加しました。 |
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73カ所の井戸を掘り、手押しポンプを備え付けました。手掘り井戸の新設や修復も行われました。 |
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SPHERE(人道憲章と災害援助に関する最低基準)を満たすため、モーター式の給水システムが改良されました。 |
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268の手押しポンプの整備、修復が行われました。 |
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新規排出口4カ所が造られました。 |
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948の家庭用トイレ、35の学校トイレが新たに建設され、それぞれ4,750、10が修復されました。 |
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演劇、ポスター、ビデオなどを使った衛生習慣を身に付けるための啓発教育が実施されました。 |
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トレーニングを受けた公衆衛生ボランティアによる115,937世帯への家庭訪問が実施されました。清掃キャンペーンが442回行われました。 |
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蝿や蚊、その他の病原菌媒介害虫の駆除が行われました。 |
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628人の水委員会委員がトレーニングを受けました。 |
緊急災害準備と対応
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国連人道問題調整事務所(UNOCHA)や国連世界食糧計画(WFP)など他の国際機関との連携が向上しました。 |
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41,249世帯が非食糧物資支援を受け取りました。 |
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11人のスタッフと29人の避難民コミュニティからの参加者が、SPHERE(人道支援に関する最低基準を定めたもの)と人道支援マネジメントのトレーニングを受けました。 |
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367世帯が深刻な被害を受けたウンカーでの洪水に際し、緊急対応チームが速やかに対応し、被災者の緊急避難所設営を行いました。 |
平和構築・保護・社会心理的支援
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草の根の平和構築努力、プログラムへの若者の参加促進、女性のエンパワーメント、住民が運営する避難民キャンプ内のコミュニティセンターの能力強化などが実施されました。 |
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9センターを修復、2センターを新築しました。 |
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コミュニティセンター委員会メンバーへ、センター運営についてのトレーニングを行いました。 |
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子どもの権利、文化、避難民と受け入れコミュニティ住民の平和的共生を啓発、促進するイベントを実施しました。 |
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同じく、女性の相互訪問を行いました。 |
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学校に男女生徒の参加できる「平和クラブ」を作り、平和、人権、ジェンダーに基づく暴力、HIVエイズに関する啓発を進めました。 |
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性暴力被害者の傷を癒すため、グループおよび個別カウンセリング、家庭訪問、その他の支援を行いました。 |
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女性、男性、若者に対して、識字および、仕立て、食品作り(パン、パスタなど)、縄編み、バイク修理、コンピュータの技術トレーニングを行いました。 |
学校
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現在ある11の学校の整備、修理が行われました。5つの新校舎が完成しました。 |
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22校へ教室内備品などが備え付けられました。 |
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142人の学校事務員、PTA、教育委員会関係者のトレーニングを行いました。 |
農業
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新たな多目的育苗場を作りました。また、既存の育苗場では4万株の苗が受益者に配布されました。 |
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ビラルキャンプでは、子どもの栄養状態改善と収入創出のため、鶏の飼育プロジェクトが始まりました。 |
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農法と家畜飼育についてのトレーニングが行われました。参加者は116人の女性を含む296人でした。 |
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オクラ、スイカ、トマト、タマネギなどの冬蒔きの種が500世帯へ提供されました。 |
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国の農業技術官への短期間コースが実施されました。危機管理とプロジェクトマネジメントについて学びました。 |
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* ACT(Action by Churches
Together)は、カトリック・プロテスタント・ギリシャ正教会からなるキリスト教系国際援助組織です。ACTとカリタスは共同で、ダルフール南西部において紛争の犠牲となった250万人の国内避難民、及び受け入れコミュニティ住民への支援を2004年6月以来続けています。
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ダルフールでの生活はいつも厳しいものですが、雨季は特に大変です。紛争で家を失った人々は現在、泥とわらでできた小屋に住んでいます。
人々がシェルター(仮住まい)、薬、保存食を確保していることを確認するのもACTとカリタスの重要な仕事です。6月から9月にかけての雨季には道路の状態が悪くなるため、前もって確認する準備をしておかなければなりません。
南部ダルフールのメルシンではスタッフが、キャンプに住む国内避難民数百世帯へすでに生活必需品を届けました。 |
ダルフールで来る雨季に備え、物資を手渡すACTとカリタスのスタッフ
© ACT/カリタス (Emad Eldin Ali & Catherine
Dennis) |
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5月にメルシンにある9のキャンプに住む4700世帯は家の屋根にするビニールシートを受け取りました。この他、マット(寝具)、毛布、女性用衣類が配布されました。
ニャラでは、新規避難民と受け入れコミュニティの人々の両方を対象に、数年前に配布された物資の取り替えが行われました。
大規模な物資の配布には困難が伴うため、避難民を代表する家長と受け入れコミュニティのリーダー総勢22名から成る「連帯委員会」の協力が必須です。
受け入れコミュニティ側は、援助機関が来るまで3カ月間、避難民へ食べ物、水、衣類を支援していました。しかし、国内避難民の存在は受け入れコミュニティにとってはやはり脅威であったため、ACT/カリタスが2004年にスーダンの国内機関であるスーダン教会協議会(SCC)、スーダン社会開発機構(SUDO)と共に支援活動を始めたことに非常に感謝しているといいます。
雨季にはこれらの物資、特にビニールシートがないと安心できません。屋根が漏れてしまうのです。良質のビニールシートは市場では手に入りにくいか、または非常に高価であるためほとんどの家庭には手が届かないものとなっています。
屋根が漏るということは伝染病のまん延を意味します。事実、メルシンの診療所には雨季にはより多くの患者が訪れるそうです。マラリア、下痢、目の病気がこの時期の疾病トップ3です。家畜と人が近くに住み、
湿っていて蚊の発生の温床にもなっているこの地域の自然環境も、病気のまん延の大きな原因の一つです。
急性の水下痢、その他の病気に必要な医薬品が、伝染病の発生に備え全ての診療所に完備されました。それに加え3カ月分の食料も栄養センターに備蓄されています。 |
●基礎衛生/水
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18カ所の井戸を掘り、106の手押しポンプを修理、稼働させました(ザリンゲイ、ガルシラ、西ダルフール)。 |
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40の水委員会メンバー160人が料金徴収、記録、紛争処理などのマネジメントトレーニングを受けました(ガルシラ、南ダルフール、ザリンゲイ、西ダルフール)。 |
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衛生状態の向上のため水源の189の清掃キャンペーンを行いました( 南・西ダルフール)。 |
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衛生促進ボランティアが16,685戸の家庭を訪問し、衛生教育を行いました。 |
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避難民キャンプ内の3,825カ所の簡易トイレが修復され、衛生環境が良くなりました。 |
●栄養/医療
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第一次医療施設で42,768件の診察と49,799件の治療を行いました(南・西ダルフール)。 |
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21,150人以上が保健、衛生、病気や母子保健について学習しました。 |
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8,768人の栄養不良の子ども、妊産婦へ栄養補助を行いました。 |
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120人以上の栄養士、看護師が保健教育についてのトレーニングを受けました(ザリンゲイ、ガルシラ、西ダルフール)。 |
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ニャラの保健省の医者14人、看護師、栄養士12人へのトレーニングも行いました(南ダルフール)。 |
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4,710人の住民が衛生習慣、母乳育児の大切さや妊産婦教育、水に起因する病気について学習しました。 |
●社会的支援/平和構築
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9つのコミュニティセンターが集会やトレーニングの実施、啓発活動の場として機能しています。 |
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3,910人が収入創出活動や成人教育などの日替わりプログラムに参加しました。 |
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123人が人権についての啓発トレーニングに参加しました(西ダルフール)。 |
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118人の職員がセンターの運営管理についてのトレーニングを受けました。 |
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300人の避難民が心理ケア、保護、HIV/エイズ、女性への暴力についての啓発集会に参加しました。 |
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避難民と受け入れコミュニティに8つのスポーツチームが誕生しました(ガルシラ、西ダルフール)。400人の若者が両者を結ぶ架け橋となります。 |
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サッカーとバレーボールのチームに用具が提供されました。 |
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6つの演劇祭、文化祭が開催され、避難民と受け入れコミュニティから1,500人の参加がありました。 |
| ・ |
若者の平和活動が6つの平和クラブによって継続されており、1,800人が関わっています。 |
●農業
| ・ |
農業支援のニーズ調査と5月の雨期の種蒔きに備えて種子や道具の配布を行いました。 |
●学校/教育
| ・ |
受け入れコミュニティ学校と避難民学校が完成しました(南ダルフール)。 |
| ・ |
3つの避難民学校の16の仮教室、5つの教室、オフィスが完成しました(南ダルフール)。 |
| ・ |
2,830人の避難民学校の子どもたちに学用品が提供されました(南ダルフール)。ドリル、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、筆箱、算数で使う道具一式の入った布バッグです。学齢児童の学校への定着を図り、新規入学を促すためのものです。 |
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● 栄養/医療
活 動 |
予定 |
結果 |
| クリニックと地方医院の運営を保健省へ移譲 |
5 |
9 |
| 5歳以下の子どもと妊産婦の栄養状態の改善 |
20,000 人 |
11,956 人 |
| 第一次医療レベルの診察 |
269,109 人 |
251,760 人 |
| 必要な医薬品を伴う治療 |
|
346,408 人 |
● 基礎衛生/水
活 動
|
予定
|
結果
|
| 水と衛生管理委員会の発足 |
60 グループ |
52 グループ |
| 井戸掘り、手押しポンプの設置/修復 |
81/210 |
98/157 |
| 新しい簡易トイレの設置/修復 |
2,803/10,830 |
3,169/8,718 |
| 衛生向上ボランティアによる家庭訪問 |
必要に応じて |
59,540 家庭 |
● 社会的支援/平和構築
活 動
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予定
|
結果
|
| 現地の互助グループのサポートおよびトレーニング |
24 回 |
42 回 |
国内避難民および受け入れコミュニティ対象の
平和構築啓発セッション |
24 回 |
28 回 |
| 学校における平和クラブ設立とサポート |
25 クラブ |
19 クラブ |
| 訪問交流、オープンデイ、スポーツ・文化イベント |
95 イベント |
74イベント(9,918人の参加) |
● 学校/教育
活 動
|
予定
|
結果
|
| DEROプログラムによって設立、維持、修復された学校で学ぶ子どもたち |
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8,160 人 |
| 新規建設校舎 |
8 校 |
3 校 |
| 校舎の修復 |
12 校 |
13 校 |
| 校舎のメンテナンス |
10 校 |
3 校 |
| PTA、学校事務関係者へのトレーニングワークショップ |
6 回 |
4 回 |
● 農業
活 動
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予定
|
結果
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| 雨期撒き種子と農具の提供 |
2,956世帯 |
3,006世帯 |
| 冬撒き種子と殺虫剤の提供 |
1,168世帯 |
1,006世帯 |
| 農業技術のトレーニング |
5,200世帯 |
780世帯 |
| 苗木の提供 |
31,000本 |
88,500本 |
「世界ダルフールの日」をご存じですか? これは、ダルフールを支援するNGO の集まりである「セーブ・ダルフール」のメンバーがダルフール和平を求めてアクションを起こすという日で、2006
年に始まり毎回異なるテーマを掲げてこれまで4 回実施されてきました。第5 回目となった今回は4月13日、「子ども」をテーマに世界各地で展示やイベントが行われました。【右は、ダルフールの子どもが描いた絵。現地で何が起こっているのかを如実に物語っています。】
2003 年から続く民族浄化とも言える紛争により、20 万人が殺され、200 万人以上が避難民となったダルフール。
カリタスは現地の国内避難民キャンプにおいて支援プログラムを継続中です。和平が実現し、人々が元の暮らしを取り戻すことができるよう、引き続き皆様のダルフールへの関心とご支援をお願い致します。 |
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カリタスジャパンニュース2008年5月号(86号)より
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2008年4月13日の「世界ダルフールの日(The
Global Day for Darfur)」を前に、スーダンのエルオベイド教区アントニオ・メネガッツォ司教(The
Catholic Bishop of El Obeid, Antnio Menegazzo)が、自身の思いと祈りを発表しました。
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アントニオ・メネガッツォ司教
イタリア・コンボニ宣教会所属。1957年にスーダン北部へ赴任、以後15年間にわたりコルドファン、ダルフールの小教区で司牧後、ポートスーダン、ハルツーム(首都)、コスティへ。
1992年よりコルドファンおよびダルフール地域を含むエルオベイド教区の責任者の職を経て、1996年に同教区司教となる。司教の座に着いてからも、教区内のカトリック教会をくまなく巡回するなど精力的に活動。
司教は、「紛争で全てが変わってしまった。以前は、クリスチャンはどこにでもいて、自由に彼らを訪問することもできたが、現在は治安の関係でそれもできない。自分は、霊的な面ではクリスチャンのサポーターであるが、人々の生活、水や保健、教育に関しては、スーダンのカトリックNGOであるSUDANAID(カリタススーダン)と共に、宗教に関係なくこの紛争によって苦しめられている全ての人々を支援している。」と語る。 |
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司教の思い
5年分の死、避難生活、困難、苦しみ。これが5年間の紛争の結果です。
経験は私たちに、戦争からは何も得られない、ただあるのは破壊と死だけだ、と教えてくれるのに、この世界中で争いは収まらず、人は問題や意見の相違を力で解決しようとします。
ダルフールの現在抱える問題を武力で解決することはできません。問題を解決できるのは、対話を通して到達できる「公正」と「平等」だけです。対話だけが本当に唯一の平和への道だとしたら、なぜ争いを続ける必要があるのでしょうか。直ちに武器を置き、平和的で誰もが満足できる和平協定を是が非でも結ぶのだ、という強い意思を持って、真摯な対話を始めるべきではないのでしょうか。
当事者間の妥協が必要です。双方とも正しいところがあり、また間違っているところがあります。それを認めなければなりません。しかし本当に戦争を終わらせようとする意志があるのでしょうか。それとも、個人的な利害感情やプライドによって、平和への道が妨げられているのでしょうか。
祈り
私たちの創り主である神様。
あなたは私たち人間を、同じ尊厳を持った平等なものとして創られ、
兄弟姉妹として互いに愛し合い、互いを尊重するよう願っておられます。
ダルフールには、一致も、愛も、尊敬もありません。
数百万の人々が、人間の尊厳もなく暮らし、苦しみ、死んでいっています。
困難に耐え忍ぶ力を、彼らにお与え下さい。また、彼らのために活動する
支援団体にあなたの助けと恵みがありますように。
紛争当事者を和平へ至らせるよう努力する関係者を支えて下さい。
戦闘に関わる人々の心を照らし、個人的な利害でなく、苦しめられる人々のことを
考え行動することができるよう導いて下さい。
神様、あなたは平和を私たちに与えて下さった、平和の神です。
ダルフールに平和をもたらし、罪のない人々の苦しみを終わらせて下さい。
アーメン
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| * |
世界ダルフールの日 ダルフールを支援するNGOの集まりである「セーブ・ダルフール」のメンバーが、ダルフール和平を求めて世界各地でアクションを起こす日。第1回目は2006年9月17日、国連総会初日に合わせ、ニューヨークのセントラルパークにおいてデモを行った他、世界41カ所でイベントを開催した。第2回(同年12月10日)は、ダルフールでのレイプおよび性暴力犯罪にスポットを当て、世界各地のスーダン大使館で抗議行動を行った他、「ダルフールではレイプと性暴力が戦争の“武器”として日常的に行われている」として、世界の女性リーダーたちが共同声明を発表。第3回目(2007年4月29日)は平和維持軍配置の早期実現を提言。第4回目(同年9月16日)は国連総会でダルフール問題を優先事項として取り上げるよう各国リーダーへ要求した。第5回目の今年4月13日は「子ども」がテーマ。各地で「希望のテント」を設置し、5年間平和を知らずに育ったダルフールの子どもたちを思いながら展示、各種イベントを行う予定。 http://savedarfur.org/pages/tents_of_hope/(英語) |

| 援助団体:ACT (Action by Churches
Together/キリスト教系国際援助団体)&国際カリタス |
¥
9,146,400
|
スーダン西部ダルフールでは2003年以来、政府軍に支援されたアラブ系武装民兵によるアフリカ系住民の大虐殺により、死者20万人以上、250万人以上の避難民を出しています。政府および関係武装グループの和平対話も思うように進まず、治安も悪化する中、ACTと国際カリタスは避難民キャンプにおいて水・衛生、保健・栄養、緊急対応、保護、心理ケア・平和構築、教育の6分野で支援を継続していきます。
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カリタスジャパンニュース2008年3月号(83号)より
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| 5歳以下の栄養不良の子どもたち、および妊産婦へ栄養補給プログラムを実施しました。重度の栄養不良者の外来も診ています。 |
| 南・西ダルフールのキャンプ地で、避難民と受け入れコミュニティ住民へ、キビやモロコシの種子を配付し、自給の手助けをしています。 |
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| 避難民キャンプ地、そして避難民受け入れ地域において学校を建設し、子どもたちが教育を受けることができるようサポートしています。 |
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援助団体:スーダン司教協議会地方事務局・スーダンエイド
(Sudan
CBRS & Sudan Aid) |
¥ 2,371,350
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スーダンでは、政治的・経済的に優遇されてきたアラブ系の住む北部とアフリカ系の住む南部との対立が根深く、1983年に南部で反政府グループが武装蜂起したのをきっかけに、20年以上も続く長い内戦状態に陥りました。2002年以降和平交渉が進展する中で、この間国内避難民となった400万人の帰還が始まっています。帰還サポートは国連をはじめとした各種国際機関によって行われており、カリタスは当面の生活必需品や自給促進のための農具や種子の提供、保健衛生、安全な水の確保といった分野での支援を行います。
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カリタスジャパンニュース2007年11月号(81号)より
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2007年に入ってからの3ヶ月で、武装勢力間の闘争により新たに10万7千人もの人々が家を追われました。援助機関への攻撃も収まらず、治安の悪化がますます懸念されますが、必要な人々のもとへ必要な援助を届けるべく、以下の活動が展開されました。
| 緊急援助 |

©Act-Caritas |
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西ダルフールの国内避難民キャンプと近隣コミュニティに住む1,258世帯及びチャド難民54世帯へ、日用品と衛生用品の配布。 |
| ・ |
スーダン南部エルデインの数千世帯へビニールシート、寝具、台所用品などのセット配布。 |
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©Act-Caritas
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基礎衛生/水
| ・ |
1,560人がキャンプの清掃活動に参加。 |
| ・ |
学童含む4,423人へ保健衛生講習。 |
| ・ |
新規井戸掘削、手押しポンプ、簡易トイレの新設。 |
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栄養/医療
| ・ |
栄養不良の5歳以下の子ども及び妊婦15,221人に対して栄養補給プログラム実施。 |
| ・ |
一時医療施設にて、95,614人の患者が受診。 |
| ・ |
9,678人の医療従事者及び市民を対象に、ヘルスケア、栄養についてのトレーニング(医療従事者へは特に、HIV/エイズ、参加型衛生環境改善アプローチ、マラリアについて重点)実施。 |
|
社会的支援/平和構築
| ・ |
コミュニティセンターにて、収入創出活動支援(職業訓練など)が継続中。また、スポーツ、文化活動、レクリエーションなども定期的に実施。 |
| ・ |
1,001人の児童及び311人の成人が平和構築セッションに参加。女性の人権についての啓発活動の実施。 |
| ・ |
紛争解決、人権、保護、共生、平和構築について9つのワークショップが開かれ、286人以上が参加。 |
学校/教育
| ・ |
11の国内避難民及び受け入れコミュニティの学校へ学用品配布。 |
| ・ |
6つの教室と1つの学校校舎新設。 |
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©Act-Caritas |
| 今年2月、クブム国内避難民キャンプにて火災が発生し、現地の材料で建てられたコミュニティセンター4棟、及び中にあった備品が消失するという事件がありました。DEROプログラムの一環である“住民主導による持続的な復興計画”にて組織されたコミュニティセンター委員会は、住民自身が少額ずつお金を出し合って同センターを再建することを決定、現在、成人教育と幼稚園が再開されています。 |
|
この5月5日で「ダルフール和平合意」調印から1年。政府の後ろ盾を受けた民兵グループによる一般市民に対する無差別的な暴力行為、殺人、婦女子のレイプなどは国際社会から「大虐殺」と非難を浴びていますが、いまだ収束する気配がありません。住んでいた村を襲撃され、命からがら逃げ出してキャンプでの生活を余儀なくされている国内避難民の増加は納まることを知らず、250万人(和平合意が調印されてからの1年間で新たに避難民となったのは約44万人!)を超えました。
派閥間の争いは激化、さらには新たな武装グループも出現し、国際的人道支援団体までもが標的になる事態。このような状況ではありますが、国際カリタスとACT(キリスト教系国際援助団体)は現地において「ダルフール緊急支援プログラム(DERO)」による援助活動を続けています。カリタスジャパンも、このプログラムに対して2006年度8万ドル(9,536,000円)を支援しました。
全く解決の糸口をつかめない感のあるダルフール問題。しかしここで大事なのは、それでもなお国際社会が関心を持ち続けることだと考えます。カリタスジャパンは、今後も「スーダン/ダルフール難民支援」への募金呼びかけを継続していきます。 |
●2006年プログラム実施概要
| 【保健・栄養】 |
・22地区でプライマリヘルスケア普及活動が実施されました。
・移動診療所による巡回が始まり、18,000人が受診しました。
・病気の予防、栄養についてのトレーニングが行なわれました。
・エイズ啓発活動に、若者、教師、宗教者、軍人など3,657人が参加しました。 |
| 【水・衛生】 |
・新旧あわせて110の水供給源が確保されました。
・水組合を通しての水の供給が始まりました。
・簡易トイレの設置が進み、同時に住民に対して衛生教育も行なわれました。
・急性下痢症などの病気に対する治療と予防教育が実施されました。 |
| 【平和構築】 |
・コミュニティセンターにおける収入創出トレーニングが行なわれました。
・避難民と地元住民との交流を通した相互理解、問題解決プログラムが
実施されました。
・DEROスタッフへの平和構築トレーニングが行なわれ、訓練を受けたスタッフに
よる部族間の和解推進が行なわれました。 |
| 【教育】 |
・簡易トイレが設置され、子どもたちへの衛生教育が行なわれました。
・子どもたちの心のケアのため、教師らがカウンセリングのトレーニングを
受けました。
・破壊された校舎再建のための資材が提供されました。
・学校スタッフの運営能力強化トレーニングが実施されました。 |
| 【農業】 |
・避難民、地元住民の食糧自給を目指し、種子、農具が配布されました。
・農業委員会が組織され、農業技術についてのトレーニング、パンフレット配布に
よる啓発活動が行なわれました。
・薪収集による森林伐採から起こる、キャンプ周辺の砂漠化に対応するための
植林活動が行なわれました。 |
| 【危機対応】 |
・6,000世帯(30,000人)分の日用品、ビニールシートなどの物資が
常時地域事務所に備蓄されており、緊急時に対応しています。
・その他、国連及び他のNGOとも連携し必要な援助に当たっています。 |
●スーダン:ダルフール緊急支援DERO(SOA27/2006 CJ:053-06)
援助団体:ACT(Actions by Churches Together International)
CAFOD(カリタスイングランド/ウェールズ)
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9,536,000円 |
ACTとカリタスは共同で、これまで30カ月間に渡り、ダルフールにおいて、難民等への緊急支援(DERO)を実施してきました。スーダンでは、2006年5月に平和合意が調印されたにも拘らず、さらに多くの人々が暴力の危機にさらされています。国連の発表によると、これまでで約20万人以上が殺され、200万人以上がキャンプへ避難、紛争に巻き込まれた人々の数は300万人以上に上ります。ACTとカリタスは引き続き、現地での直接的な援助を続けていくとしており、カリタスジャパンは、この活動に、06年度分として8万ドルの支援を決定しました。 |
●スーダン 非常事態が続いています


危険な状態だったアモーナちゃん。まだ予断は許しません
提供:国際カリタス ACT-Caritas |

Hassa Hissa キャンプの学校で学ぶ少女
提供:国際カリタス ACT-Caritas |
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基礎医療・衛生
41000個の衛生キット(石けん、くし、サンダル、水さし等)が配布されました。22の保健センターは1ヶ月に25000人の患者を診ています。2つの病院は修理され、新たに地域の保健センターとしてオープンします。9のセンターでは精神的外傷のある人のためにカウンセリングサービスを提供しています。
公衆衛生
3450箇所のトイレが新しく作られ、2300箇所が修理され使えるようになりました。1250箇所の洗面所が作られました。
栄養
40000人の5歳未満の栄養失調の子ども、妊婦、授乳中の母親に補助的な栄養食が支給されました。5歳未満の特にひどい栄養失調の子ども270人に治療が施されました。
教育
12の学校を修理し、10の学校を新建設しました。15の仮設学校を開設し、教員のトレーニング、教材、水道、トイレを提供しました。
<2006年計画>
国際カリタス募金目標1500万ドル(約17.8億円)
基礎医療、福祉サービス、帰還者村での生計の確立を行う予定でいます。
またダルフールの予断の許さない状況から、即対応出来るようにしていくことも急務です。
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引き続きご支援をお願いいたします
国際カリタスはACTと共同でスーダン・ダルフール危機に対応しています。
カリタスジャパンへの募金は「スーダン支援」とご記入ください
宗教法人 カトリック中央協議会 カリタスジャパン
郵便振替 00170-5-95979 |
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