月間活動報告2017年7月

月間活動報告2017年7月号ができました。

 

カリタスモンゴルパートナー会議・視察(6月8〜14日)

パートナー会議には、カリタスモンゴルと連携している6団体が集まり、これまでの4年間の活動振り返りと今後4年間に向けた活動計画について話し合いました。

 

その後、首都郊外のバイヤンコシュ・ゲル地域でカリタスジャパンが支援する「カリタスモンゴル子どもセンター」を訪ね、日本の皆さまから届いた「モンゴルの子どもたちのためのお祈り」と「黒島教会(長崎教区)ユースグループからのメッセージ」を菊地司教が同センター園長へ手渡しました。

 

保護者会でお祈りをみんなで一緒に読みながら、「モンゴルと日本、違いがあれども、子どもたちを愛する気持ちはみんな同じだと感じた」「このお祈りでとても離れていた国が近く感じる」「遠くからこんなに暖かい言葉が届き、私たちも自分自身ができることを精一杯頑張りたい、互いに助け合っていきたい」などの言葉を頂きました。同センターでは、保護者会が委員会を立ち上げ、募金を出し合って基金をつくり助け合う活動が始まりました。

 

このように、子どもセンターは、子どもたちに教育の機会を提供するだけでなく、園児の家族が啓発され、社会的にも経済的にも底上げされていくような活動にも取り組んでいます。

 

カリタスアジア総会(6月12〜14日)

バンコクでカリタスアジアの年次総会が行われました(14日)。総会では、規約改訂などの承認、国際カリタス管理基準についての中間報告などがありました。それに先立つパートナーフォーラム(12〜13日)では、カリタスアジアの戦略計画と優先課題についての報告が行われました。

 

各地の取り組み/目黒教会バザー(6月4日)

地域の人たち、外国の人たちも一緒になった国際色豊かなバザー。今年は「Happy Together」をテーマに開かれました。カリタスジャパンもテントをお借りし、パネル展示や活動紹介を行ったほか、ロールシートボールペンやマンスリーサポーター制度のご案内をさせていただきました。バザーの収益を、カリタスジャパンを通じた国内外の災害援助、人道支援活動のためご寄付下さいます。

 

啓発部会より

啓発部会では「子どもの権利と貧困」をテーマに、以下の日程でセミナーを行います。内容は、「さとにきたらええやん」の上映、講演会、分かち合いです。参加費は、いずれも無料。詳細は、カリタスジャパンのフェイズブックをご覧ください。ちらし、申込み用紙のダウンロードもできます。

  • 大阪 2017年9月16日(土)10:00~15:30

会場:サクラファミリア/共催:大阪大司教区社会活動センターシナピス

  • 札幌 2017年10月21日(土)10:00~15:30

会場:藤女子大学/共催:札幌教区カリタス家庭支援センター/後援:札幌教区カリタス

  • 東京 2017年11月11日(土)14:00~18:30

会場:YMCA青少年センター/共催:SIGNIS JAPAN

援助金交付先一覧(2017年6月1〜30日)
国際カリタス緊急支援要請
  1. ルワンダ:ブルンジ難民支援(EA13/17CJ 024-17

援助団体:カリタスルワンダ   ¥1,101,300

ブルンジから同国への難民はこの2年間で増え続けています。現地カリタスはこれまでに引き続き、特に弱い立場にある人々(障害者、HIV /AIDS患者など)を対象に栄養支援や心のケア、コミュニティ構築などの支援を行います。

  1. ニジェール:ボコ・ハラム被害者(避難民)支援(EA15/17CJ 027-17

援助団体:カリタスニジェール    ¥1,231,700

武装グループ「ボコ・ハラム」による暴動により、ニジェールでは多くの人々が家を追われました。状況は以前より落ち着いてきましたが、まだ治安に不安があるため、人々は元の村に帰ることができません。カリタスニジェールは、住民の二人に一人が難民・避難民となっているディファ県のキャンプで、食料、日用品の提供、収入創出活動の資本提供、若者を対象とした職業訓練(労働対価も支給)やキャンプ内の環境整備支援を行います。

 

海外援助
  1. ルワンダ:孤児支援(CJ 017-17

援助団体:カリタスルワンダ    ¥680,162

内戦終了後多くの孤児であふれていたルワンダで始まったこの支援は、対象となっていた最年少の子どもが義務教育を卒業し、カリタスジャパンの支援はこれが最終年となります。時代の変化とともに、義務教育や高等教育を終えても雇用の機会を得られない現状がありますが、そのような厳しい状況の中、カリタスルワンダと連携しながら、孤児同士が助け合い、今後の自立へ向かっていきます。

 

国内援助
  1. 福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業(CJ 17-020

 援助団体:くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)  ¥613,400

熊本地震仮設住宅避難者への家電・備品配布5月分の支援額です。