月間活動報告2017年6月

月間活動報告2017年6月号ができました。

 

東日本大震災緊急・復興支援活動評価(カリタス釜石)

カリタス釜石で支援活動の「参加型評価」を行いました(5月15〜23日)。「参加型」評価では、スタッフの皆さんが自分たちで評価計画やデータ収集、最終的な活動の有効性などを判断します。住民さんや関連団体の方々から話を聞き、これまでの活動が地域の復興の役に立ってきたこと、また、今後も活動継続が望まれていることなどが確認できました。

 

啓発部会より

啓発部会では「子どもの権利と貧困」をテーマに、以下の日程でセミナーを行います。内容は、「さとにきたらええやん」の上映、講演会、分かち合いです。参加費は、いずれも無料。詳細は、カリタスジャパンのフェイズブックをご覧ください。ちらし、申込み用紙のダウンロードもできます。

  • 大阪 2017年9月16日(土)10:00~15:30

会場:サクラファミリア/共催:大阪大司教区社会活動センターシナピス

  • 札幌 2017年10月21日(土)10:00~15:30

会場:藤女子大学/共催:札幌教区カリタス家庭支援センター/後援:札幌教区カリタス

  • 東京 2017年11月11日(土)14:00~18:30

会場:YMCA青少年センター/共催:SIGNIS JAPAN

 

各地の取り組み

新潟清心女子中学・高等学校(527日)

カトリック新潟教会を会場に開催された、ハンドベル部創部25年記念コンサートで、カリタスジャパンへの募金活動を行いました。

新潟地区信徒使徒職協議会(528日)

毎年実施している街頭募金を今年も新潟駅前、万代シティの2カ所で行いました。カリタスジャパンの活動を市民の皆様に知っていただくため、写真パネルを作って広報資料の配布を行いました。

 

援助金交付先一覧(2017年5月1〜31日)
国際カリタス緊急支援要請
  1. ヨルダン:シリア・イラク難民、ヨルダン人困窮者支援(EA05/17CJ 012-17

援助団体:カリタスヨルダン   ¥1,139,100

内戦が続くシリアでは650万人が国内で避難生活を送っており、国外への難民は480万人以上となっています。その内ヨルダンに暮らす126万5千人(ヨルダンの人口の13.2%)のシリア難民は、生計手段もほとんどなく困窮した生活を強いられています。カリタスヨルダンは医療サービス、母子保健、食料支援、心のケア、生計手段獲得のための支援を行います。

  1. ケニア:干ばつ緊急支援(EA14/17CJ 026-17

援助団体:カリタスケニア    ¥1,115,900

同国は深刻な干ばつに直面しており、300万人の人々が食糧難にあえぎ、水の確保も非常に困難になっています。カリタスケニアは食糧・栄養支援、水の提供、干ばつに強い種子を使った農業、放牧民と農民の平和共生のための支援を行います。

海外援助
  1. ヨルダン:女性移住労働者支援(CJ 018-17

援助団体:カリタスヨルダン   ¥1,139,100

工場労働者や一般家庭の使用人として働く、主にアジア出身の女性移住労働者を対象に、医療支援、カウンセリングや弁護士による法的支援、自分たちの権利を学ぶ啓発活動、乳幼児を抱えた女性への生活物資支援など行います。

  1. ヨルダン:イラク難民とヨルダン人困窮者支援(CJ 019-17

援助団体:カリタスヨルダン   ¥2,278,200

湾岸戦争やイラク戦争後に国境を越え避難した難民に加えて、近年ではイラク国内でのIS(イスラム国)掃討作戦を逃れ、首都アンマン近郊などで大勢のイラク難民が暮らしており、その半数以上が18歳以下の子どもです。難民が住む貧困地域のヨルダン人世帯も対象に医療支援、職業訓練・就業支援、緊急家賃補助などを行います。

国内援助
  1. 福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業(CJ 17-017

 援助団体:くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)  ¥1,219,100

熊本地震仮設住宅避難者への家電・備品配布4月分の支援額です。

  1. 東京教区:熊本地震支援活動(CJ 17-012

援助団体:きょうされん     ¥1,918,137

当該団体には、全国の障害者支援事業所1900カ所が加盟しています。熊本地震に関しては、全国の加盟事業所から職員が現地に赴き復興支援活動を行っています。カリタスジャパンは、活動経費の一部を支援します。

  1. 名古屋教区:障害を持つ信徒に関するアンケート実施支援(CJ 17-016

援助団体:日本カトリック障害者連絡協議会   ¥250,000

当該団体は、全国のカトリック教会を対象として、障害者に関する実態調査を実施し、その結果を今後の活動に活かしてゆく計画です。カリタスジャパンは、アンケート実施のための費用を支援します。

  1. 横浜教区:除雪機購入による冬の生活援助(CJ 17-015

援助団体:共働学舎信州      ¥800,000

長野県小谷村にある当該団体では、ハンディキャップを持つ人たちが共同生活を送っています。豪雪地帯のため除雪が欠かせませんが、現有の除雪機が古くなり故障も多く、冬の活動に支障をきたしています。カリタスジャパンは、除雪機購入のための費用を支援しました。