月間活動報告2017年5月

月間活動報告2017年5月号ができました。

 

カリタスジャパン年次報告書

2016年度年次報告書を作成しました。全国のカトリック教区、小教区、修道会、教育機関、諸施設などに配布します(9月上旬発送予定)。またご希望の方にもお送りしますので事務局までお知らせください。

 

啓発部会より

啓発部会は2017年から2019年までの3年間のテーマを「排除のない多様性社会をめざして」としました。

2007年からの「自死と孤立」の取り組みから、人を孤立に追いやる不寛容で排他的な社会が浮き彫りとなり、それを受けて、今後3年間は、身近にある排除、多様性をキーワードに、課題の共有と理解の促進を行い、排除のない多様性を認め合う社会の構築を考える機会となるような啓発活動を行います。

 

援助金交付先一覧(2017年4月1〜30日)
国際カリタス緊急支援要請
  1. チリ:森林火災緊急・復興支援(EA06/17CJ 013-17

援助団体:カリタスチリ      ¥1,109,800

チリ中部および南部では今年1月、大規模森林火災により首都圏都市部を含む55万ヘクタールが消失しました(※参考:10万ヘクタールが沖縄本島より少し小さい大きさ)。カリタスチリは食糧や水などの緊急支援、生計手段の回復、心のケアなどの支援を行います。

  1. ブルンジ: 食糧危機緊急支援(EA07/17CJ 014-17

援助団体:カリタスブルンジ   ¥1,169,400

同国は、2015年4月の政治的混乱からまだ回復できていません。人口の9割を占める農民には十分な耕作地もなく、天候不順も影響して食料に事欠く状況です。カリタスブルンジは短期の食料緊急支援を行います。

  1. コンゴ民主共和国:ブルンジ難民、南スーダン難民、帰還者緊急支援(EA08/17CJ 015-17

援助団体:カリタスコンゴ    ¥1,109,800

同国は、紛争によって国を追われた難民を多数受け入れています。カリタスコンゴは食料やシェルターなどの短期緊急支援を行います。

  1. ソマリア:干ばつ緊急支援(EA09/17CJ 020-17

援助団体:カリタスアイルランド  ¥1,209,300

深刻な干ばつが続く同国は、今年飢饉再発の可能性が非常に高く危機的状況です。人口の半数に当たる620万人が人道援助を必要としており、カリタスアイルランドとカリタスアメリカが現地で、食糧、母子の栄養・保健、水の支援を行います。

  1. シリア:アレッポ復興支援(EA10/17CJ 021-17

援助団体:カリタスシリア   ¥2,418,600

2011年以来悪化の一途をたどるシリア内戦で、激戦地となり街が破壊されたアレッポ。カリタスシリアは食料、シェルター、水などの緊急救援とともに、人々の生活再建のための支援を行います。

  1. ペルー:洪水・地滑り緊急支援(EA11/17CJ 022-17

援助団体:カリタスペルー   ¥1,113,400

昨年12月から断続的に続く大雨により、同国内では河川の氾濫や洪水、土砂崩れなどが発生し、86万人以上が被災しました。カリタスペルーは食糧、水、衛生用品の提供、住宅再建、保健、心のケアなどの支援を行います。

  1. 南スーダン:紛争・干ばつ緊急支援(EA12/17CJ 023-17

援助団体:カリタス南スーダン  ¥1,209,300

昨年7月エクアトリア地域で始まった紛争は全土に広がり、国外へ逃れた難民の数は累計130万人となりました。混乱した国内では飢饉も宣言され10万人が飢えに苦しんでいます。カリタス南スーダンは食料や物資の提供、生計手段の回復を支援します。

海外援助
  1. ミャンマー:カリタスミャンマー総会支援(CJ 011-17

援助団体:カリタスミャンマー  ¥109,100

昨年度、社会系活動団体として同国政府から認定登録されたカリタスミャンマーは、年に一度の総会開催が必要です。まだ経済基盤が不安定なことから、総会開催費の一部を支援しました。

国内援助
  1. 福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業(CJ 17-014

 援助団体:くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD) ¥1,522,100

熊本地震仮設住宅避難者への家電・備品配布3月分の支援額です。

東日本大震災
  1. 大阪教会管区:復興支援活動2017年度(CJ 17-005

援助団体:大船渡ベース     ¥10,906,988

大阪管区が運営する大船渡ベースの2017年度スタッフ人件費を支援します。

  1. 大阪教会管区:復興支援活動2017年度(CJ 17-006

援助団体:米川ベース     ¥11,098,968

仙台教区サポートセンターが運営してきた米川ベースは、2016年10月から大阪管区が運営することになりました。大船渡ベース同様、人件費を支援します。

  1. 長崎教会管区:復興支援活動2017年度(CJ 17-007

援助団体:大槌ベース     ¥18,887,279

長崎管区が運営する大槌ベースの2017年度活動費(人件費含む)を支援します。

  1. 東京教区:福島県内外における被災避難者への支援システム構築7年次/2017年度(CJ 17-008

援助団体:カトリック東京ボランティアセンター(CTVC)/カリタス南相馬      ¥36,544,306

東京教区が運営するカトリック東京ボランティアセンターとカリタス南相馬の2017年度活動費(人件費含む)を支援します。

  1. 仙台教区:復興支援活動2017年度(CJ 17-009

援助団体:カリタス釜石     ¥34,319,236

カリタス釜石の2017年度活動費(人件費含む)を支援します。

  1. さいたま教区:福島県いわき市仮設住宅支援2017年度(CJ 17-010

援助団体:いわきサポートステーション   ¥2,943,325

さいたま教区が運営するいわきサポートステーション「もみの木」の活動費(人件費含む)を支援します。

  1. 仙台教区:復興支援活動2017年度(CJ 17-011

援助団体:仙台教区サポートセンター/石巻ベース   ¥25,546,681

仙台教区サポートセンターと石巻ベースの2017年度活動費を支援します。