月間活動報告7月号ができました
会議関係
カリタスアジア総会・パートナーシップミーティング (6月11-13日)
地球上の叫びに対する癒しと尊厳のための行動をテーマに、カリタスアジアに加盟する23組織の代表がバンコクに集まり、誰ひとり取り残さない社会・環境問題解決のため、持続的かつ包括的な活動を確認しました。
カリタスジャパン委員会・部会合同会議(6月17日)
事務局、各部会の活動報告とともに、前回に引き続き、2025年4月以降の体制について話し合いました。
援助審査会(6月28日)
国内の緊急(能登地震)案件3件を承認するとともに、海外一般4件、国内一般3件は申請通り、国内案件1件は条件つきで援助部会に提案することになりました。
援助金交付先一覧 (2024年6月1日〜30日)
■海外援助
カリタスカンボジア
人身売買の防止と弱者女性のための職業技能開発センター 4,765,800円
正しい知識のないままに国外に移住労働を求めた結果、労働搾取の犠牲になるケースが後を絶ちません。被害を受けて帰国した女性たちに向けて、職業技能研修を実施して国内での再就職に向け支援を行い、同時に海外移住労働に関して理解を深め、被害を防止できるよう知識普及活動を行っています。
カリタスウクライナ
ウクライナ戦争に対する継続的な支援 4,257,200円
ロシアによるウクライナ侵攻が3年目に入り、同国東部・南部の住民や帰還民は、十分な食料入手と衛生状態の維持が困難になっています。そこで、このような市民が自ら生活を選択できるよう現金の給付を行い、衛生用品や暖房器具の支給を行います。
カームヤネツィ=ポジリーシクィイ教区(ウクライナ)
シャロベチカのリハビリテーションセンター設立(2年目) 3,065,040円
ロシアの軍事侵攻による犠牲者の遺族、近親者に対するグリーフケアや、心に傷を負った被災者のトラウマケアを行うリハビリセンターのレストランの什器購入を支援します。レストラン収益は、各種ケアのために必要となる経費に充てられます。
開所式(6月26日)でのテープカット
カリタスコンゴ
国内避難民に対する多角的な緊急支援 1,577,100円
内戦終結から20年を経た現在でも、北東部は政府の統治下になく、反政府勢力との戦闘を受けた国内避難民が身を寄せている地域の環境が悪化していることから、現金の給付に加え、食糧や医療サービス、トラウマケアを行います。
カリタスモザンビーク
自然災害及び紛争被災者に対する緊急支援 1,702,800円
内戦終結から30年以上経ちますが、反政府組織による戦闘行為やサイクロンや干ばつなどの自然災害による国内避難を続ける人々がいます。彼らに対し、避難先で農業技術を身につけることによる生計の立て直し、安全な水を得られるように上水道やトイレの修理を行います。
カリタスアジア
カリタスアジア地域総会及びパートナーフォーラム 472,770円
カリタスアジア加盟組織と域外のパートナーカリタスによる年次会合がバンコクで開催され、カリタスアジア未加盟組織もオブザーバー参加しました。しかし、設立後間もないことから参加旅費等の負担が困難なため、一部をカリタスジャパンが負担しました。
■国内援助
カリタス南三陸
コミュニティ支援とボランティアコーディネート 5,000,000円
被災によるコミュニティの離散やコロナ禍の影響で孤立を深める個人やコミュニティに寄り添う伴走型支援を継続します。具体的には、あらゆる相談ごとに対応するためのスタッフによる個別訪問や季節のイベントや遠足など、保養行楽行事の開催をサポートします。
東北GYROS(ジャイロス)
震災で壊れた炭窯の修復をきっかけに“森里海ひといのちめぐるまち”の体現とコミュニティ発展へ 1,820,000円
岩手県南三陸町入谷地区で山を手入れし、森林・自然との関わりを通してコミュニティの復興を推進します。震災前に実施していた炭窯の修復と炭づくりの再開を支援し、自然との共生やグリーンツーリズム推進の取組みをすすめます。
カリタス広島
カリタス広島立ち上げにおける初期活動 1,000,000円
広島教区カリタス「カリタス広島」の発足(2024年4月)に伴い、組織立ち上げの初期活動費支援として、教区内5県4ブロックの活動グループとの会合、活動推進に向けた計画のための会合、周知のための広報活動などを支えるため、それら活動の立ち上げ費用の一部を支援しました。
エレミヤ会
エレミヤ会立ち上げ支援 80,000円
エレミヤ会は信徒のみで構成されているボランティアグループです。自死遺族および近親者の方々の気持ちに寄り添い、心のケアと安らぎの場、交わりの場が提供されることを目的として、定期的な活動をしています。カリタスジャパンは団体の立ち上げを支援しています。
カリタスのとサポートセンター
能登半島地震被災地支援 ボランティアベース環境整備 801,108円
能登地震の被災地支援ボランティアの滞在場所として使用するため、羽咋(はくい)教会と七尾教会の長年使われていなかった場所を整備します。カリタスジャパンは、ボランティアが増える夏休みを前に行うエアコンの設置やトイレや水道など水回りの整備を支援します。