ロヒンギャ難民

カリタスバングラデシュの活動への支援を決定しました

8月25日、ミャンマー西部ラカイン州で起きた、イスラム教徒の少数民族ロヒンギャと治安部隊との衝突で、多くのロヒンギャの人々が国境を越え隣国バングラデシュへと逃れています。

国境に近いバングラデシュのコックス・バザールには、16万人以上のロヒンギャの人々が到着していますが、その数は今後30万人以上になると見られています(その後、507,000人/国際移住機関/10月2日)。

現地カリタスは9月初めに現地を訪れ、状況調査や聞き取りを行いました。人々は、裸足で、女性は子どもを抱き、モンスーンの雨の中を泥まみれになりながら、山がちな車道を歩いてここまできたと言います。

カリタスバングラデシュは、国際移住機関や現地行政と協力して、現在最も必要とされている食料の緊急支援を行います。

カリタスジャパンは、カリタスバングラデシュと国際カリタスの呼びかけに応え、この緊急支援に対して30,000USドルの資金拠出を決定しました。この件に関して、特に募金の呼びかけは致しませんが、お送りくださった募金については、カリタスバングラデシュの支援活動に充てさせていただきます。

ロヒンギャは、数世代にわたりミャンマーに居住しているイスラム教徒ですが、1980年代からミャンマー政府はロヒンギャを自国の民族と認めず、国籍と権利を与えるのを拒んできました。