月間活動報告2020年3月分ができました。
四旬節が始まりました
2月26日の灰の水曜日から四旬節が始まりました。
今年も「愛の献金」にご協力よろしくお願いします。
「四旬節2020」小冊子、ポスター、献金袋、募金箱などを各小教区にお送りしておりますので、必要な場合はお問い合わせください。
●四旬節黙想会(鹿児島県:谷山教会/2月29日~3月1日)
2日間にわたり、同教会主任司祭の頭島神父とカリタスジャパンからはイグナシオ神父が協働で黙想会を行いました。1日目の参加者は約30名、2日目の参加者は約60名でした。黙想会のテーマは、「教皇の訪日を受けてこれからの日本の教会『すべてのいのちを守る教会になるために』」でした。「四旬節2020」小冊子の中にある教皇様の四旬節メッセージ紹介や、教皇来日の東京ドームミサでの説教の内容にあった「野戦病院」や「日本社会での孤立」などの振り返りとともに、「今年の四旬節は何をすべきか」、また、「どのように歩んでいきたいのか」というテーマでイグナシオ神父が講話をしたのち、分かち合いをしました。講話の中では、使徒的勧告『ラウダ―ト・シ』『キリストは生きている』からの引用もありました。
●第1回カリタスジャパン委員会・部会合同会議(東京都:日本カトリック会館/1月29日)
2020年1月29日(水)、カリタスジャパンは設立50周年を迎えました。上記会議において責任司教の菊地功大司教により、50周年を記念したメッセージが読み上げられ、50周年記念の祈りを捧げて、この1年間を、単に過去の振り返りや50歳の祝いでなく、「これから」への始まりの機会にしていくことを確認しました。
メッセージならびにお祈りは下記ホームページURLをご確認ください。
https://www.facebook.com/caritasjapan/
またご希望の方には「カリタスジャパン50周年の祈り」を郵送いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
援助金交付先一覧(2019年2月1日〜29日)
国際カリタス緊急支援要請
1.スーダン:ダルフール避難民支援(EA03/20・Y3・CJ REF 006-20)
援助団体:カリタスイングランドウェールズ ¥1,091,100
スーダン西部のダルフールで政府と反政府武装グループとの衝突が起こったのは2003 年。今でも110万人が国内避難民として暮らしています。武力衝突は減少傾向にありますが、状況はいまだ安定しておらず、また基本的サービスやインフラの欠如により帰還は難しい状況です。カリタスとACT(プロテスタント系援助組織)は引き続き避難民の総合的支援を行います。
2.バングラデシュ:ロヒンギャ難民・受入コミュニティ住民支援(EA03/20・CJ REF010-20)
援助団体:カリタスバングラデシュ ¥2,189,600
2017年8月ミャンマー・ラカイン州の少数派イスラム教徒であるロヒンギャの人々は「民族浄化」に直面し、これまで90万人以上が隣国バングラデシュに避難しています。現在でも5万人超の難民がシェルターでの生活を余儀なくされています。現地カリタスは引き続きシェルターや衛生設備、教育支援、生計手段確保支援などを行います。
海外援助
1.バングラデシュ:少数民族教育支援(EPEC)フェーズ6(2020-22)(CJ REF 007-20)
援助団体:カリタスバングラデシュ ¥5,566,500
チッタゴン丘陵地帯で暮らす少数民族の子どもたちが初等教育を受けていくため、コミュニティ住民とともに小学校運営を実施しています。また、同プロジェクトを通して、教育の質が向上するように、教員研修や教材開発にも取り組んでいます。
2.モンゴル:貧困地帯の子どもセンター支援(CJ REF 008-20)
援助団体:カリタスモンゴル ¥2,737,000
自然災害被災などの影響で国内移住者が多いゲル地域を対象に活動している同センターでは、カトリックの幼児教育手法である「モンテッソーリ教育」を実践し、子どもたちの栄養改善、就学準備に取り組んでいます。また、保護者会活動を通して、親子の関係性を啓発し、新たな家族観を見つけ出す機会を提供しています。
3.モンゴル:カリタスモンゴル組織支援(CJ REF 009-20)
援助団体:カリタスモンゴル ¥2,737,000
同国カリタスの組織強化を目的とした研修の実施などに取り組み、安定した運営基盤をつくるための後方支援をしています。
国内援助
1.仙台教区:台風19号による被災地支援事業(CJ REF20-002)
援助団体:カリタス南三陸 ¥1,149,415
当該団体は、東日本大震災の復興支援活動を行っていますが、昨年10月の台風による災害が登米市や南三陸町でも発生したことを受けて、全国から駆け付けたボランティアとともに台風災害への緊急救援活動も実施しました。カリタスジャパンは、その活動を支援しました。
2.仙台教区:東日本大震災復興支援活動費(2019年度)(CJ REF20-003)
援助団体:仙台教区サポートセンター ¥5,807,814
東日本大震災復興支援活動の現地対策本部を担う仙台教区サポートセンターと、同センターが管轄する石巻ベースの2019年度活動費を支援しました。
3.仙台教区:被災地復興支援事業(CJ REF20-004)
援助団体:カリタス釜石 ¥22,579,807
釜石市で仮設住宅や復興公営住宅でのお茶っこサロンや各種イベント開催など、東日本大震災復興支援活動を行っている、カリタス釜石の2019年度活動費を支援しました。
4.東京教区:東日本大震災福島県内外における被災・避難者への支援システムの構築(10年次)(CJ REF20-005)
援助団体:カトリック東京教区ボランティアセンター ¥6,004,805
当該団体は東京教区の東日本大震災復興支援を実施する団体として、東京を拠点に活動を行っています。福島県や宮城県南部へボランティアとともに出向いての被災者との交流事業や、東京での講演会開催などを行っています。カリタスジャパンは10年次(2019年度)の活動費を支援しました。
5.福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業 1月分(CJ REF 20-006)
援助団体:熊本災害ボランティアネットワーク ¥5,909,800
熊本地震で家を失い、仮設住宅や見なし仮設で生活している方々への物資の支援を、地元の団体と協力しながら、継続して行っています。