月間活動報告2021年7月号ができました。
海外援助
パキスタン:カラチ教区における強制退去の影響を受けた人々への緊急支援ならびに復興支援
カリタスカラチ 1,677,482円
近年、気候変動の影響でパキスタン・カラチのクジャール川の洪水が頻発し、両岸のスラム街は大きな影響を受けてきました。さらに、パキスタン政府は洪水被害を減らすための川幅の拡張工事を開始、スラムに住む人たちに行き場所も与えないまま、強制的に立ち退き政策を実行しています。カリタスカラチは、立ち退きさせられた人々への当面の食事や衛生キット、キッチンツールを提供するなど、支援を続けています。
パキスタン:奨学金を通した、学生の知識と希望の光プロジェクト
カリタスファイザラバード 595,620円
パキスタンでは近年、高等教育の普及により大学を卒業する若者が増えていますが、新型コロナ感染症等の影響で、今年に入ってから、学業を継続できない学生が増えています。カリタスファイザラバードでは、60人の学生を選抜して奨学金を給付することで学業の継続を支援し、若い世代の将来への希望の光を灯し続けたいと願っています。
インドネシア:中部スラウェシ地震による被災世帯の復興支援
カリタスインドネシア 667,860円
2016年、インドネシアスラウェシ島中部で発生した地震は10万戸もの家屋が損壊するなどの甚大な被害を及ぼし、今もなお復興作業が続いています。カリタスインドネシアは教区カリタスとともに、住居やトイレの建設を進めています。また、本プロジェクトを通して、災害時協働トレーニングを実施していきます。
パレスチナ:ガザ侵攻後(の人びとのための)の医療改善事業
カリタスエルサレム 1,310,000円
5月に起きた軍事侵攻後のガザにおいて、カリタスエルサレムは、子どもや、妊産婦、高齢者、慢性疾患者への一次医療の提供と、医薬品や医療器材など医療施設への資機材供与、医療従事者へのトレーニングなどを行っています。多角的な支援を通してガザの人々の健康・保健環境の改善をめざします。
ウクライナ:ウクライナ危機の緊急対応
カリタスウクライナ 655,000 円
ロシアとの紛争が続くウクライナでは 係争地として政府の庇護の及ばない地域に暮らす人々の生活が脅かされています。カリタスウクライナは他の人道支援団体と協力し、教育や食料の確保、シェルターや水の提供などを行い、人々の生活を守るように努めています。
国内援助
鹿児島: 入所施設開所に伴う備品・車両購入、事務所整備
おいどんダルク 2,000,000円
鹿児島おいどんダルクでは、家庭的な雰囲気の中で回復プログラムを実施し、安心して参加できる施設を開所しました。カリタスジャパンは、家具など開所に必要な設備の購入を支援しました。
仙台: 繋いだ10年、繋がるこれから
カリタスみちのく 250,000円
東日本大震災から 10 年が経過しました。これまでカトリック教会の支援活動を行ってきた有志で、各ベースとのつながりを活かし、情報交換等を中心としたネットワーク「カリタスみちのく」を立ち上げました。カリタスジャパンでは、この活動の一部を支援します。