We are Caritas No.23(2022年12月号)ができました。
ご希望のかた(無料)は、事務局までお知らせ下さい。
巻頭言
クリスマスを象徴するあの幻想的な馬小屋のシーンは、「宿屋には彼らの泊まる場所がなかったから」起こった出来事でした(ルカによる福音書2章7節参照)。私たちのいのちを創造され賜物として与えられた神は、この世界に人としてこられたとき、安全安心な環境の中に迎え入れられたのではなく、拒絶され排除され、孤立のうちにそのいのちを生きる道を歩み始めました。
いのちは神からの賜物です。神はいのちを互いに助ける者となるように創造されました。しかし残念なことに、そのいのちは、世界各地で、ありとあらゆる理由から危機にさらされ続けています。地域紛争や、貧困、病気、暴力のために、毎年どれだけのいのちが危機にさらされ、また奪われていることでしょう。近年では、地球環境の悪化が指摘されますが、このいのちを育む大切な場である共通の家を、わたしたち自身が欲望を実現するために、危機に陥れています。
この二年間、わたしたちはコロナ禍のうちにあって、いのちの危機を肌で感じてきました。人と人との繋がりを感染対策は分断し、孤立と孤独は深まっています。こんな状況にあるからこそ、いのちを守るために、連帯と支え合いが必要です。連帯と支え合いは、いのちを生きる希望を生み出します。
希望を失い、危機に直面しているいのちが、世界にどれほどあることか。そのいのちに寄り添い、ともに歩み、希望を生み出す存在でありたいと思います。
カリタスジャパン 責任司教 菊地 功
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We are Caritas 23号は、クリスマス特集号となります。内面には「カリタスジャパン アドベントツリー」として、本年度のカリタスジャパンの活動に関連する写真を飾ったクリスマスツリーを縦型に配置しています。ツリーは、アドベントカレンダー形式(12月1~24日まで)となっており、ツリーの下には、それらの写真の説明、祈り、言葉、当日の福音の箇所を記載した表を掲載しておりますので、ご活用ください。
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カリタスジャパンアドベントツリー
カリタスジャパン アドベントツリー
それぞれの日にちに示された写真の説明、祈り、言葉、当日の福音の箇所を下の表に示しています。ともに救い主イエス・キリストの誕生を待ち望みながら、一日一日を祈りのうちに過ごせますように。
*カリタスジャパンフェイスブックにて、日毎に写真とその説明についてアップロードしていきます。