月間活動報告2025年7月号ができました。
会議関係
援助審査会(6月24日)
国内緊急案件1件(能登地震1件)を承認し、海外一般5件(インド、カンボジア、ネパール)、国内一般3件をカリタスジャパン委員会にて審議することになりました。
援助金交付先一覧(2025年6月1日〜30日)
■海外援助
カリタスモンゴル
デイケアセンター・プロジェクト 3,140,002円
モンゴルの首都ウランバートル市郊外には、就労機会と子女教育の就学機会を得るため、地方からゲル(テント式住居)とともに転居してくる貧困家庭が増えています。親の就労を支援するため、カリタスモンゴルは長くデイケアセンター(保育園)を運営し、2025年から複数年かけて持続可能な運営体制を構築することとしました。
カリタスマダガスカル
サイクロンに起因する洪水被害に対する緊急対応プロジェクト 1,164,450円
2025年に入りマダガスカル島では1月から3月までに6つのサイクロンが発生し、全島の生活環境と田畑に甚大な被害を与えました。
そのため、避難所生活を余儀なくされている世帯に焦点をあて、食料用現金給付などによりその生活を支援するとともに、寸断された経済・社会インフラを復旧し、救難活動の再開を目指します。
首都アンタナナリボの様子@Caritas Madagascar
カリタスアジア
カリタスラオス設立支援プロジェクト 4,381,500円
カリタスジャパンはアジア域内の設立間もないナショナルカリタスの機能強化を求められています。2023年から3年間、カリタスラオスと国内4使徒座代理区の教区カリタスに対し、その人件費・物件費の支給と地域の社会課題に対応するためのプロジェクトを形成しその実施支援を行っています。
ラオス地方給水プロジェクト@Caritas Japan
カリタスブルンジ
コンゴ難民に対する緊急人道支援 1,685,200円
2025年1月と2月に反政府勢力により州都を占領されたコンゴ民主共和国北キブ州及び南キブ州から、住民が難民化して東側で国境を接する国々に流入し、ブルンジ政府も2月から難民の受入れを開始しました。6.6万人を南部の2つのキャンプに受入れましたが、食料に対する支援が極度に不足しており、難民の栄養状態の悪化とそれに伴う感染症の流行がみられるため、人道支援の強化を行います。
■国内援助
一般社団法人カリタス南相馬
東日本大震災 福島県南相馬市周辺における被災・避難者・困窮者支援 4,915,818円
南相馬市周辺では、若い世代が流出して住民の多くが高齢者となり、引きこもりや孤独死が今なお重大な社会問題として残り続けています。高齢者の孤独死を防ぎ、地域のコミュニティを再生して地域活性化を図り、また、震災や原発事故の記憶の風化防止と情報発信を行っています。
特定非営利活動法人しんせい
ビニールハウス再建事業 1,940,000円
同団体は、2011年の福島第一原発事故後に障がい者支援活動を開始し、2019年より、故郷に帰還できない障がい者の「もう一度農業に関わる仕事がしたい」という夢を叶えるために農園事業に取り組んでいます。今年2月の大雪被害により、農園のビニールハウスが倒壊したため、その再建事業を支援しました。