月間活動報告2017年11月号ができました。
排除ZEROキャンペーン(2017年9月〜2019年9月)
リーチアウトフォト〜2千万人で地球一周!
「リーチアウト」とは「手を差し出す」という意味。「多国籍の人々と出会い、学び、行動する」というキャンペーンの趣旨に賛同してくださる方は、両腕を大きく広げ、「(難民・移住者の方々を)歓迎します!」という気持ちを表した「リーチアウトフォト」を撮って送ってください(お一人でもグループでも可能)。カリタスジャパンおよび国際カリタスのキャンペーンページに掲載されます。
各地の取り組み
吉祥寺教会(10月15日)
バサーに出展し、「排除ZEROキャンペーン」の紹介を行いました。
市川教会(10月22日)
多言語で行われた国際ミサとその後のパーティーに参加し、「排除ZEROキャンペーン」の紹介を行いました。
啓発部会より
10月21日、藤女子大学(札幌)でセミナーを実施しました。「さとにきたらええやん」上映後、舞台となったこどもの里の荘保共子さんの講演を伺い、身近な貧困問題について分かち合いを行いました(参加者80名)。
次回は東京で、同内容のセミナーを行います。参加費無料。詳細は、こちらをご覧ください。
- 日時:2017年11月11日(土)14:00~18:30
- 会場:YMCA青少年センター(東京)
- 共催:SIGNIS JAPAN
援助金交付先一覧(2017年10月1〜31日)
国際カリタス緊急支援要請
- コロンビア:ベネズエラ移住者人道危機(EA27/17・CJ 043-17)
援助団体:カリタスコロンビア ¥1,128,200
コロンビアでは、深刻な社会経済危機にある隣国ベネズエラからの移民が押し寄せ、国境付近で苦境に陥っています。現地カリタスは政府や他の支援団体と協力して、食料やシェルター、医療サービス、心のケアなどの緊急支援を行います。
- コンゴ民主共和国:カサイ地方危機避難民・受け入れコミュニティ緊急支援(EA29/17・CJ 047-17)
援助団体:カリタスコンゴ ¥1,128,100
カサイ地方周辺では、政府軍と部族勢力の対立による衝突で、多くの一般市民が国内外に避難し、140万人が影響を受けています。現地カリタスは食料と日用品の緊急支援を行います。
- シエラレオネ:鉄砲水・土石流被災者緊急支援(EA30/17・CJ 048-17)
援助団体:カリタスシエラレオネ ¥1,336,700
首都フリータウンは8月、人々が眠っている深夜の時間帯に発生した鉄砲水と土石流によって飲み込まれ、8600人が被災しました。現地カリタスは、食料や衛生用品、日用品などの支援を行います。
- ネパール:洪水災害緊急支援(EA31/17・CJ 049-17)
援助団体:カリタスネパール ¥2,256,400
ネパールは8月、過去10年間で最悪の大雨で、深刻な洪水、地滑り被害を受けました。現地カリタスは、食料や物資の提供、生活再建の支援を行います。
- バングラデシュ:ロヒンギャ難民緊急支援(EA32/17・CJ 050-17)
援助団体:カリタスバングラデシュ ¥3,384,300
ミャンマー西部ラカイン州で起きた、イスラム教徒の少数民族ロヒンギャと治安部隊との衝突で、多くのロヒンギャの人々が国境を越え隣国バングラデシュへと逃れています。現地カリタスは最も必要とされている食料支援を行います。
- パキスタン:モンスーン洪水災害緊急支援(EA33/17・CJ 051-17)
援助団体:カリタスパキスタン ¥1,128,100
今年のモンスーンの大雨では都市部が被災し、大都市でのデング熱の流行も深刻な問題となりました。現地カリタスは食料、日用品、医療サービスの支援を行います。
- メキシコ:地震緊急支援(EA34/17・CJ 052-17)
援助団体:カリタスメキシコ ¥2,256,200
メキシコ南部(9月8日)と中部(同20日)で発生した大地震に対し、現地カリタスは緊急救援活動(食料、水、衛生用品、シェルターの提供)を行います。カリタスジャパンは募金を受付けています。いただいた募金は今後の復興支援に充てられます。
海外援助
- イラク:母子支援(CJ 058-17)
援助団体:カリタスイラク ¥3,396,300
内戦状態が続くイラクでは、戦闘を逃れて国内避難民となった多くの人々が、劣悪な環境で暮らしています。カリタスイラクは、バグダッド市内、北部モスルおよび南部の8カ所のコミュニティセンターを拠点に、特にいのちを脅かされている乳幼児と母親(妊産婦)を対象に医療支援、栄養改善、職業訓練を行います。
国内援助
- 大阪教区:兵庫県内での薬物依存症者回復支援のための居場所としてのグループホーム開設事業(CJ 17-026)
援助団体:神戸ダルクヴィレッジ ¥2,000,000
当該団体は、 昨年8月兵庫県内初の薬物依存症者回復施設として設立されました。通所での回復プログラムには限界があり、共同生活をしながら回復を進めるための施設開設を計画しています。カリタスジャパンは、開設のための費用の一部を支援します。
- 東京教区:ドキュメンタリー映画製作と上映会(CJ 17-027)
援助団体:筋通性脳脊髄炎の会 ¥500,000
筋通性脳脊髄炎は日本では指定難病の対象になっていません。この病気の正しい理解を広めるために、当該団体は啓発用映画を製作しました。カリタスジャパンは、映画上映会の開催費用を支援しました。
- 東京教区:移住者の権利キャンペーン2020「ここにいる Kokoni iru」(CJ 17-028)
援助団体:移住者と連帯する全国ネットワーク ¥3,310,000
当該ネットワーク団体は、日本国内に約230万人いる移住者の存在を伝え、移住者に対する認識を深めるため、政策提言プロジェクトの一環としてキャンペーンを実施します。3年間のキャンペーンで、資金獲得のため広く募金を募る予定ですが、立ち上げの時の資金が必要のため、カリタスジャパンが支援を決定しました。
- 名古屋教区:自立訓練事業所「Step House」の移転拡張事業(CJ 17-029)
援助団体:岐阜ダルク ¥847,000
当該団体は、薬物依存症者の自立訓練事業所を運営していますが、入所希望者の増加により広いスペース確保が急務となっています。この度、広いスペースの物件への移転を計画しており、カリタスジャパンは移転費用を支援しました。
- 福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業(CJ 17-032)
援助団体:全国災害ボランティア支援団体ネットワーク ¥654,500
熊本地震仮設住宅避難者への家電・備品9月配布分の支援額です。