月間活動報告2018年11月号ができました。
排除ZEROキャンペーン
教会バザー(10月21日/東京都 吉祥寺教会)
昨年に引続き、排除ZEROキャンペーンを広く知ってもらうため教会バザーにカリタスジャパンも出展しました。今年は、教会のヨゼフ会(壮年会)の皆さんがTシャツ頒布などを手伝ってくださいました。
大阪教区「国際協力の日イベント」(10月21日/大阪カテドラル)
大阪教区恒例のイベントが大阪カテドラルで開催されました。出展ブースでは、シナピス(大阪教区社会活動センター)が排除ZEROキャンペーンのPRとTシャツ頒布を行ってくださいました。
国際フェスタ(10月28日/千葉県 市川教会)
昨年同様、多言語で行われた国際ミサとその後のパーティに参加し、「排除ZEROキャンペーン」の紹介及びグッズ販売を行いました。今年はパーティ参加者とともに「排除ZEROキャンペーン」のお祈りをささげました。
アフリカ視察 10月12日~26日/ウガンダ・エチオピア
ウガンダでは、カリタスウガンダが西部フォートポータル、ンバララ、カバレの3地域にある 貧困が深刻なコミュニティ内の600世帯を対象とした持続的な有機農業支援プログラムの視察をしました。
これは、コストのかからない持続性のある農業の在り方を伝授し、生活生計を促しながらコミュニティを底上げしていくプログラムで、カリタスジャパンが支援する3年間の1年目です。
特に水不足問題が深刻で、プログラム参加メンバーの大多数が山岳を上り下りしながら毎日水汲みを強いられている現状です。これまでの活動成果と現状課題を共有し、今後の方向性を話し合いました。
エチオピアでは、来年から始まろうとする「気候変動対策プロジェクト」地の視察として、首都近郊のボセット地域を訪ね、水不足の現状と災害対策の必要性を視察しました。
同地域のほとんどのコミュニティは、水源が遠く、3~4日に一度のペースで往復6時間かけてロバを連れて水汲みに行きます。他カリタスが設置した大きなポンプ式地下水源から水を引き、近郊のコミュニティの水汲み場へと繋げていくプログラムが期待されています。今後、先方の意向をもとに、カリタスジャパンの支援の可能性をみていく予定です。
啓発部会
長崎教会管区セミナー(10月6日/福岡県 美野島司牧センター)
同セミナーにて、「排除のない多様性社会をめざして」を実施しました。
当日は台風の影響で参加者は30名と小規模でしたが、8名の発題者による様々な現場からの排除、差別、孤立の実例や課題などが示され、会場全体で熱のこもった分かち合いを行うことができました。
カ障連横浜全国大会(10月20日~21日/神奈川県 聖光学院中学校高等学校)
同大会にて、分科会「排除のない社会をめざして」を開催しました。参加希望者が100名を超えたため、5グループに分かれて分かち合いを実施しました。
定例全国教区担当者会(10月30日~31日/東京都 日本カトリック会館)
カリタスジャパン定例全国教区担当者会議が実施されました。西日本豪雨災害、北海道地震災害などの報告後、今後の活動計画として「排除ZEROキャンペーン リレー写真展」の実施を決定しました。今後、全教区にてリレー形式で写真展を実施します。
援助金交付先一覧(2018年10月1日〜31日)
国際カリタス緊急支援要請
1.フィリピン:台風「マンクット」緊急・初期復興支援(EA26/18・CJ 050-18)
援助団体:カリタスフィリピン ¥647,100
9月に同国北部を襲ったスーパー台風により、100万人以上が被災し、農業分野でも大きな被害を受けました。現地カリタスは食料、シェルター、物資の緊急支援を行います。
海外援助
1.トーゴ:アフリカ南部4カ国を対象とした組織強化支援(CJ 040-18)
援助団体:カリタスアフリカ ¥3,393,300
カリタスアフリカが実施する同プロジェクトは、アフリカ南部(ボツワナ、スワジランド、ナミビア、南アフリカ)のカリタスを対象とし、アフリカ地域内の経験値の高いカリタスから学ぶ形の組織づくりのための人材育成などに取り組んでいます。
2.バチカン:国際カリタス事務局プログラム(CJ 047-18)
援助団体:国際カリタス ¥2,588,400
国際カリタス事務局が企画するプログラムの一部(南部アフリカでの人身取引対策ほか)を支援します。
国内援助
1. 横浜教区:全国カトリック手話研究会DVD作製事業3/3年目(CJ 18-023)
援助団体:日本カトリック聴覚障害者の会 ¥300,000
当該団体は、これまでカトリック用語と祈りの手話研究に取り組み、写真手話冊子を発行してきました。このたび新たに手話聖歌DVD作成を計画しており、カリタスジャパンは作成のための費用の一部を支援します。
2. 高松教区:女性用グループホーム新規開設のための物件改修事業(CJ 18-029)
援助団体:高知ダルク ¥1,000,000
当該団体では、女性の薬物依存症者回復施設としてグループホームを開設します。物件は確保しましたが、内部の改修が必要なため、そのための費用を支援します。
3. 名古屋教区:西日本豪雨災害における要配慮者に対する避難支援などに関する自治体調査(CJ 18-030)
援助団体:愛の実行運動事務局 ¥1,000,000
災害時の要配慮者への対応は重要な事柄ですが、課題も多いと言われています。当該団体では、この度の西日本豪雨災害における自治体での取組実態を調査して提言をまとめます。カリタスジャパンは調査のための費用を支援します。
4. 福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業(CJ 18-031)
援助団体:全国災害ボランティア支援団体ネットワーク ¥37,000
熊本地震仮設住宅避難者への家電・備品配布2018年9月分の支援額です。