月間活動報告2019年2月号ができました。
●カリタスデーin鹿児島(ザビエル教会/1月14日)
鹿児島教区と共催で「カリタスデーin鹿児島」をザビエル教会(鹿児島市)にて実施しました。中野裕明司教による挨拶では「40年前、自身が神父の時、カリタスジャパンとして鹿児島に何十名かのベトナム難民を受け入れたことがある。今、教区長となり、初めてのカリタスデーを鹿児島で開催できるというのは感慨深い。社会への奉仕は教会の役割の一つである、これを機に教区内での活動をより育んでいきたい」と述べられました。
その後、瀬戸高志神父による「神の愛のわざを今We are Caritas」の講演、教区内で活動をしている方々による発表と全体会による分かち合いがあり、中野裕明司教と教区内司祭による共同司式の派遣ミサで終了しました。当日は110名余が集いました。
排除ZEROキャンペーン
●名古屋教区 リレー写真展(2018年12月23日~2019年1月20日)
2018年12月23日から北陸ルートと東海ルートの2コースで実施した名古屋教区でのリレー写真展は1月20日に終了しました。講話、分かちあい、ビデオ鑑賞など、教会ごとの取り組みで、多くの人に「きっかけ」を提供しました。
多治見教会の教会学校では「排除」について一緒に学び、子どもたちはそれぞれの実生活から考え、分かち合いの後全員で「リンゴの木」を作成し、学んだ後の生活に活かせるようにと祈りを深めました。各教会の外国ルーツの人も「教会が出発地である」など多くのメッセージを寄せられ、参加者からも「お互いを知ることから始めたい」などの声が寄せられました。
各地の取り組み
●クリスマスチャリティーイベント(エリザベト音楽大学/12月22日)
チャリティーイベントを開催し、その収益をご寄付下さいました。
●街頭募金(新潟清心女子中学校/12月19日)
カリタスジャパンのポスター等を使用し、街頭募金をしてくださり、その収益をご寄付下さいました。
援助金交付先一覧(2019年1月1日〜31日)
国際カリタス緊急支援要請
1.フィリピン:熱帯低気圧「ウスマン」緊急支援(EA01/19 ・CJ008-19)
援助団体:カリタスフィリピン ¥626,150
昨年12月熱帯低気圧「ウスマン」が東ビサヤ地方に上陸し降り続いた大雨により各地で土壌流出、地滑り、鉄砲水が発生、70名以上の死者を含む被害をもたらしました。現地カリタスは食料と物資の緊急支援を行います。
海外援助
1.エチオピア:気候変動支援1/3 (CJ002-19)
援助団体:カリタスエチオピア ¥2,168,535
同国が直面している大きな課題は、水へのアクセスと気候変動の影響による自然災害。干ばつや水害の影響を受け貧困がより深刻化している地域を対象に、水路を通した水資源の確保をあわせながら、変動していく気候に対応した農地基盤をつくり、災害に強い農法を伝授していきます。
2.エルサレム:パレスチナにおける医療支援(CJ003-19)
援助団体:カリタスエルサレム ¥2,180,200
同国カリタスは、カトリックが持つ病院と連携しながら、医療が届かない人々へ「保険制度への加入補助」「医薬品の提供」「緊急医療処置」など多様なケースに対応しながら医療支援に取り組んでいます。慢性的な疾患を持つ人々には「生活保護支援」を加え、人間としての尊厳を守るための支援をしています。
3.バングラデシュ:少数民族教育支援3/3年目(CJ004-19)
援助団体:カリタスバングラデシュ ¥5,498,137
チッタゴン丘陵地帯で暮らす少数民族の子どもたちが初等教育を受けていくためのコミュニティづくりを目指し、コミュニティ住民とともに小学校運営を実施しています。また、同プロジェクトを通して、教育の質が向上するように、教員研修や教材開発にも取り組んでいます。
4.カリタスモンゴル:貧困地帯の子どもセンター支援(CJ005-19)
援助団体:カリタスモンゴル ¥2,725,250
自然災害被災などの影響で国内移住者が多いゲル地域を対象に活動している同センターでは、カトリックの幼児教育手法である「モンテッソーリ教育」を実践し、子どもたちの栄養改善、就学準備に取り組んでいます。また、保護者会活動を通して、親子の関係性を啓発し、新たな家族観を見つけ出す機会を提供しています。
5.カリタスモンゴル:組織強化支援(CJ006-19)
援助団体:カリタスモンゴル ¥2,725,250
同国カリタスの組織強化を目的とした研修の実施などに取り組み、安定した運営基盤をつくるための後方支援をしています。
国内援助
1.那覇教区: 沖縄ダルク女性ハウス新規立ち上げ事業(CJ018-35)
援助団体:沖縄ダルク ¥1,000,000
当該団体は女性の薬物依存症者の支援活動を行ってきました。現在の施設が手狭になったため移転し、新たに女性ハウスを立ち上げます。カリタスジャパンは、新ハウスの備品の一部を支援しました。
2.福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業(CJ 18-034)
援助団体:熊本災害ボランティア支援団体ネットワーク ¥221,900
熊本地震仮設住宅避難者への家電・備品配布2018年11月分の支援額です。
3.福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業(CJ 19-001)
援助団体:熊本災害ボランティア支援団体ネットワーク ¥1,085,364
熊本地震仮設住宅避難者への家電・備品配布2018年12月分の支援額です。