月間活動報告2020年7月号ができました。
援助金交付先(2020年6月1日〜30日)
■ 国際カリタス緊急支援要請
1. インド サイクロンアンファン被災者支援 (CJ REF 018-20)
カリタスインド ¥1,068,200
5月20日にインドとバングラデシュを襲ったスーパーサイクロン・アンファンの影響により、これまでに、20万戸が全半壊となり、約80人が亡くなりました。この直後、カリタスインドはシェルターの設置や感染症予防のための衛生用品の配布などの緊急支援を開始しました。サイクロンの季節に入り、こうした被害が増えることが予想され、新型コロナウイルス感染症(以下 コロナ)の拡大につながるとの懸念も広がっています。
2. ケニア 洪水災害支援(CJ REF 019-20)
カリタスケニア ¥1,077,900
3月から続いた豪雨により、これまでに約240人が亡くなり、80万人以上が避難生活を余儀なくされています。また、避難先シェルターでは衛生環境が悪化、コレラやコロナなどの感染症の拡大を招き、二次被害が後を絶ちません。カリタスケニアはこうした中で、衛生用品の配布や食料の配布、農業再開に向けた種子の配布、地元住民の争いを避けるための平和構築事業を行っています。
3. バングラデシュ 洪水災害支援(CJ REF 020-20)
カリタスバングラデシュ ¥1,077,900
インド同様アンファンが直撃したバングラデシュでは、20万戸が全壊し、約30人が死亡しました。カリタスバングラデシュはこれを受け、2,040世帯を対象に、シェルターの設置や食糧配布、衛生用品の配布などの緊急支援行っています。バングラデシュには難民も多く、こうしたサイクロンの直撃はコロナ禍の中、二重・三重苦を現地に招いています。
■ 国内援助
1. 東京教区 新型コロナ移民・難民緊急支援基金(CJ REF 20-017)
移住者と連帯する全国ネットワーク ¥2,000,000
当該団体は連携する団体との共同で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて生活に困窮する、日本に滞在する外国人の支援を行っています。カリタスジャパンも、その活動のための費用の一部を支援します。
2. 東京教区 足立インターナショナルアカデミーAIA教育支援(CJ REF 20-018)
足立インターナショナルアカデミー ¥350,000
当該団体は、近隣に住む外国人の子どもたちへの日本語学習などの支援を行ってきました。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、対面での支援が難しくなったため、オンラインでの学習機会の提供を開始します。カリタスジャパンはそのための費用を支援します。
3. 東京教区 なんでも総合相談会開催(CJ REF 20-019 )
つながる総合相談ネットワーク東京 ¥1,145,354
感染症の影響を受けて生活に困窮する人が増えています。そのため、これまで月1回開催していた相談会を月2回に増やして実施します。また、相談会会場での感染予防の対策も必要になってきます。カリタスジャパンは相談会開催の費用を支援します。
4. 東京教区 コロナ危機下におけるホームレス状態・
生活困窮にある方々への法的相談支援事業(CJ REF 20-020)
ホームレス総合相談ネットワーク ¥2,000,000
当該団体では、ホームレスや生活困窮者への電話相談対応とリーチアウト路上相談会を開催してきました。感染症の影響で相談件数が急増しているため、これまで週3日の電話相談対応を毎日実施することに変更しました。相談対応の後、必要な支援につながるためのサポートも必要で、その業務にこれまで以上に費用がかかっています。カリタスジャパンはこの取組のための費用を支援します。
5. 横浜教区 院内におけるコロナ感染症拡大防止(CJ REF 20-028)
聖マリアンナ医科大学 ¥2,000,000
新型コロナウイルス感染予防の取組として、病院の複数出入口で検温作業を行っています。検温作業にあたるスタッフの感染予防の観点から、それぞれの出入口に検温モニターを設置することにしました。カリタスジャパンは、そのための費用を支援します。
6. 福岡教区 仮設住宅などにおける生活に必要な家電・
備品配布事業 5月分(CJ REF 20-022)
熊本災害ボランティアネットワーク ¥570,740
熊本地震で家を失い、仮設住宅や見なし仮設で生活している方々への物資の支援を、地元の団体と協力しながら、継続して行っています。