月間活動報告2021年3月

月間活動報告2021年3月号ができました。

 

■四旬節「愛の献金」キャンペーン2021開始(2/17)

2月17日の灰の水曜日より四旬節「愛の献金」キャンペーンが始まりました。四旬節献金は、日本のカトリック教会における特別指定献金となっており、カリタスジャパンを通して国内外の多くの人々のいのちを守るため、また彼らの自立を助けるために使われます。(参照:カトリック情報ハンドブック)カリタスジャパンでは、四旬節の関連資料(四旬節小冊子、外国語趣意書、献金袋、愛の募金箱)を準備し、各小教区に配布しています。今年の四旬節小冊子は、教皇メッセージ、四旬節趣意書、年間カレンダーを配しています。ご入用のかたは、カリタスジャパン事務局までご連絡ください(送料含め無料)。

■We are Caritas 21号(2月20日発行)

今号は、2021年四旬節特集号です。四旬節小冊子の年間カレンダー(2021.4-2022.3)に掲載した活動(視察)写真の概要を紹介しています。ご入用のかたは、カリタスジャパン事務局までご連絡ください(送料含め無料)。

 

■海外援助

サイクロンイダイからの復興プロジェクトフェーズ2
カリタスモザンビーク              634,150円

モザンビークは世界最貧国のうちの一つです。2019年には気候変動の影響とみられる巨大なサイクロンに3度襲われ、600人以上が命を落としました。現在も186万人に支援が必要と言われています。カリタスモザンビークでは、重度の栄養失調児の支援や、シェルター提供をはじめ、最も脆弱な人々への人道支援を続けています。

平和的共存のための人道活動
カリタスエチオピア                525,900円

エチオピアでは、政府軍と北部ティグレ州を拠点とする政党との軍事衝突が続き、州内にいるエリトリア難民10万人に食料が届かず、大規模な飢餓が発生すると危惧されています。空爆やロケット攻撃を含む激しい戦闘が続く中、カリタスエチオピアでは、安全な飲み水や衛生キット、畜産物や種子などの配布のほかに、平和に共存するためのフォーラムなども実施しています。

東スーダンにおけるエチオピア難民支援
カリタススーダン                 1,039,800円

エチオピアのティグレ州を中心に起きた内紛の影響で、命からがら隣国スーダンに逃げこむ難民が5万人程いるといわれています。しかし、避難先のスーダンも貧しく、厳しい生活となっています。カリタススーダンは飲み水やシェルターの提供を通じて、人々の最低限の生活を守っています。

クロアチアにおける地震被災者へのシェルター提供支援
カリタスクロアチア                 639,950円

昨年末に140年ぶりともいえる大きな地震がクロアチアを襲い、無数の建物が倒壊しました。カリタスクロアチアでは国際基準を満たしたシェルターの提供を行い、被災した家族の支援を続けています。

西部スラウェシ地震への緊急対応
カリタスインドネシア              639,950円

1月15日に大地震に見舞われたスラウェシ島付近では、40名以上が死亡し、600人以上が負傷したといわれています。新型コロナの影響もあり、カリタスインドネシアでは感染症対策を踏まえた食糧・医療配布を含む緊急支援を行っています。

5つの地域における紛争被害者支援
カリタス中央アフリカ              639,950円

長年にわたる内紛で苦しんできた中央アフリカでは、昨年末の国政選挙をきっかけに武力衝突が激化しています。無辜(むこ)の市民の日常生活は脅かされ、食料や医療などの社会基盤も崩壊しています。カリタス中央アフリカは、こうした状況を憂慮し、医療支援や食糧支援、平和的対話の呼びかけなどを行っています。

チッタゴン丘陵地帯における少数民族のための教育プログラム
カリタスバングラデシュ           5,315,000円

チッタゴン丘陵地帯の少数民族は、ベンガル人に迫害され、人々から蔑まれ、教育を受ける機会も奪われています。カリタスバングラデシュでは、こうした事態を重く受け止め、現地で教育センターを運営するとともに、バングラデシュ政府や市民社会へのアドボカシー活動を行っています。

組織強化支援2021及び天文学キャンプ事業
カリタスキルギス                 2,681,522円

カトリック信者が400人ほどしかいないキルギスでは2017年に現地カリタスができたばかりです。カリタスジャパンでは若いカリタスキルギスの組織強化支援を行っています。また、カリタスキルギスが毎年実施する天文学キャンプでは、宗教を問わず100人以上の生徒が交流や天文の知識を深めます。こうした交流や学びを通じ、将来のキルギスを担う人材を育てています。

カリタスミャンマーからの報告

カリタスジャパンでは、2016年からカリタスミャンマーを通じて、現地の失業者や若者の支援を続けてきました。また、2021年もペコン教区を通じた支援を開始する予定でしたが、直前で今回のクーデターが発生し活動を断念せざるを得なくなりました。現地カリタス職員によると、銀行が封鎖され、インターネットも使えない時間があるとのこと。今のところスタッフは無事ですが、デモ隊の死者も日に日に増える中で、市民の安全は脅かされ、民主的で非暴力的な解決に向けたプロセスも不透明になっています。カリタスジャパンでは引き続きカリタスミャンマーからの報告をお知らせいたします。ともにお祈りいただけましたら幸いです。