月間活動報告2020年6月号ができました。
この危機的状況の中で厳しい状況に置かれた方々を心に留め、一日も早い終息と、皆様お一人おひとりが、健康に留意して過ごされますことをお祈り申し上げます。
新型コロナウイルス感染症緊急募金 受付中
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、緊急支援募金を受付中です。皆様の募金へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
募金受付口座は次のとおりです:
郵便振替:00170-5-95979
加入者名:宗教法人カトリック中央協議会 カリタスジャパン
*記入欄に「新型コロナ緊急募金」と明記してください。なお、「ゆうちょダイレクト」ならびに他行からお振込みいただく場合は、ご依頼人番号、氏名の後に「6257」(新型コロナ緊急募金の意向番号)を記入いただきますようお願い致します。
クレジットカード募金 開始
カリタスジャパンウェブサイト上で、クレジットカード募金を開始いたしました。いただいた募金は、当面の間、新型コロナ緊急募金に充てさせていただきます。
援助金交付先一覧(2020年5月1日〜31日)
■国際カリタス緊急支援要請
1.国際カリタス:COVID-19 緊急共同ファンド(CJ REF 016-20)
援助団体:国際カリタス ¥10,758,000
カリタスインターナショナルは新型コロナウイルス感染症の世界規模での拡大を受け、その影響を受けやすい貧しい国々、人々を支えるために、4月16日付でコロナ緊急基金を設立、世界中のカリタスに寄付を募りました。カリタスジャパンも国内の被害者支援とは別に約9万EUR(1,075万円相当)の寄付を決定し、国際カリタスに送金を行いました。6月3日付で、各国からの寄付は2,299,873EURに上り、そのうち1,547,981EURが既に貧しい国々のカリタスを経由して現地の活動に使われています。
■ 海外援助
1.ウガンダ:持続可能な農業開発支援(CJ REF 013-20)
援助団体:カリタスウガンダ ¥5,381,044
カリタスウガンダが行っている農業を通じた持続可能な地域開発は、対象地域を変えながら、今年で17年目を迎えています。農業が主な収入源であるウガンダでは、農家の人々の安定が国家の安定に繋がります。支援対象者の農家さんには、収穫高を上げるための研修を行ったり、市場拡大のノウハウを教えたりしながら自分たちの手でより良い生活を目指す術が伝えられています。カリタスジャパンでは、特にマンスリーサポーターからのご寄付をこの支援事業に当てています。
2.マダガスカル:ダム修復プロジェクト(CJ REF017-20)
援助団体:マリアの聖心会マダガスカル ¥1,619,616
マリアの聖心会マダガスカル管区では、30年前に現地の農民の灌漑能力を高めるために小規模ダムの建設を行いました。このダムで支えられている農家は260世帯、2300人に上りますが、このダムの劣化が激しいため、カリタスジャパンの支援でダムを修復することになりました。これによって現地の農家の水不足や盗水被害が解消されます。ダムは修道会によって管理され、また長い間現地の人の支えになります。
■ 国内援助
1.大阪教区:子どもたちに未来を(CJ REF 20-012)
援助団体:シナピス ¥2,000,000
大阪教区が運営する当該団体は、外国籍・外国にルーツを持つ子供たちならびにその家族の生活支援を行っています。厳しい社会環境のもと、各地の教会を通じて上がってくる支援要請が増える中、資金確保が厳しい状況です。カリタスジャパンは昨年から開始された3年プログラムの2年目の活動費の一部を支援します。
2.仙台教区:東日本大震災被災避難者支援 2020 年度 事業費(CJ REF 20-010)
援助団体:カリタス南相馬 ¥19,243,764
東京教区が立ち上げた当該団体は、昨年から一般社団法人として独立し、東日本大震災復興支援活動を継続しています。福島県南相馬市にあるベースを拠点として、南相馬市や浪江町の団体や施設からのボランティア要請への対応や、見守り活動、サロン活動、イベント開催などの活動です。カリタスジャパンは、2020年度の活動費を支援します。
3.東京教区:令和元年台風19号災害への支援物資事業(CJ REF20-016)
援助団体:全国災害ボランティア支援団体ネットワーク ¥30,000,000
昨年10月に発生した台風19号災害の被災者は、仮設住宅での生活を開始しています。カリタスジャパンは当該団体と協働で、長野県と福島県の地元の団体の協力のもと、仮設住宅(みなし仮設も含む)での生活に必要な物資の支援を行います。
4.福岡教区:仮設住宅などにおける生活に必要な家電・備品配布事業 4月分(CJ REF 20-021)
援助団体:熊本災害ボランティアネットワーク ¥2,595,120
熊本地震で家を失い、仮設住宅や見なし仮設、復興公営住宅で生活している方々への物資の支援を、地元の団体と協力しながら、継続して行っています。